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ローンの借入額が1000万円以上で借入期間が10年以上であることと、電子マネーとクレジットの一体型カードに加入することが条件。引き落とし時に買い物金額から割り引く。割引合計額の上限は、ローンの借入額が2000万円未満なら年45万円、2000万以上なら年90万円。
画一的だと思われていた住宅ローンですが、いろいろとサービスが多様化されていますね。繰上返済が無料だったり、預金残高分は利息を払わなくてよかったり。
疾病保障付の住宅ローンが出てきた時も、かなり驚きましたが、今や疾病保障ですら無料とする銀行が出てくるなど、住宅ローンを検討している方にとっては良い動きですね。
そしてこれもサービスの多様化の1つかもしれませんが、イオン銀行が住宅ローン利用者に対して、系列のジャスコやマックスバリュといったスーパーの商品全品を5%割り引くというものです。これはかなり魅力的ですね!
よくアパレルブランドなどはメンバー制度などによって何%か割り引かれるケースもありますが、そもそもの定価が割高だったり、そんなに頻繁に購入しない場合はあまりありがたみはありません。
でもジャスコやマックスバリュなら違いますよね。そもそもの定価が割安ですし、品揃えも豊富ですし、何より食材や日用品を購入する場合が多いでしょうから、普段の支出を削減できる効果が期待できそうです。
またイオン銀行を利用する方の多くは、やはり普段からイオンやジャスコを利用している方でしょうから、なおさらうれしい場合が多いのではないでしょうか。
では、その具体的な経済メリットは一体いくらくらいなのでしょうか?
統計的には2人以上の世帯の平均的な月々の消費支出は約30万円で、その中で食費は約23%。つまり金額になおすと約7万円ということですね。これが全部5%引きになるとすると毎月3,500円浮くことになります。年間になおすと42,000円。
これを住宅ローン金利で逆算してみると30年で3,000万円借りた場合、「年0.2%引き」くらいの効果はありそうですね。思いっきり手計算なので間違っているかもしれませんが・・・。
ただし、この割引はあくまで当初5年間だけなので、「5年間0.2%引き」くらいに思えばいいのかもしれません。
加えて前提としては月7万円を全部イオンやジャスコで買う場合となっていますが、毎月7万円、スーパーで買い物をする人ってどれくらいいるのでしょうね?2日に1回、3,000円の買い物をしても月4万5,000円ですよね。
おそらくこの「7万円」の中には、外食や昼食、ジュース・コーヒー代なども含まれているのではないですかね?それらも全てイオン系列のお店で代替できる人は、もう従業員くらいだと思いますので、あくまで、自分の支出の中でのイオン割合/ジャスコ割合を冷静に計算して損得を考えればいいと思います。
また移り変わりの激しい流通業界ですから、いつ何時、家の前にジャスコより安いスーパーができるかわかりません。ライフスタイルの変化はいつも予想外に起こるものですから、やはり基本的には「オマケ」として考えるべきなのでしょうね。
でも、こうやってあの手・この手でユーザーにサービスし、差別化を図ろうとする姿勢自体は大変すばらしいと思います!
(編集部)