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<編集部からのコメント>
10月となりました。気がつけば2012年も最終コーナーに差し掛かってきましたね。早いものです。9月はやはり歴史的な残暑だったようで、何となくまだ夏が続いている感覚がしておりましたが、日差しは暑いものの、気温はさすがに涼しくなってきて、秋が近づいている感じがします。着実に秋、そして冬へと季節は変わっていくのですね。
しかし気象庁の長期予報では、今年の夏は冷夏と言っていたような気がするのですが・・・。
年初に立てた目標はさっぱり思い出せませんが、悔いのないようしっかりと過ごしていきたいものです。
もし年初にマイホーム選びを目標とし、まだ目標実現に至っていない方にとってはモデルルームに行くにせよ、モデルハウスを訪れるにせよ、よい季節となってきましたね。
加えて、時期的にもここから来年3月までは不動産市場が盛り上がってくるタイミングですし、消費税増税前の駆け込み需要を狙った供給増も期待できるかもしれません。
もちろん焦ったり、慌てて買う必要は全くありませんが、供給が増えれば選択肢も増えてきますし、仮にそこまで需要が広がらなければ積極的な値引きなどの販売競争も期待できるかもしれません。ポジティブな影響があるのであれば利用しない手はないですね。
そんなこれから住宅ローン選びをされる方や、借り換えを検討されている方にとっても気になるのが住宅ローンの金利動向ですが、今月はかなり興味深い動きをしました。つまり住宅ローン金利を引き上げる銀行も、引き下げる銀行も両方出てきたのですね。荒っぽくまとめればこのような動きになっています。
・ネット銀行 : 住宅ローン金利引き下げ
・メガバンク : 住宅ローン金利引き上げ
・フラット35 : 住宅ローン金利引き下げ
要はネット銀行やフラット35などが金利を引き下げる中で、メガバンクが金利を引き上げたのですね!記者は長期金利の動向などから今月は当然、住宅ローン金利は下がるものと思っていましたので、メガバンクの金利引き上げは驚きでしたが、どのメガバンクも横ならびで上げているところを見れば、今月の金利を決定するタイミングの違いがこうしたバラバラな動きを生んだのでしょうね。
ちなみに住宅ローン金利と関係の深い長期金利の動向はこのようになっています。
■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)
9月は初旬に下落し、中旬に上昇し、下旬に下落した、という動きですかね。小幅に上がったり下がったりとい動きをしましたので、上記のような今月のバラバラな住宅ローン金利動向につながった、ということなのでしょう。
気になるのが今後の動きですが、足元では0.7%台に再突入し、大きく下落している状況ですね。
翻ってみれば、9月は日米欧で相次いで追加的な金融緩和が実施されました。金融緩和が行われれば金融市場にお金があふれることになりますので、金利の低下圧力となってきます。
金融緩和によって景気が回復すれば、むしろ金利が上昇するということもあるのでしょうけれど、そうでなければ金利は下落する可能性が高くなるということですね。そう考えると、当面はやはり市場金利も住宅ローン金利も一層の低下が期待できそうです。
では今月の住宅ローン金利の具体的なレンジはと言うとこのようになっています。
■2012年10月の住宅ローン金利状況(実質金利)
・変動金利 :0.865%〜2.675%
・10年固定:1.270%〜3.70%
・20年固定:1.920%〜3.45%
>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら
全般的に最低金利が下がる一方で、最高金利は上がるという、やはりマチマチな動きですね。
さて今月の住宅ローン金利の目玉と言えば2つです。
1つ目は、当サイトでも人気の新生銀行が、新しい住宅ローンキャンペーンを前回のキャンペーン終了から間髪入れずスタートしたことですね。条件を満たせば変動金利などがさらに0.1%優遇されるもので、かなりお得になります。
前回のキャンペーンで「間に合わない」と参加を断念された方は、これを機会に検討してみてもいいかもしれませんね。
>>>新生銀行の新しい住宅ローンキャンペーンはこちらから
2つ目は、こちらも人気の住信SBIネット銀行が、新しいキャンペーンで3年もの固定タイプの金利を大きく引き下げたことですね。何と0.75%ということです。住信SBIネット銀行の住宅ローンは、他行の保証料並みの手数料がかかってしまうのが難点ですが、それでも十分魅力的な金利設定となっています。
こちらも併せて選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
>>>住信SBIネット銀行の3年もの固定タイプの金利優遇はこちらから
こうした動きが相次いで出てくるのは、不動産市場だけでなく、住宅ローン市場も、シーズンに向けて徐々に盛り上がってきているということなのでしょうか。今後の積極的な競争に期待したいと思います。
最後に、長期金利の過去10年間の推移を振り返ってみるとこのようになっています。今の金利が史上最低水準にあることがよく分かりますね。
■長期金利グラフ(グラフ期間:10年)
今後、住宅ローン金利が多少上昇したとしても、利用者にとっては強い追い風が吹いている状態には変わりありません。
加えて上記の通り、金利は更に下がる可能性もあり、住宅ローンを新規で借りるにせよ、借り換えるにせよ、焦らずじっくり検討いただければと思います。