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契約した農園はフルタイムシステム(東京都千代田区)が企画運営する「カズサ愛彩ガーデンファーム」(千葉県君津市)。アスコットが、約250平方メートルの部分をアスコットパーク日本橋小伝馬町専用に3年間借り上げる。居住者に無料で提供して3年経過した後は、マンション内に設立されるサークルが引き継ぐ予定だ。
畑は現地の農家が管理し、野菜栽培をサポートする。農園にはクラブハウスやバーベキュー場などを完備しており、割引料金によって居住者はいつでも自由に現地に行って、自然体験を楽しめる。
また、収穫期などに合わせて年2回開催されるイベントへの参加が可能。農園で取れた野菜はマンションで住民にも配られる。費用はバスチャーター費などを含めて当初3年間はアスコットが全額負担する。
また、同社では農園内に約250平方メートルの別の畑を契約している。
アスコットパーク日本橋小伝馬町は12階建てで、間取りは1LDK〜3LDK(延べ床面積は約41〜81平方メートル)の53戸。20代後半〜30代後半を中心とした夫婦、ファミリー層を主なターゲットとしている。
契約農園付きシステムの提供は、分譲マンションとして初めての取り組み。浜崎拓実取締役執行役員は「都心のマンションの居住者は土に触れる機会が少ないので、自然に親しめる機会を持つことにあこがれている。野菜の収穫作業を通じて近隣とのコミュニケーションも図れることから、反応はすごくよい」と手応えを感じているようだ。
アスコットは東京都中央区、台東区、墨田区を中心に年間300〜600戸程度の分譲マンションを供給している。8月に発売予定の「アスコットパーク東日本橋(仮称)」「同東京八丁堀(仮称)」にもそれぞれ、契約農園を付ける。
今後については「マンション市況を見据えながら検討していく」(浜崎取締役執行役員)考えだ。
住宅の「都心回帰」が指摘されて久しいですね。確かに都心の利便性や賑わいもさることながら、通勤時間の短さは大きな魅力です。通勤時間が1時間と30分では体の疲れが全く違うでしょうし、家族と過ごす時間も大きく増えます。たかが30分ですが、されど30分。特に子どもが小さい場合には、この30分が起きている時間に間に合うかどうかの差になってくるかもしれません。
しかしながら都心で住むことにデメリットがないわけではありません。その1つが自然が少ないということではないでしょうか。
もちろん都心にだって公園くらいはあるし、川があれば遊歩道くらいは整備されているのかもしれませんが、それらがいわゆる「自然」かというとちょっと違いますよね。
自然というのは、鳥や虫や知らない生き物がたくさんいて、木の匂いがして、気温や空気が人工の場所とは違っていて、夜には真っ暗になって、いろんな音や鳴き声が聞こえ、冒険ができる、そんな場所です。ではそれらを公園や遊歩道で味わえるかというと味わえない。
そういう自然がなかなか味わえないことが一体どこまで人の気持ちや暮らしに影響するのかと言うと、それは正直、よく分かりません。記者はもう何年も森や山に行っていませんが、特に問題はありません(笑)。日本は戦後、急速に都市化が進みましたが、ヨーロッパなどの都市ではずっと前から森や自然がないところもあるわけで、ではそういうところに住んでいる人の心が特に荒れているかというと、そういう話も聞きませんので、意外に適応できるものなのかもしれません。
とはいえ、異様に虫が苦手な人が増えていたり、除菌・抗菌に執着する様子などを見たりすると、このままでいいのかな、と不安になったりしますね。
大人はまぁいいとしても、子どもはやはりたっぷり自然に触れ合う機会が必要なのではないかと思いますね。それにより生命力が強くなるような気がします。生命力なんて抽象的な表現ですが・・・。
そんな都心に住むデメリットを補うコンセプトのマンションが出てきました。マンション業者のアスコットが「契約農園付きマンション」を販売しているようです。
千葉県君津市にある契約農園の中の250平方メートルを借り上げてあり、農園にはクラブハウスやバーベキュー場などを完備。割引料金によって居住者はいつでも自由に現地に行って、自然体験を楽しめる、ということのようですね。
一昔前なら、金を払って畑作をするのか?と笑われそうですが、笑えないくらい都心の土地は高くなりましたからね。仕方のないところです。
こういう自然と触れ合えるサービスが付加価値となるのかどうか注目したいですね。
ちなみに軽井沢や沖縄などの共有別荘付きマンションなんかがあると記者はグっとくるかもしれません。自然は自然でも、記者はリゾート系の自然の方がいいです・・・。
(編集部)