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住宅ローン、固定金利人気が加速?今後の見通しは

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2013年5月16日

日本経済新聞

住宅ローン、変動から固定へ加速 長期金利に先高観




※抜粋

<編集部からのコメント>

ここ数日、目が離せないのが、代表的な市場金利である10年もの国債金利=長期金利の動向です。なぜ目が離せないかと言うと、短期間で金利が急上昇しているからですね。具体的に長期金利の推移グラフをチェックするとこうなっています。



4月4日の日銀による「異次元緩和策」発表の後、0.6%台までなぜか急上昇した長期金利ですが、日が経つにつれ徐々に落ち着き始め、0.5%台半ばまで下落してきました。

金融緩和が行われれば金利には低下圧力が加わるわけですが、それが「異次元緩和」となれば異次元の金利低下圧力をもたらすことになります。とすると、一時の混乱の後に金利がだんだん低下していくというシナリオは、記者だけでなく、多くの方々からも支持される、居心地のよい見立てではないでしょうか?

しかし。

金融市場というのは常に天邪鬼、素人では理解しがたい動きをするもので、上記の通り落ち着きつつあるように見えた長期金利が5月10日からズドンと上昇し、一気に0.9%近くまで上昇したのですね!

もちろん0.8%台という水準自体は引き続き、超・低金利であるのは間違いありませんし、慌てる必要もないわけですが、しかしサプライズとなったのは、極めて短期間にズドンと上昇した点と、異次元緩和発表後に上昇する、というそのタイミングですね。

思い起こせば東日本大震災の後に、記者は当然、円安になると思ったわけですが、むしろ超・円高が進みました。金融市場というのはやはり素人には理解しがたい動きをするものなのかもしれませんね・・・。

さて、そのような市場金利の動向を受けて、5月の住宅ローン金利は、固定金利タイプを中心にわずかに上昇しました。

加えて、足元の金利上昇が住宅ローン金利に素直に反映されるのであれば、6月の住宅ローン金利はもう一段上昇する可能性が高いです。

そうした金利上昇の気配を感じてか、上記記事にあるように、住信SBIネット銀行では変動金利から固定金利への借り替えの相談が急増している、とのことですね。カスタマーセンターへの問い合わせも昨年より2〜3割増えた、とのことです。

やはり住宅ローン金利への関心が高まっていることに加え、すでに変動金利で住宅ローンを借りている人も、固定金利への借り替えを模索し始めている、ということなのでしょう。こうした動きは住信SBIネット銀行に限らず、銀行全般に言えそうです。

実際、当サイトの訪問者数もピークシーズンである2月〜3月が終わってもそれなりに堅調に推移しており、やはり住宅ローンに対する関心が高く維持されている、ということなのでしょうね。

もちろん上記の通り、少なくとも足元では住宅ローン金利は固定金利タイプを中心に上昇傾向にあるわけで、0.01%でも低い金利で借りたいと思う人が増えるのは当然かもしれません。

では直近の住宅ローンの金利タイプの借入シェアはどうなっているのでしょうか?当サイトでいつも引用させていただく住宅金融支援機構の調査をチェックするとこうなっています・・・と思ったら、まだ2月時点の調査結果しか出ていませんね。3月・4月とでシェアが大きく変わっている可能性がありますが、一応ご紹介するとこうなっています。



多少、シェアを落としてはいるものの、2月時点ではまだ変動金利のシェアが圧倒的な優位にあります。今後、こうしたシェアがどう変わっていくのか注目ですね。

それを占うのが上記の通り、長期金利の動向や、住宅ローン利用者の金利先高観ということになります。記者自身は今後、日本経済のみならず世界経済の回復と共に、金利が上昇していく可能性は十分あると思います。

そういう意味では特にフラット35などの長期固定金利の住宅ローンをご検討の方には今がチャンスであるのは間違いなさそうです。

一方で。

ここ数日の上記のような長期金利の急上昇をとらえ、「いよいよ金利上昇局面が始まった」と考えるのはやはり早計のような気がします。足元の金利上昇は、短期的に急上昇したことからも分かる通り、何か相場関係者の見通しが変わったとかそういうものではなく、あくまでパニック的な動きではないかと思います。

つまり「一時的な混乱」ということですね。

実際、昨日(15日)で金利の急上昇は収まって、今日(16日)はわずかに低下傾向にあります。

さらに、こうした金利の混乱は国債の売買によって引き起こされており、恐らく一部に投機的な動きもあるのではないかと思いますが、そうした国債の値動きとは関連性の低い、1年もの市場金利はどうなっているかと言うとこうなっています。



つまり、短期の市場金利は今般の金利上昇にほとんど反応せず、引き続き、超・超・低金利を続けているわけですね。長期金利が正しいのか、短期金利が正しいのかは分かりませんが、少なくとも短期金利は反応していない以上、変動金利タイプなどの期間が短い住宅ローンの金利が上昇するのはまだまだ先、ということになります。

今後、住宅ローン金利の変動幅が大きくなってくるとすれば、利用者が金利発表のたびに一喜一憂する局面も増えてくるのかもしれませんが、上記の通りそうは言っても長期金利は引き続き超・低金利であることに加え、短期金利は日銀がより直接的にコントロールしていることから超・超・低金利を維持している点を踏まえ、冷静に検討を進めていただければと思います。

ちなみに、日銀の金融緩和は2%のインフレが達成されるまで続けられる見通しですが、記者自身はまだそのインフレ実現に懐疑的であると付け加えさせていただければと思います。つまり・・・いつまでたっても超・低金利が続く可能性もゼロではないということですね。

金利上昇に慌てた方は参考になさってください。


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