最新の
今、最も人気の住宅ローンをご紹介します。
※当サイトには広告リンクが含まれています。

■トップページ > 住宅関連ニュース > 来月の住宅ローン金利予想

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

住宅ローン お役立ちコンテンツ

[7月の住宅ローン金利予想]
長期金利は低下の兆し
7月の住宅ローン金利はわずかに利下げも

このページでは、足元の金利動向から、来月の住宅ローン金利を予想します。
2013年6月18日

長期金利は0.8%台前半に徐々に低下


■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)



<編集部からのコメント>

住宅ローン金利に関する最近のハイライトは何と言っても、4月4日に発表された、「異次元」の金融緩和策です。

金融緩和とは、アベノミクスの代名詞のようになっていますが、日銀から金融市場に資金を大量に供給して経済を活性化させる政策ですね。大量に供給された資金はとりあえず銀行に溜まりますので、銀行では「金余り」となり、何としてでも運用しないといけないので貸し出しに積極的になり、貸出金利が低くなる効果があります。

となると当然、住宅ローン金利も低下していないとおかしいはずですが・・・実際には5月・6月と2ヶ月連続で住宅ローン金利は上昇することとなりました!予想外の金利上昇に慌てた方も多いのではないかと思います。

かく言う記者もこうした金利上昇の動きは全くの想定外でありまして、「心底、驚いた」というのが正直なところです。

中でも驚いたのは、4月の金融緩和策発表直後の長期金利の上昇よりも、5月中旬に起きた突然の急上昇の方ですね。上記グラフの通りでありますが、長期金利は0.5%台から0.8%台まで一気に0.3%近く上昇したのでした。

昨年のこの時期が0.8%台だったわけですから、それ以降の追加的な金融緩和期待や、異次元の緩和策発表による金利低下が完全に「なかったこと」になってしまった金利上昇と言えます。

残念ながらなぜこうした金利上昇が起きたのか、まだ腑に落ちてはいませんが、背景としてはリスクにきわめて過敏であり、横並び意識の強い銀行を主体とする、国債購入者の投資姿勢があるのは間違いなさそうです。

新たな金融緩和の枠組みの影響を計りきれずビクビクしているところに、金利上昇の動きが出て、付和雷同で一気にそちらに流れる連鎖反応のようなものが出てしまった、ということです。

そうした読みが正しいのかどうかは分かりませんが、国債購入者が付和雷同的に動くのだとすれば、金利が上昇する時は大きく上昇する一方で、金利が低下する時は大きく低下する可能性があります。

まだまだ為替も株式相場も乱高下しており、国債市場が落ち着くのもしばらく先のことではないかと思いますが、足元の長期金利は少しずつ低下の「兆し」が出始めていますね。

少なくとも金利上昇は一服した感があります。このまま行けば7月の住宅ローン金利は少し低下しそうですが、果たしてどうなるのでしょうか?

このまま金融政策のセオリー通り、金利が低下していくことを期待したいと思います。

さてここで、いつものように2000年からの長期金利の推移を振り返るとこのようになっています。



長期金利は5月に大きく上昇したとは言え、中長期的に見れば、今が歴史的な低水準にあることがよくわかります。

また、前回の景気回復局面である2003年〜2006年ごろの金利推移を見てみると、2003年には長期金利が0.5%前後という過去最低水準まで下がったのち、その後1.5%近くまで跳ね上がっていることが分かります。

たかが1.5%ではあるのですが、されど1.5%と言えます。住宅ローン金利は当然、この水準より高くなるわけですからね。

当時、世界経済の見通しが大きく好転したことや、小泉政権への期待、りそな銀行への公的資金注入により金融不安が大幅に後退したことに加え、「VaR」と呼ばれるリスク管理手法に起因する「VaRショック」と名づけられた「投げ売り」が金利上昇を加速させたと言われてますが、仮に「好景気の前が最も金利が低い」のだとすると、脅かすわけではありませんが、やはりこれから金利が上昇する可能性というのはそれなりにありそうです。

足元の金利上昇が、そのままこうした本格的な金利上昇へとつながっていくかどうかは分かりませんし、あくまで一時的な混乱に基づく動きである可能性も高そうですが、一方で、景気が回復し、物価が持ち直すようなことになれば、いよいよ金利上昇局面に入っていくことになります。

いずれにしても、仮に今後、住宅ローン金利が多少上昇したとしても、今が住宅ローンの借入・借り換えの絶好の機会であることは間違いありません。

上記のような中長期的な金利上昇の可能性を頭に入れ、ぜひこの好機を上手に活用してもらいたいと思います。

さて、2013年7月の住宅ローン金利ですが、いつものように、早めに来月の金利を発表しているソニー銀行の住宅ローン金利を調べてみるとこうなっています。

◆ソニー銀行住宅ローン金利

・変動金利 : 1.099% → 1.087% (−0.012%低下
・10年固定 : 1.692% → 1.640% (−0.052%低下
・20年固定 : 2.389% → 2.375% (−0.014%低下
・30年固定 : 2.539% → 2.500% (−0.039%低下

お!全期間、金利が低下するということですね!すばらしい。概ね0.01%〜0.05%の低下、ということになります。

6月は前月比0.2%〜0.3%上昇しましたので、そこから比べればまだまだ高止まりしていることになりますが、少なくとも3ヶ月連続の金利上昇が免れたのは朗報と言えそうです。

こうした動きが他の銀行の住宅ローンにも波及するのであれば、来月は住宅ローンユーザーとしては一安心、ということになりそうです。

ちなみに先月と同様に、2013年5月17日と2013年6月17日の国債の金利差を確認するとこうなります。

・1年  : −0.01%低下
・10年 : +0.03%上昇
・20年 : +0.03%上昇
・30年 : +0.02%上昇

おや?国債の金利だけを単純比較すると6月17日現在では金利はむしろ1ヶ月前より上昇していますね?とすると、全ての銀行の住宅ローン金利が低下する、というような金利環境では今のところない、ということになります。

まぁ、長期金利も最近は1日で0.03%程度は普通に動くので、いつ・どういう風に金利を計測するかで、住宅ローン金利を引き上げるのか、むしろ引き下げるのか、判断が変わってきそうですね。

ただ少なくとも、全体的に見れば住宅ローン金利の上昇は一服するでしょうから、やはり7月はそれなりの住宅ローン借入・借換検討のチャンス、ということになりそうです。

このように金利上昇が一服すると、住宅ローンへの駆け込み需要が起こるのでしょうか?それとも一旦は様子見となるのでしょうか?他の人の動きも気になるところですね。

いずれにしても上記の通り今、市場金利も、住宅ローン金利も、歴史的な低水準にあるのは間違いありません。ぜひこの好機を十分活用していただければと思います。

なお、人気の住宅ローン「変動金利タイプ」のベースとなる「短期金利」については、上記の通り1年もの国債の金利が1ヶ月前からむしろ低下しているように、日銀が完全にコントロールしているために、最近の荒っぽい金利上昇の動きとは無縁ですね。

日銀のこうした短期金利の引き下げ政策=ゼロ金利政策は、日銀自身が明言しているようにインフレとなるまで続けられますので、短期金利はまだまだ低金利が続き、翻って住宅ローン変動金利タイプについてもまだまだ低金利が続くことになります。

変動金利タイプをご検討の方は、上記のように長期金利の変動に一喜一憂する必要は全くありません。着実に検討を進めていただければと思います。

みなさんが最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

PAGE TOP

住宅ローン お役立ちコンテンツ

トップページ
New! 2024年4月の住宅ローン金利比較・ランキング
New! 2024年4月のフラット35金利比較・ランキング
住宅ローン金利推移と住宅ローン金利動向について
住宅ローンシミュレーション(シュミレーション)について
住宅ローン審査の9大基準 落ちた理由は?対策は?
最新住宅関連ニュース :
住宅ローンの基本 :
地価動向について
住宅ローン減税/住宅ローン控除について

PAGE TOP

住宅ローン お役立ちリンク

引越し業者一括見積もり
トップページ