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2010年4月8日

<朝日コム>

小さな家の生活日記〜足りないくらいでちょうどいい


 (中略)

 この9年の間に、息子は中3になり、娘は小5になった。家族の年齢が変われば、ライフスタイルも日々のリズムも少しずつ変わる。欲しい家具、欲しい家電も変わってくるのでおもしろい。

 仕事でもインテリアや人の住まいを訪ねる取材が多いので、刺激を受け、自分の住まい観も変わる。時代も変わっているのだから、当然である。

 たとえば10年前はイームズのミッドセンチュリーモダンや、アアルト、ハンスヴェグナーなど北欧のデザイナーズ家具が全盛だった。私も、ル・コルビジェのジェーズロングという寝椅子が欲しかったが、知り合いに「あなたの家には合わない」と言われてやめたと9年前の著書に書いている。今読み返すと、恥ずかしいくらいである。なぜそんな高価な椅子が欲しかったか、よく思い出せない。きっと雑誌にカッコイイ部屋の実例写真などが載っていて、ふっと憧れたりしたのだろう。若い頃は、自分の嗜好も固まっていないのでしかたがない。あれもいいこれもいい病にふりまわされ、手痛い失敗を経てぶれない自分にたどり着くものだから。こんな事を書いている今だって、完全にぶれていないわけではない。素敵な家に行ったら、すぐ影響されて帰ってくる。「薪ストーブっていいよ〜。ピザも焼けちゃうんだって」と興奮気味に話す私の話を家人は適当に聞き流している。「薪って、この東京でどうやって調達すんねん。空気も汚れるし」と。

 9年前あんなに欲しかった食器洗い機が、今の家にはない。慣れない育児と仕事の両立に四苦八苦し、1日24時間では全然足りない頃、一番欲しいのが食器洗い機だった。だが今は、子育てもずっと楽になり(というより手を離れすぎて寂しいくらいだ)、仕事と育児以外に自分の時間ももてるようになった。皿洗いは、母モードから仕事モードへ気持ちを切り替える生活の句読点のようなもので、あまり苦にならない。ライフスタイルは変わるのだ。


 あらためて痛感するのは、住まいは引き算だということだ。家を建てるときはあれもこれもと、足すことばかり考えていたが、なければないで知恵を絞るようになる。そういうなかにささやかな喜びがあったりするのだと、これはこの歳月を経て発見したこと。子どもの勉強机がない間はちゃぶ台でしのいだ。カチャカチャ皿を洗う横で子どもが宿題をしていると、わからないときはすぐそばに行けて楽だ。子どもが今何を習っているかもわかる。電気ポットや魔法瓶も我が家にはないが、湯の沸く微妙な時間の違いで季節を知る。調味料やカトラリーをしまう収納棚を通販で買おうとも思ったが、もらいものの古い医療用カルテの引き出しがこぶりでちょうどいい大きさでキッチンで重宝している。知恵を絞り、工夫をして、それが成功すると、お金と引き替えに買った物よりずっと嬉しく愛おしくなる。

 壁も空間も余白が大事。いかにすっきり、いかに持たずに暮らしに余白を作れるか。買ってすませる足し算より引き算のほうがずっと難しいものだ。

 そして吹けば飛ぶよな家でもいい。家は箱でしかない。そこに暮らす人間同士がどう絆を紡いでいくか。そっちにうんと努力をして腐心した方がいい。家を建てる人やこれから建てたいと考えている人は、設備や素材や仕様やデザインに一生懸命だと思うけれど、「足りないくらいでちょうどいいですよ」が、今の私ができるリアルなアドバイスである。そのほうがくふうするからきっと楽しい毎日になります。

今回は久しぶりに住まいそのものに関するコラムです。こちらのコラムの趣旨というか目的はすぐには分からなかったのですが、コラムのタイトルは「小さな家の生活日記」で、副題が「古屋暮らし編」ですので、現在は小さい古屋にお住まいで、そのあたりのことを書かれているのだと思います(適当な紹介ですみません)。

で、恐らくその小さい古屋に何年かお住まいの結論としては「住まいは引き算だということだ。家を建てるときはあれもこれもと、足すことばかり考えていたが、なければないで知恵を絞るようになる。」ということのようですね。

「古屋」と「家を建てるとき」とは矛盾していますので、記者が何かを誤解しているのだと思いますが(笑)、しかし上記コメントは含蓄がありますね。確かに家を買うときはあれもこれもと足すことばかり考えます。記者なら、ルーフバルコニーや海の見える眺望、20畳以上のリビング、ビューバス(お風呂場から眺望が見える)などに憧れます(どれ一つまだ手に入れていませんが)。

しかし、住まいの極意はそうではない、ということですね。住まいというのは引き算であって、ないならないで工夫すればいい、ということですね。

記者はまだその極意には達していませんが、とはいえルーフバルコニーだって近所の公園に行けば事足りるし、海が見たければ電車に乗ればいいし、リビングが仮に狭くてもモノがなければすっきりするし、仮に20畳のリビングにいても結局は、ソファの上か、ホットカーペットの上、こたつの中、だとすると実際の居住スペースはたったの2畳です。開放感がほしいだけなら、壁を鏡張りにしてもいいかもしれません(笑)。

ビューバスにしたって、一体、何分お風呂につかっているのか、という話で、そんなに眺望がほしければどっかの露天風呂にいけばいい・・・と言えるのかもしれません。

しかし、そんな事を言い始めると、夢も憧れもぶち壊しというものでありますし、風情がありませんね(笑)。

そういう夢や憧れが生活や人生に彩りを与えてくれたり、元気を与えてくれたりするわけで、そういう意味では憧れをもつことは大切ではあります。ただその夢を実現することだけにとらわれて、大事なことを忘れてはいけないということを著者は言いたいのではないでしょうか。

最後にこう書かれています。「吹けば飛ぶような家でもいい。家は箱でしかない。そこに暮らす人間同士がどう絆を紡いでいくか。そっちにうんと努力をして腐心した方がいい。」・・・全くその通りですね。

それこそ無理して家を買ったけれど、住宅ローンの負担が重く遊びにも行けない、旅行にもいけない、お父さんの顔が暗く、お母さんもカリカリしている。そんな状態になれば全くもって本末転倒といわざるを得ないですね。家は家族をより幸せにするためにあるべきで、家を買ったことで家族がいまいちアンハッピーというのはいただけません。

思い起こせば記者も子どものころは一時期、公団、つまりいわゆる「団地」に住んでいました。広さは50平方メートルもなかったと思いますが、狭いと思ったことはなかったですね。家はメシを食って家族と話をして風呂に入って寝るところでしかなく、食卓と布団と風呂場があれば充分で、学校や公園や友達の家や近所の遊び場で作られる「自分の世界」の中の1パーツでしかなかったです。

その後、一戸建てに引っ越したので広さは確かに広くなりましたが、郊外だったこともあり、逆に「自分の世界」は少し小さくなったかもしれません。

家は巣であって鳥かごではないのであれば、狭いくらいの方が本当はちょうどいいのかもしれませんね。その方が「どっか行こう」という意欲がわくというものですし、それによって住宅ローンなどの負担が軽くなるのであればなおさらですね。

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