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ママたちは「子どもたちを見守りやすい間取り」「家事を効率的に進められる動線」「各室収納の確保とその収納量の多さ」「室内物干し場」に魅力を感じ、パパたちは「玄関土間収納」や「大きなウッドデッキ」に魅力を感じたようだ。
「ママの笑顔が映える家」第2弾として、近々JAあいち経済連・J−Placeが発表するのが愛知県大府市森岡町の4棟である。その中に、DINKS向けの家がある(この地域では、結婚と同時に持ち家を考えるらしい)。
夫婦それぞれにフルタイムの仕事を持ち、まだ子どもはいないという想定である。
週日は忙しく働き、時には仕事を家に持ち帰ることもある。その代わり週末は2人でゆっくり過ごし、1週間分のストレスを癒やす。
この家の最大の特徴は、1・2階逆転プランであるということ。
1・2階逆転プランの良さは、リビング・ダイニング・キッチンを2階にもっていくことで、一番長くいる場所の日照と眺望の良さを確保できるという点にある。余り広くない敷地で、隣に家が建っている場合に向いている(私も1・2階逆転プランの家に長く住んでいるが、2階リビング・ダイニングの日当たりの良さと窓から見える空の広さを楽しんでいる。また、1階の寝室と洗面・浴室が近いのも便利である)。
1階には玄関・玄関土間収納、主寝室、洗面・浴室、トイレ、書斎(1)を配し、2階にはリビング・ダイニング・キッチン、パントリー、書斎(2)、トイレがある。
広い洗面室には、室内洗濯物干し場も設置され、お天気の怪しい日にも安心して洗濯物を干したまま仕事に出かけられる。
仕事から帰ると、玄関クローゼットに脱いだ外套をしまい、主寝室で普段着に着替えて気持ちを仕事モードからくつろぎモードに切り替える。そして2階のキッチンに行き夕食の支度をする。リビングには南・東にL字型にバルコニーが付いていて、対面キッチンに立つと視界が外に向かって広がり気持ちがよい。対面キッチンの脇がダイニングスペースなので、リビングに居る人とは対面で会話ができるし、食卓に居る人とは横向きにコミュニケーションがとれ、キッチンと食卓の距離も短い。キッチンの隣は広めのパントリーになっていて、買い置きの缶詰や乾物類、読み終わった新聞・雑誌の一時置き場として便利である。
書斎は1・2階両方にあり、夫婦それぞれの仕事場、書類などの収納場所として使われることを予想している。1階主寝室の隣の書斎は5.7畳、2階リビング隣の書斎は4.7畳で、両方とも収納付きであるから、将来子どもができたときには、子ども室に転用できる。子育て期には、2階の書斎を子供室にして(子どもを見守りやすいし、コミュニケーションもとりやすい)、1階の書斎が夫婦共用の書斎として使われるのではないだろうか。子どもが2人になったら、無論1階の書斎が明け渡される。
子どもが巣立った後は、2Fの書斎をアトリエなど趣味の部屋にし、1階の書斎は、長い人生にたまった「捨てられない思い出の品々」をしまう納戸として使ってもよい。
玄関土間収納も大きく取り、季節外の靴、趣味の道具、運動具、スペアタイヤなどがしまえるようになっている。げた箱の他にこの収納があることによって、玄関はいつもスッキリと保つことができる。
この家は、新婚期、子育て期、子どもが巣立った後の2人暮らしと、それぞれのライフステージに応じて快適に長く暮らせる家である。
今回もまた大勢の方々に見ていただいて、率直な感想を聞いてみたいと楽しみにしている。 .
家というのは、今購入を検討している人は当然として、そうでない人をも引きつける魅力がありますね。家の間取りを見ながら住むとどうなるか空想するのも楽しいものです。
また、古い家を見ればその家族の歴史が分かりますし、新しい家は施主のこだわりや思想・価値観が反映されていて興味深いですね。某リフォーム番組が長続きしているのも、やはりそういった普遍的な魅力があるからなのでしょう。
加えて、家はもちろん施主本人が工事することはほとんどないですね。施主の希望を形にする設計士・建築士がいて、実際に家を建てる建設会社や工務店、大工さんがいるわけで、そういった専門家、特に設計士・建築士など、実際に間取りやデザインを形にした人のこだわりポイントもとても面白いですね。
今回取り上げた上記記事もそういう観点から興味を引かれましたので取り上げてみました。
筆者の方は、主婦の声を集約するマーケティング会社の経営が本業のようですが、その延長線上で「ママの笑顔が映える家」というコンセプトのもと愛知県のJAあいち経済連とコラボレーションして、いくつかの家をプロデュースしているようです。
今回はその中で、DINKS向けの家が紹介されております。「ママの笑顔が映える家」なのにDINKSとは、のっけからコンセプトが矛盾しているような気もしますが、ママ=妻と置き換えればいいのかもしれません。具体的な間取りはこのようになっております。
うーむ、なかなか素敵な家ですね。特に首都圏や都心に住んでいると、庭付き一軒家の実現はそう簡単ではありませんから余計にそう感じられるかもしれませんね。
敷地面積は40坪。コラム中の「余り広くない敷地」というのがこの家を指すのかどうかは分かりませんが、記者には十分、広いように感じます・・・。
この家のこだわりポイントを列挙すると以下のようになります。
・1、2階逆転プランである
・リビング・ダイニング・キッチンを2階にもっていくことで、一番長くいる場所の日照と眺望の良さを確保できる
・1階の寝室と洗面・浴室が近いのも便利
・広い洗面室には、室内洗濯物干し場も設置
・リビングには南・東にL字型にバルコニーが付いていて、対面キッチンに立つと視界が外に向かって広がり気持ちがよい
・対面キッチンの脇がダイニングスペースなので、リビングに居る人とは対面で会話ができるし、食卓に居る人とは横向きにコミュニケーションがとれ、キッチンと食卓の距離も短い
・キッチンの隣は広めのパントリーになっていて、買い置きの缶詰や乾物類、読み終わった新聞・雑誌の一時置き場として便利
・1階主寝室の隣の書斎は5.7畳、2階リビング隣の書斎は4.7畳で、両方とも収納付きであるから、将来子どもができたときには、子ども室に転用できる
・子育て期には、2階の書斎を子供室に(子どもを見守りやすいし、コミュニケーションもとりやすい)
・子どもが巣立った後は、2Fの書斎をアトリエなど趣味の部屋にし、1階の書斎は、長い人生にたまった「捨てられない思い出の品々」をしまう納戸として使ってもよい
・玄関土間収納も大きく取り、季節外の靴、趣味の道具、運動具、スペアタイヤなどがしまえる
もしかすると、今の建築士・設計士はこれくらいのことは考えて家をデザインしているのかもしれませんが、こうやって「こだわり」を語ってもらうことで、住むとどうなるのか、その情景をさらにイキイキと思い浮かべるようになりますね。
また単に暮らしぶりだけでなく、コラムの中にもあるように「この家は、新婚期、子育て期、子どもが巣立った後の2人暮らしと、それぞれのライフステージに応じて快適に長く暮らせる家である」というコンセプトがより容易に理解できるようになります。
記者もこんな家ならほしいですね。室内洗濯干し場も惹かれます・・・。
ただ記者がもしさらにこだわるとすると、シャープな外観とルーフバルコニーですが・・・いかがでしょう。専門家の方々は賛同してくれるでしょうか?
いずれにせよこれから家を購入する・建てるという方は、こういった間取りの提案や、実際に新築の家に住んでいる人の意見を参考にしながら、ぜひじっくり専門家の方と話をしてみてください。それもまた、家を建てる大きな楽しみの1つだと思います。