最新の
今、最も人気の住宅ローンをご紹介します。
※当サイトには広告リンクが含まれています。

■トップページ > 住宅関連ニュース > 詳細記事

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

住宅ローン お役立ちコンテンツ

住宅関連ニュース

このページでは、住宅ローン、住宅に関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2010年4月20日

<産経新聞>

住宅エコポイントはCO2削減に見合う?


【社会部オンデマンド】


 「省エネ型住宅の建設やソーラーパネルなどの設置で、政府から住宅エコポイントがもらえると聞いています。高断熱の住宅の省エネ効果は理解できますが、ソーラーパネルなどはポイントとして支払われた金額に見合ったCO2削減効果があるのでしょうか」=長崎市平和町のアパート経営(55)


 ■CO2削減と経済効果の“一石二鳥”が狙い


 住宅エコポイントとは、省エネ効果の高い住宅を建てたり、壁や窓を断熱効果のある素材に換えるなどのリフォームを行った場合、最大30万円相当のエコポイントが国から受け取れる制度だ。申請の受付は3月8日から始まっており、新築は平成21年12月8日以降、リフォームは22年1〜12月に着工した建物が対象。国は景気対策として、平成21年度第2次補正予算に1千億円を計上した。

 エコポイントは商品券や国内の地域産品、省エネに配慮した商品などと交換できるほか、新築の場合は工費に、リフォームの場合は水回りなど同時に実施するほかの工費に充てることもできる。環境省などによると、受付から3週間でエコポイントを申請した人は3690人、うち8割以上が商品券と交換。使い勝手のよい商品に、人気が集中しているようだ。

 一方、長引く不況で冷え込みが続く住宅関連メーカーでは、“特需”を見込んだキャンペーン合戦が始まっている。

 大手住宅メーカーの「アキュラホーム」(東京都新宿区)では、戸建て物件の購入者を対象に、エコポイントを含む90万円分の設備を無料で付けられるキャンペーンを2月12日から実施。50棟限定で販売したところ、1週間で完売した。

 同じく「大和ハウス工業」(大阪市)も負けていない。同社では、戸建て物件の購入者を対象に、エコポイントとは別に独自に60万円を現金で支払うキャンペーンを4月5日から開始。広報担当者は「省エネ住宅の快適さは、実際に住まないと分からない。この機会に、断熱効果の高い住宅の快適さを知ってもらえれば」と話している。

 それでは、実際にエコ住宅で暮らすことは、消費者にとってどんなメリットがあるのだろうか。


■住んで分かる省エネ住宅の快適生活


 省エネ住宅に詳しい慶応大理工学部システムデザイン工学科の伊香賀俊治教授は、「窓を換えるだけ、ソーラーパネルを付けるだけでは、そこまで大きな省エネ効果は期待できません。効果を得るためには、思い切った投資がある程度は必要です。一方、それなりの設備を備えれば、かなりの省エネにつながるのも事実です」と説明する。

 そもそも、断熱素材や二重ガラス、エコ給湯器といった省エネ住宅に欠かせない設備は、効果が目に見えない上に価格も高いため、住宅を建てる際に多くの人が予算から削ってしまいがちだ。しかし新築時に消費したCO2も、エコポイントの基準に沿った断熱設備の整った住宅を建てれば、数年で元が取れるという。「国が進めるCO2の削減目標を達成させるには、省エネ住宅の普及は欠かせないのです」と伊香賀教授。

 ただ、費用の回収となると話は別のようだ。伊香賀教授によれば、エコポイントの基準を満たす住宅を建てたとしても、その費用を浮いた光熱費で回収するまでにかかる期間は約25年。これが、エコ住宅の普及が進まない大きな原因だ。

 しかし、エコ住宅に住むことで受けられる恩恵は予想以上に大きい。伊香賀教授がエコ住宅に移り住んだ人にアンケート調査を行ったところ、風邪を1年に2回以上ひく人の割合は、建て替え前が30%以上だったのに対し、建て替え後は13%程度に減っていた。また、暖かい住宅の方がお風呂の温度を低く設定する傾向にあるといい、「高齢者の入浴中の突然死は水温の高さも一因とされる。暖かい住宅が事故を減らす可能性もある」と分析する。

 こうした医療費などの軽減はほとんど注目されてこなかったが、省エネ住宅によって受けられる恩恵として換算すると、投資費用を回収するまでの期間が20年以下に減るという。さらに今回のエコポイント制度を活用すれば、期間は15年程度まで縮まるというのだ。

 ただ、どんなに頑張って省エネの設備を導入しても、支払われる補助金は上限30万円。「制度の分かりやすさを重視した結果だが、本当にエコ住宅の普及を進めたいのなら、頑張った人にはそれなりのエコポイントがもらえるような仕組みを作るべき。制度も1年限りではなく、継続させないと意味はない」と伊香賀教授。国には、省エネ住宅を普及させる継続的な取り組みが求められている。

今回の記事は住宅エコポイントというよりは、省エネ住宅に関するものです。「経済効果」や「オトク感」だけでなく、「CO2削減効果」や「居住メリット」という切り口から分析しているのが面白いですね。

省エネ住宅の経済効果ですが、「エコポイントの基準を満たす住宅を建てたとしても、その費用を浮いた光熱費で回収するまでにかかる期間は約25年」ということですね。そもそもそれらの機器の耐用年数は25年ももたないと思いますし、仮にもったとしても経年劣化で性能が落ちそうですし、実際には費用の回収にはもっと時間がかかるのではないでしょうか。

日本の住宅の寿命は平均約30年ですから、30年で建て替えるとすると、「全額回収は困難」と考えた方がいいのかもしれません。

一方でCO2削減効果という意味では、新築時に消費したCO2も「数年で元が取れる」ということなのでこれはOKですね。

また面白いと思ったのは居住メリットで、アンケート調査によれば「風邪を1年に2回以上ひく人の割合は、建て替え前が30%以上だったのに対し、建て替え後は13%程度に減っていた。」ということで快適であるのは間違いなさそうです。

そもそも家を購入したり、新築したり、建て替えたりする大きな理由は、より住みやすい家、より快適な家を求めるからですね。単純に経済効果だけを考えるのであれば、今の家で我慢していたほうがいいに決まっています。特に持ち家の場合はそうですよね。

であるならば、エコ住宅も、「より住みやすくするオプション」の1つとして考えていくほうが自然なのでしょうね。内装やシステムキッチン、お風呂まわりなどはいろいろな選択肢があると思いますが、それと同じような感覚で断熱材やエコ設備も考えた方が、そこで変に「地球環境のために」みたいなデッカイ概念を持ち出すよりも、判断しやすいし、逆に普及が進むような気もしますね。

しかし個人的には、風邪を1年に2回以上引く人の割合が30%という時点でそもそも低いような気がしますね。何を持って風邪と定義するのか分かりませんが、発熱するほどの風邪は確かに1年に1〜2回くらいかもしれませんが、のどが痛いとかせきが出るとか鼻水が出るというのは、その数倍あるような気がします。

「建て替え後に13%程度に減った」というのは間違いなく低いと思いますが、もともと隙間風が入ってくるような家であれば、エコ住宅でなくとも新築に建て替えるだけでそれくらいの効果があるような気がしなくもありません。

というわけで統計結果として納得するにはもう少し元データを見たい気もしますが、とはいえ相対的に「風邪を引かなくなった」のは間違いなさそうですから、それはそれで省エネ住宅のメリットとして考えておけばいいのだと思います。

記者は一軒家にもマンションにも住んだ事がありますが、最大の違いの1つは、室内温度の違いですね。マンションはとにかく温かいです。冬でも日当たりがよければ暖房があまりいりません。なぜかと言うと、やはり構造的に外気に触れる部分が少ないからですね。一軒家でもマンションと同じくらいの断熱効果が得られるなら、それは間違いなく快適でしょうね。

とは言いつつ、マンションに住んだら風邪を引かなくなったという経験は特にはありません。そもそも風邪は、体内に入った異物を取り除こうとする免疫作用なわけですから、「体にいいこと」なわけで、これ以上、免疫能力を弱めていいのかどうかは若干、疑問が残るところです・・・。

ちなみに読者の質問である「ソーラーパネルなどはポイントとして支払われた金額に見合ったCO2削減効果があるのでしょうか」という問いには答えていない気がするのは記者だけでしょうか??

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

PAGE TOP

住宅ローン お役立ちコンテンツ

トップページ
New! 2024年4月の住宅ローン金利比較・ランキング
New! 2024年4月のフラット35金利比較・ランキング
住宅ローン金利推移と住宅ローン金利動向について
住宅ローンシミュレーション(シュミレーション)について
住宅ローン審査の9大基準 落ちた理由は?対策は?
最新住宅関連ニュース :
住宅ローンの基本 :
地価動向について
住宅ローン減税/住宅ローン控除について

PAGE TOP

住宅ローン お役立ちリンク

引越し業者一括見積もり
トップページ