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<編集部からのコメント>
6月ももう月末ですね。サラリーマンや公務員の方々にはうれしいボーナスも概ね支給されたのでしょうか?
いよいよ来月は、そうしたボーナス狙いの本格的なセールが始まってきますね。気持ちが大きくなりがちなこの季節。勢い余ってマイホームを衝動買いしてしまう・・・と言うような人は少数派だと思いますが、ボーナスを機会に「お金」について考え、そこからライフプランや現状の支出について問題意識をもち、住宅購入を検討しはじめる、というような方はいるかもしれません。
必ずしもマイホームを購入しないといけないとは思いませんし、そもそも長く住みたいと思えるような家や土地に出逢わない限り焦って購入してはいけないと思いますが、購入するにせよ、しないにせよ、そうやって住宅購入を含めたご自分の人生設計を考えることはもちろん悪いことではありませんね。
また、既に住宅を購入し住宅ローンを利用されている方の中にも、ボーナス支給を契機にご自分の住宅ローンについて見直す人は多いかもしれませんね。
実際、いくつか発表されたボーナスの使い道アンケートでも、ボーナスの何割かは住宅ローンの返済に回すという方の割合が多かったと思います。もちろん、そうやってどんどん繰り上げ返済すれば、支払う利息も減るし、完済時期も早まるしと良いこと尽くめです。ぜひお取り組みいただきたいと思います。
そうした繰上げ返済時にはたと気になるのが、現在の借入金利や、繰上げ返済の手数料・利便性でありまして、超低金利が20年近く続いているとは言え、間違いなく今が、住宅ローン金利が最低水準になっているタイミングでありますし、繰上げ返済についても無料は当たり前、利便性もネットで簡単にできる住宅ローンが増えています。
今利用している住宅ローンの金利や手数料が今ひとつだと気づいてしまった方は、これを機会に借り換えを含めた見直しを検討されてはいかがでしょうか。
さてそんな、これから住宅ローンを検討される方も、既に住宅ローンを借りている方も気になるのが金利動向ですが、住宅ローン金利と関係の深い「長期金利」=10年もの国債金利の最近の動きをチェックするとこうなっております。
■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)
ものの見事に下がっておりますね。思ったより低いです。先月のこの時期は0.85%前後ということでしたが、1ヶ月経って足元では0.80%前後という状況です。0.05%下落したことになりますね。
0.05%というとわずかという感じに聞こえるかもしれませんが、すでに1%を切っている金利水準のもとでは、この変動幅は大きいですね。
数日前まで下げ止まりの兆しもありましたが、ここに来てさらに下落しはじめているようにも見えます。一体どこまで下がるのでしょうね!?ここまで下がると見当もつきません。
いずれにしても金利が低いということは、住宅ローン利用者にとっては引き続き追い風の状態が続いていることになります。
ここでいつものように、早めに7月の金利を発表しているソニー銀行の住宅ローン金利を、6月と7月で比較するとこういうことですね。
◆ソニー銀行住宅ローン金利
・変動金利 : 0.872% → 0.872% (変わらず)
・10年固定 : 1.692% → 1.674% (下がる)
・20年固定 : 2.330% → 2.316% (下がる)
・30年固定 : 2.448% → 2.422% (下がる)
予想どおり、長期金利の低下を受けて、やはり10年〜30年の金利は少し下がっておりますね。ソニー銀行はフラット35は取り扱っていませんが、7月のフラット35の金利もやはり下がるものと思います。
多くの方は変動金利タイプ狙いだとは思いますが、長期固定金利タイプ狙いの方は、各銀行の住宅ローン金利だけでなく、長期金利の動向もしっかりチェックしてみてください。