※当サイトには広告リンクが含まれています。
<編集部からのコメント>
5月となりました。首都圏の不動産販売も、震災の影響から徐々に回復しつつあるらしいですが、とはいえそれは50%→70%に回復するとか、60%→80%に回復するとか、そういう話であって、100%の状態に戻るにはもう数ヶ月かかるのでしょうね。
やはり余震だったり、原発だったり、電力不足といった、継続中の諸問題が収束するのと反比例した動きになるのではないでしょうか。
とは言いながら、そうであっても底堅いマイホーム需要はあるわけで、ご検討の方々にとって気になるのは住宅ローンの金利動向ですが、今月は大手銀行の中ではみずほ銀行が期間15年と20年の金利を少し引き上げたようです。
と言うことは金利は上昇傾向にあるのか?と思いますが、こちらの記事では「5月のフラット35、20年以下の金利低下」ということであります。上がっているのか下がっているのかよくわからなくなってきますが、住宅ローンと関係の深い、長期金利はこのような推移になっております。
ギッタンバッタンしておりますが、足元では下がっておりますね。金利は通常であれば「経済の体温」のようなものですから、震災やそれに続く諸問題の影響により、景気に暗雲が立ち込めている現状では、金利が低下するのも納得できます。
となるとなぜ冒頭のみずほ銀行が金利を少し上げたかがよく分からなくなってきますが、4月前半までは金利が少し上昇傾向でしたから、それも影響しているのですかね?
と言うことで、景気が低迷すること自体はあまり喜ばしいことではありませんが、当面は金利上昇を心配する必要はなさそうです。
ちなみに上記長期金利は「10年もの金利」でありますが、もう少し期間の短い金利はどういう動きになっているかと言うと「1年もの金利」はこのような推移になっております。
こちらはより下落傾向が鮮明ですね。住宅ローンの短期金利や変動金利についてもやはり金利上昇は当面、なさそうですね。