※当サイトには広告リンクが含まれています。
住友不動産の府中のマンションは、京王線府中駅から徒歩3分の「馬場大門けやき並木」沿いで建設が進む。第一期一次は角部屋中心の専有面積43・61〜87・84平方メートルの2LDK〜3LDKの物件で、価格は3900万〜7900万円。平均坪単価は270万円で、2000年以降に販売された府中市の3LDKマンションでは最高水準の価格ながら、一気に売り切れた。駅に近く、並木通り沿いという立地が評価されたという。同マンションにはこれまでに1800件の問い合わせのほか、マンションギャラリーには500組の客が来店しているといい「残りの戸数も好調が予想される」(同社)という。
三菱地所の首都圏の物件販売も絶好調だ。5月に売り出した品川の51戸の物件のほか、都内の石神井公園に建設を進める43戸の物件がそれぞれ即日完売。さらに神奈川県の江ノ島に建設を進めるマンションの第一期分の47件も当日に売り切れた。それぞれ駅に近い立地などが評価された。
都心のマンションは、投資用不動産として購入されるケースも多く、「このまま販売の好調が続けば、供給が足りなくなる恐れもある」(大手不動産ディベロッパー)との指摘もある。
今回は、景気のいいこちらのニュースから。都心の住宅販売が上向いてきているのは、みなさんよくご存知のことだと思いますが、実際、新発売のマンションの売れ行きも好調のようですね。
記事では住友不動産と三菱地所のマンションが取り上げられていますが、それぞれ立地は、府中・品川・石神井公園・江ノ島ということで、品川を除けば都心というより郊外物件ですね。郊外の物件にまで回復基調が広がってくるのだとすると、いよいよ販売回復の裾野が広がってきたなぁ、という感じがいたします。
ただ府中の物件も庶民向け、というよりは44平方メートル〜88平方メートルの2LDK〜3LDKでお値段が3,900万円〜7,900万円とかなりの高額物件。2極化が指摘されて久しいですが、やはり資金に余裕のある人が動いている、ということなのですかね。
しかしいくら徒歩3分の好立地とはいえ、ちょっと高すぎる気もしなくはないですね。ホームページをのぞいてみましたがお値段等は掲載されていませんでした。間取りも東向きと西向きが中心のようですし、なぜこんな価格設定が可能なのでしょうね!?あまり良く分かりませんでした。
記者は素人なので、5,000万円とか6,000万円の物件を購入するのであれば23区内の、たとえば世田谷区・杉並区とか、あるいは港区・中央区などの都心の物件を購入するような気がしますが、ニーズはいろいろあるということなのですかねー。
ちなみに別の記事によれば三菱地所の石神井公園の物件は最多価格帯が4,500万円〜6,500万円台で、江ノ島の物件は3,000万円台〜7,000万円台。広さはわかりませんが恐らく住友不動産の府中の物件と同じように2LDK、3LDK中心のファミリー向けと思われますので、やはりかなりお高い印象を受けます。
住友不動産や三菱地所のブランド力は当然あると思いますが、それでも購入している層は富裕層、とまでは言わないまでも中流と言うよりは上流の方々なのでしょうね、たぶん。あるいは意外にシニア世代が多いのかもしれませんが。日本の場合、シニアになればなるほど金融資産が増える構造になっております。
駅徒歩3分でなくていいので(笑)、徒歩10分くらいでもう少しお手ごろな物件が出てくれば、住宅販売の回復もいよいよ本物になってきますね。期待したいと思います。
(編集部)