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すでに比較表をご確認の方はご存知の通り、1月の住宅ローン金利は長期固定金利を中心に少し上昇しました。その理由はといえば、金利が11月と比較して12月は上昇したからですね。住宅ローンと関係の深い国債の長期金利はこういう推移になっております。
12月下旬から少し調整しておりますが、10月頭を底にして0.3%程度上昇している計算ですね。
10月頭といえば、日銀がゼロ金利政策の再開を発表するなど追加の金融緩和を発表したタイミングで、金融を緩和すればお金がジャブジャブ余るわけで本来的には金利が下がるわけですが、そこから上昇するという何ともチグハグな動きを示しておりました。
これはどうやら、この時期に日本の銀行が保有している国債をどんどん売却していったことが原因であり、あくまで通常ではない動きということのようですが、住宅ローンを検討されている方にとっては今後の金利動向は当然、気になるところです。
記者は専門家ではありませんので、今後金利が上昇するのか低下するのかサッパリ分かりませんが、1つ言えることはこれ以上金利が低下することはあまり考えにくい、とういことですね。金融緩和策はほぼ出尽くしておりますし、景気もまぁ、少しは回復していくでしょうから、金利が低下する要因はそれほど多くはありません。
景気が回復すれば、金利も上昇しますからね。
また景気が回復し、デフレも収まれば、ゼロ金利も解除されますから、金利がさらに上昇する要因となります。
そう考えれば、やはり今年は、金利はどちらかと言うと上昇する可能性の方が高いと思われます。
・・・などと書くと、住宅ローンを検討されている方を焦らせてしまうかもしれませんが、ではどれくらい金利が上昇するかと言うと、正直、それほど大したことはないでしょうね。いつも引用している長期金利の期間10年のグラフですが、好景気の時でも金利は大して上昇していません。
この10年間、長期金利はずっと1.5%前後をウロウロしていることがわかります。仮に今年、金利が上昇したとしても1.5%前後、というレベルではないでしょうか。焦って住宅ローンを借りる必要はないと思います。
それよりもまず、「相思相愛」となれる物件に出会える事の方がよっぽど大切ですね。今年は物件の供給が昨年より増える見込みですから、希望の物件に出会える確率も高まりそうです。みなさまが、良い物件に出会えますことをお祈りしております。
(編集部)