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住宅ローン金利を調べてみると、一番大きく書かれている金利が実際に利用できる金利だというのは何となく直感的に分かりますが、しかし詳しい金利一覧を見てみると様々な金利が並んでいて混乱してしまいます。
一体、どの金利が「適用金利」なのでしょうか?
まず各銀行の住宅ローン金利の「大元」になるのが「店頭表示金利」もしくは「基準金利」と呼ばれるものです。まさに基準となる金利ですね。
であればこの金利をチェックしておけばいいような気もしますが、実態としてはすでに形骸化しており、−1.5%、−1.8%と言った形で金利優遇されるのが一般的になっています。
例えば基準金利が2.475%の場合、1.8%割引となって「優遇金利」は0.675%になる・・・と言った具合です。
こうした「優遇金利」が実際に借りる時の金利、つまり「借入金利」となるわけですね。
ということで複数の金利が出てきて混乱した時は「優遇金利」もしくは文字通り「借入金利」と記載されている金利をチェックしてもらえればと思います。
ちなみにこの「借入金利」には3つほど注意点があります。
1つ目は、住宅ローンの金利優遇には条件があるということですね。その条件は各銀行によってさまざまですが、その条件を満たさないと金利優遇は受けられません。
2つ目は、仮に条件を満たして金利優遇を受けられたとしても、審査の結果によっては最も低い金利とはならず、多少割高になる場合があります。平たく言えば、借りる人の信用力が高ければ高いほど金利は低く、逆に借りる人の信用力が低ければ低いほど金利は高くなるということです。
3つ目は、借入金利は「申し込み時」ではなく「契約時」のものが適用されるということです。例えば1月に申し込んだけれど実際に借りるのは4月という場合では借入金利は4月のものが適用されるということですね。
ご注意ください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>