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毎月月末近くになってくると、各種報道によって翌月の大手銀行の金利が分かってきます。そこでそうした情報をわかりやすくまとめていきたいと思います。
ちなみに、当サイトでは6月の住宅ローン金利について以下の通り予測しました。
>>>[2018年6月の住宅ローン金利予想]
低下の余地あり 更なる金利競争に期待!
6月の住宅ローン金利は、「概ね据え置きながら多少の金利低下が期待できる」と予測しました。
次に6月のフラット35の金利については以下の通り予測しました。
>>>[2018年6月のフラット35金利予想]
前月比+0.02% フラット35表面金利1.37%?
具体的にはこうですね。
・フラット20金利 : 1.30% → 1.32% (+0.02%上昇)
・フラット35金利 : 1.35% → 1.37% (+0.02%上昇)
では実際にはどうかと言うと、先行して発表した金融機関によれば6月のフラット35/20はこういうことのようです。
・フラット20金利 : 1.30% → 1.31% (+0.01%上昇)
・フラット35金利 : 1.35% → 1.37% (+0.02%上昇)
>>>[速報!2018年6月のフラット35金利]
フラット35=1.37%、フラット20=1.31%
フラット35の金利は当たりましたが、いつものようにフラット20の金利は微妙に外してしまいました・・・残念です。
では本題に戻って6月の住宅ローン金利情報をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2018年6月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.775% → 0.775% (据え置き)
・10年固定 : 0.800% → 0.850% (+0.05%上昇)
長期金利は先月のこの時期と比較すればやや低下していますが、なぜか10年固定金利は「+0.05%上昇」ということですね・・・。
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みではこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2018年6月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.975% → 0.975% (据え置き)
・10年固定 : 1.000% → 1.050% (+0.05%上昇)
他の大手銀行が追随するのかどうか気になるところですが、みずほ銀行の6月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2018年6月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.825% → 0.825% (据え置き)
・10年固定 : 1.000% → 1.000% (据え置き)
こちらは、変動金利も10年固定金利も「据え置き」ということですね。長期金利はわずかながら低下していますのでこちらの方がより実態に即していそうですが、結果的にメガバンク内で6月の住宅ローン金利に差がでてくることになります。
最後に当サイトで人気の住信SBIネット銀行の金利はこうなります。
◆住信SBIネット銀行の2018年6月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.439%〜0.457% → 0.428%〜0.457% (−0.011%低下)
・10年固定 : 0.760% → 0.810% (+0.05%上昇)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらは借り換え変動金利が「−0.011%低下」となった一方で、10年固定金利は三菱UFJ銀行と同様に「+0.05%上昇」ですね。
5月中旬以降、長期金利は低下傾向にありましたので6月の住宅ローン金利も多少は下がるかと思いましたが、むしろ金利引き上げの動きが出ているのは残念であると共に少し驚きです。
そうしたわけで6月の住宅ローン金利は今のところ、「概ね据え置きも、わずかに金利上昇の動きあり」と言った感じでしょうか。このままだと「多少の金利低下が期待できる」とした当サイトの予想は外れることになりますが・・・他行の積極的な金利設定を期待したいと思います。
なお、すでにこれら3銀行の6月の住宅ローン金利は発表されておりますので確定です。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
2017年は違和感だらけだった三菱UFJ銀行の金利もようやく自然な動きになってきました。
一方、住信SBIネット銀行の金利がジワジワ上昇しているように見える点は気になりますね。それでも相対的に低金利であるのは間違いありませんが。
みなさんが6月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>