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住宅ローン関連ニュース:
日銀会合の結果は驚きの異次元緩和「後退」
今後の住宅ローン金利の見通しは?

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2016年9月22日

今月20日・21日の2日間にかけて開催されていた日銀の金融政策決定会合が終了しました。

毎回、この会合で新たな金融緩和策が検討されますので注目を集めるわけですが、特に今回はこれまでの「異次元緩和」の「総括」が行われると予告されておりましたのでなおさら関心が高まっていました。

先日もご案内したように今回の総括に関して予想されている中身としてはこういったものがありました。

1.国債購入額の柔軟化

2.インフレ目標達成時期の柔軟化

3.国債購入年限の短縮化=超長期金利の上昇

4.マイナス金利の拡大(深堀)

細かい話はさておき、金融緩和の強化という観点からは「1〜3はネガティブ要素」、「4はポジティブ要素」ということになります。もちろん、この総括はインフレ目標達成のための前向きなものですから、「1〜3の悪印象を、4の好印象でどこまで補えるか」がポイントになってくる、とご案内しました。

では結果はどうなったかと言うとこういう感じです。

1.国債購入額の柔軟化

2.インフレ目標達成時期の柔軟化

3.金利カーブ(イールドカーブ)の誘導 → 短期金利は低く、長期金利は高く

4.長期金利の誘導ターゲットは「0%」

5.マイナス金利の「−0.1%」の維持

Yahooニュースでは確か「マイナス金利0.1%維持を決定!」といった感じでしたので「あぁ、現状維持か。」と思われた方は少なくないと思いますが、まずご案内したように上記1と2は金融緩和推進という点からはネガティブな要素です。これまでの約束を事実上、反故にするわけですからね。

では3の「金利カーブ誘導」はどうかと言えば、短い金利が下がるのは結構なことですが、長い金利が上がるということは、住宅ローンはもちろん2、30年の返済期間があるわけですから、やはりネガティブな印象の方が強いですね。

しかし何より「本当!?」と思ったのは長期金利の誘導ターゲットが「0%」に設定されたことですね!7月には−0.3%程度まで下がり、足元でもマイナス水準で推移している長期金利を「0%」に持っていくということは、実質的に「金利引き上げ」ということになります・・・。

まさかこのタイミングで「金利引き上げ策」が出てくるとは思いませんでした。本当に驚きました。

そのように金融緩和に対して圧倒的にネガティブな変更のオンパレードの中で、唯一、ポジティブ材料となるはずだったマイナス金利の深堀は残念ながら「実施せず」というわけですから、これもネガティブ材料と言えます。

そうしたわけで今回の「枠組み変更」は、これまでの異次元緩和を思いっきり「後退」させるものなのですね!

いやー繰り返しになりますが驚きました。

そうしたわけで、これから長期金利=10年金利は0%に向けて多少なりとも上昇するわけですし、20年・30年金利については金利カーブ(イールドカーブ)誘導によって、さらに上昇する可能性があるわけで、当面、住宅ローン金利には逆風が吹くことになりそうです。

要するに今後「期間10年以上の住宅ローン金利は上昇する」ということです。

上昇すると言っても+0.05%〜+0.20%といったレンジかとは思いますが、最近の住宅ローン金利は「下がるのが当たり前」という状況でしたから、こうした金利上昇傾向は住宅ローン利用者のマインドに、実際の金利上昇幅以上に悪影響を与えそうです。

そうしたわけで全くもって残念な「総括」となったわけですが、唯一の救いは「10年未満の短期金利については引き続きマイナス金利を維持しそう」という点ですね。

従って住宅ローン金利の「一番人気」と言える、変動金利タイプについては引き続き今の魅力的な金利水準を維持することになりそうです。

ただ変動金利タイプがこれ以上下がるかと言うと微妙でしょうね。

住宅ローン金利がマイナスにならないとすれば(マイナスになれば貸せば貸すほど損します)、今の金利水準は採算ギリギリのレベルなのではないかと思います。

実際、すでに赤字となっている銀行もあるようですしね・・・。

そのように考えるとやはり今回の「総括」で「良いことは何一つない」と言えそうです。

今後、再び金利が低下するとすれば日銀が「マイナス金利を深堀し、長期金利の誘導目標をマイナス水準に下げるとき」ということになりますが、マイナス金利はともかくとして、長期金利の「0%」誘導は相当よーく考えた上で決めたのでしょうから、そう簡単に下がることはないと感じるのは記者だけでしょうか?

とすると今後の住宅ローン金利の見通しとしてはこういった感じになるのでしょうか。

・変動金利    : 安定的
・5年固定金利  : 下がる可能性あり
・10年固定金利 : 安定的
・20年固定金利 : 上がる可能性あり
・30年固定金利 : 上がる可能性あり

つまり・・・最も需要が大きそうな変動金利タイプと10年固定金利タイプについては今後は上がりも下がりもせず、当サイトが積極的にご案内している「来月の金利予測」も、そのほとんどが「来月も据え置きの見込みです」という結論になりそうですね・・・果たして意味があるのでしょうか・・・。

まぁ、住宅ローン利用者にとっては見通しが立てやすいというメリットが生まれるのかもしれませんが、一方で金利が変わらなければ新規借り入れ・借り換えのキッカケがなくなり、これまでの「住宅ローンブーム」も一旦収束ということになりそうですね。

特に借り換え需要については金利が変わらなければ大きく縮小しそうですがいかがでしょうか。

もちろんこれらのシナリオはあくまで「予測」であって、その通りになる保証は全くありませんが、明日以降の市場金利の動きがどうなるのか、10月の住宅ローン金利がどれくらい上昇するのか、そして11月以降の住宅ローン金利がどうなるのか、目が離せそうにありません。

参考になさってください。


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