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北陸地方の各県や、福島県(戸当たり平均家各1207万円、前月比1.9%上昇)、長野県(1750万円、同4.1%上昇)、沖縄県(1783万円、同2.0%上昇)などで価格が強含みで推移。これらの地域では県庁所在地を中心に、2000年以降分譲されたマンションが流通の中心を占めている。地方圏でも、値頃感のある築浅物件のニーズが高いことが分かる。
たまーにご案内している東京カンテイの提供する中古マンション価格天気図ですが、その8月分が発表されたようですね。中古マンション価格が下落傾向であることを示す「雨」「小雨」については前月と変わらず21地点のようですが、一方、価格が上昇傾向であることを示す「晴れ」「薄日」はといえば・・・16地点ということで、前月の11地点から増えてきたようですね。
16対21。まだ数の上では下落地点の方が多いことになりますが、仮に9月に上昇地点がもう5つ増えたとするなら、21対21でイーブンになりますね。いきなりそこまで増えるかどうかは分かりませんが、全体として中古マンション価格が上昇するなら、また、特に今まで出遅れていた地方エリアでも上昇に転じていくのであれば、結構、大きな変換点となりますね。
景気の方はといえば、折りしもの円高で厳しい面もありますが、一方で日銀の「ゼロ金利政策」復活により住宅ローン金利がさらに低下するのであれば相当な追い風となります。
住宅業界が勢いづけば日本経済への波及効果も大きいですしね。
ユーザーからすれば値段が上がってしまうのはありがたくないかもしれませんが、一方で将来の売却の可能性などを考えれば、マンション価格が下落し続けているのに購入するのは勇気が必要です。上昇する必要があるかどうかはさておき、少なくとも値段が安定すること自体はトータルで考えれば、ユーザーにとってもいいことなのでしょうね。
さて、気になる上昇地点はといえば東京カンテイのプレスリリースによれば、この16地域ですね。
・福島
・千葉
・埼玉
・東京
・神奈川
・長野
・山梨
・愛知
・富山
・石川
・滋賀
・山口
・愛媛
・福岡
・熊本
・沖縄
基本的には関東の一極集中ではありますが、それ以外でも福島や愛知、福岡など、各地方の中核都市も薄日が差してきているようですね。気になるとすれば関西ですかね。大阪を中心にまだ雨マークです。関西エリアが上向くようであれば、全体としてかなり天気が良くなってくるのは間違いないところですね。注目したいと思います。
また上昇地点で、マンションを検討されている方は早め早めに判断した方がいいのかもしれませんね。
ちなみに地図としてはこういうことになっています。参考になさってください。
(編集部)