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2010年12月9日

<住宅新報WEB>

家づくりは「耳年増」にならずに


 女性建築家と、最近の施主は断片的な情報を“絶対”みたいに信じ込んでいる人が多いという話になった。いわゆる耳年増になっているのだ。


 我が身を振り返ると実に思いあたる節が多い。コーポラティブハウスのとき、なにがなんでも壁は珪藻土(けいそうど)にしようと思いこんでいた。ほかの壁材との比較も探すこともしなかった。10年前は、珪藻土という言葉が一般の人にも広まり始めた頃で、仕事か書籍で聞きかじったその昔ながらの壁材にほれ込んでいたのだ。


 建築家もよく理解してくれたため、予算の厳しい中を珪藻土だけはランクを落とさず貫いた。結果的に一番コストがかかったが、今でもとても気に入っている。ただ、もっといろいろ調べ、予算に応じて部屋ごとに変えることもできたかもしれないと思っている。


 調湿機能のある天然原料の壁材はほかにもある。なぜあのとき、あんなにも強く珪藻土と思いこんだのか。家を造るときのエネルギーは、特別に熱いものがあるから、それがなせる技としかいいようがない。


 「これだけは絶対外せない」というものを持つのはいいが、本当に外せないのか、もっとフレキシブルに、スポンジのように何でも吸収したうえで選び取る心の余裕がほしい。床材は無垢(むく)でなければ、壁は漆喰(しっくい)か珪藻土、キッチンはプロの厨房機器用がいちばん。偏った情報に振り回されている施主は少なくない。けっして間違いではないけれど、たとえば健康でナチュラルでローコストという志向を満たすには、他にもいろんな建材や工法やアイテムがあると知っておくのは悪くない。


 たとえば、厨房用キッチンはシンプルで私もとても心ひかれるが、本来店舗用のものなので火力も強く、耐久年数も10〜15年が中心だそう。実は家庭用システムキッチンのように一生ものではなく、店舗は15年、20年単位で買い替えることが多い。


 床の無垢材は、よく知られているように、床暖房に弱い(一部、床暖房対応のものもあるが種類は少ない)。反ったり、季節によって収縮をする。収縮をするということは呼吸をしているわけで、それこそが無垢の魅力なのだが、自然のテクスチャーを感じさせる建材は無垢のフローリングだけとは限らない。コルクやジュートという選択もある。だが、「とにかく無垢がいい」と思いこんでいる人は、他が目に入らない。


 「木は確かにいいけれど、主張も強いので、インテリアにこだわる人は壁材との相性や木の分量をよく吟味しないと実は難しい素材なんですよ」。前述の建築家は教えてくれた。あんばいを間違えると、ログハウス風や民芸調になりすぎることもある。そうしたい人はいいが、そうでない場合は、「こんなはずじゃなかった」になりかねない。


 雑誌でも木の家はいいという情報が目白押しだ。素敵な木の家を取材することが多い私もまた、偏った情報の片棒を担いでいる1人かもしれない。木はいいけれど、使い方次第。また、それ以外にも心地よい建材や工法はあると肝に銘じておきたい。


 つまり、家づくりをする人は柔らかい頭で、いろんな情報やプロの意見に耳を傾けることが大切なのだ。だが、建築家に頼む人ほどこだわりが強いので、頭も固くなりがちだ。自分もそうだったからわかるが、素人の自分が知っていることなんて氷山の一角なんである。しかも、エコも含めて建築の世界は日進月歩。いいと思っていることよりもっとすてきでリーズナブルな情報があるかもしれない。


 年を重ねるとますます頭が固くなりがちなので、建築家の言葉がとりわけ身にしみた次第である。
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記者は住んだことも建てたこともありませんが、注文住宅はいいですね。家の本などで、出来上がった注文住宅の写真を見るとそれだけでワクワクしてきます。なぜでしょう?

独創性のあるデザインや、凝ったディテールそのものが見ていて楽しいということもありますし、そこに住んだらどんなのだろうと想像できる点も惹きつけられる要素なのかもしれません。

言ってみれば、高級ホテルの外観や施設、部屋の写真を見て胸躍らせるのと似た感じなのですかね。今と違う生活。非日常的な空間。

それに加えて、建て主の価値観や人生がにじみ出てくる点も魅力の一つなのでしょう。リフォーム番組で「劇的ビフォーアフター」が根強い人気を誇るのも、やはり家を建てるということは「物語」になる、ということですね。

しかし注文住宅を見るとワクワクするのですが、ハウスメーカーのオーダーメイドの家の写真や、実際にモデルハウスを見ても意外にワクワクしません。ハウスメーカーの製品も注文住宅といえば注文住宅なのですけれどね。

やはり独創性だったり、建て主の価値観や人生観が見えてこないところがちょっとつまらないのですかね・・・。これは記者だけの感覚かもしれませんが。

ということで死ぬまでに一度くらい、自分が好きなようにデザインした注文住宅を建てたいものですが、実際の住み心地などはどうなのでしょうね?一度、賃貸などで注文住宅に住んでみたいところです。意外に住みにくかったりするかもしれませんが。実際、中古住宅などでは、注文住宅はそれほど人気があったり、プレミアがつくわけではないようです。

さてそんな注文住宅の建設にあたり、上記コラムでは「頭でっかち」「耳年増」にならないよう注意を促しております。最近の建て主の強いこだわりの例として挙げているのが、

・床材は無垢
・壁は漆喰か珪藻土
・キッチンはプロの厨房機器

というようなものですね。こだわりならいいですが、単なる思い込みだったりすると、あとで後悔する事態に陥るかもしれません。

コラムでは、無垢材は床暖房に弱く、またプロの厨房用キッチンは耐久年数が10年〜15年と比較的短い点が住居用にはデメリットになると指摘しております。

なるほどなるほど、そういうことですか。そういった点ではやはり、建て主は一般的には素人ですから、プロの意見を柔軟に聞くということは必要なことなのかもしれません。

しかしながら、そういったデメリットに目をつぶってでも満足させてくれるのが「こだわり」なのかも知れず、またそういったこだわりが家を他とは違う、個性や特徴を与えるものだとすれば、どこまでがこだわりで、どこまでが思い込みか、という判断はなかなか難しいところですね。

仮に記者が自分で家を建てるなら、日当たり重視なので、天窓やルーフバルコニーなどを設置したいと思います。が。ものの本を読むと、天窓やルーフバルコニーは雨漏りの原因となり、雨漏りすれば壁の中の断熱材がやられてそこから家が傷んでいくなどの大きな問題を引き起こしますので、あまりお勧めではないようですね。

また開放的なデザインにすればするほど、防犯性が下がる運命にあります。防犯性を高めようと思えば、全ての窓に鉄格子をつけるのが一番ですが、監獄にいるような気分になるかもしれません。

結局は建て主次第ということなのでしょうが、建て主自体が「こだわり」なのか「思い込み」なのか判断できないのが辛いところですね。

やはり・・・似たような家に賃貸で住んでみながら、自分自身の「家の経験値」を上げ、「こだわり」と「思い込み」を仕分けておくことが、失敗しない家づくりへの最適な準備プロセスなのかもしれませんね。

そこまで準備できる人はなかなかいないかもしれませんが・・・。

(編集部)

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