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毎月大体残り3営業日くらいになってくると、各種報道によって翌月の大手銀行の金利が分かってきます。そこでそうした情報をわかりやすくまとめていきたいと思います。
ちなみに、すでに6月の住宅ローン金利の全体的な予測については以下の通りご案内しております。
>>>[2016年6月の住宅ローン金利予想]増税延期で低金利は2020年まで続く!?
簡単に言えば、6月の住宅ローン金利は「銀行によって、金利据え置きか引き下げかで分かれてくる」と結論づけております。
次に6月のフラット35の金利については以下の通り予測しております。
>>>[2016年6月のフラット35金利予想]前月比+0.02% 表面金利1.10%?
こちらもまとめるとこうですね。
・フラット20金利 : 0.96% → 0.97% (+0.01%上昇)
・フラット35金利 : 1.08% → 1.10% (+0.02%上昇)
フラット20・フラット35は意外にも金利上昇という予測ですが、果たして来月は無事に当るでしょうか?
本題に戻って報道内容をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2016年6月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.875% → 0.875% (据え置き)
・10年固定 : 0.900% → 0.850% (−0.05%低下)
>>>三菱UFJ銀行の最新金利はこちら
上記の通り長期金利は低下しているわけで金利引き下げは順当ですが、ただこの数ヶ月は金利据え置きor上昇だったわけで、その点ではいよいよ「再び獲得に注力し始めた」ということでしょうか?
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みではこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2016年6月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.075% → 1.075% (据え置き)
・10年固定 : 1.100% → 1.050% (−0.05%低下)
次にみずほ銀行の6月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2016年6月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.275% → 1.275% (据え置き)
・10年固定 : 1.450% → 1.450% (据え置き)
どちらも据え置きということで、微妙にプライスリーダーであるはずの三菱UFJ銀行と異なりますね!ただしみずほ銀行は5月にすでに10年固定金利を引き下げておりましたので、今回据え置きとすることで「横並びに戻る」と言えるのかもしれませんが。
そして他の銀行よりちょっと早く、中旬に発表された楽天銀行の6月の金利はこのようになっています。
◆楽天銀行の2016年6月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.563% → 0.514% (−0.049%低下)
・10年固定 : 1.019% → 1.010% (−0.009%低下)
>>>楽天銀行の最新金利はこちら
こちらは10年固定金利だけでなく、変動金利も「−0.049%低下」ということでなかなか魅力的ですね!楽天銀行はすでにかなり人気が高まっているように感じますが、さらに人気が出そうです。注目です。
最後にこれまた人気の住信SBIネット銀行の金利はこのようになっています。
◆住信SBIネット銀行の2016年6月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.568% → 0.568% (据え置き)
・10年固定 : 0.670% → 0.620% (−0.05%低下)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらも順当な金利変動だと言えそうです。なお住信SBIネット銀行の「借り換え」向けの変動金利はこのようになっています。
◆住信SBIネット銀行の2016年6月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利(借り換え) : 0.497% → 0.497% (据え置き)
こちらは数多ある住宅ローン金利の中でも最低水準ですね!借り換えを検討されている方は要チェックです。
こうやって各銀行の来月の金利をながめてみると「据え置き」か「低下」で分かれていることがわかります。とすると冒頭ご案内したように6月の住宅ローン金利予測として「銀行によって、金利据え置きか引き下げかで分かれてくる」としましたが、このまま行けば「合格」といえそうですね。
手前みそで恐縮ですが・・・。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
概ね長期金利の動きに追随しているということですね。参考になさってください。
みなさんが来月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>