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<編集部からのコメント>
マイホームの購入や住宅ローンの借入にあたって、やっぱり周りがどれくらいの物件を購入しているのか、いくらくらい住宅ローンを借りているのか、というのは興味がわくところです。上記記事ではアンケートに基づき、そのあたりの情報を統計的に集計していてとても分かりやすいですね。
上記記事は年収400万円以上600万円未満の方の回答結果をまとめたものですが、それ以外にも
・年収400万円未満
・年収600万円以上800万円未満
・年収800万円以上
の場合の集計結果も公表されています。気になった方はチェックしてみてください。
さて個別の集計結果を見てみると、新築vs中古の比率は7:3となっています。やはりみなさん、新築が好きなのですね・・・。記者は中古でもいいと思いますが、その場合でも徹底的なリノベーションをしたいので、「新築願望」に近いといえば近いかもしれません。
物件の面積は60平方メートル以上が約8割になっており、さすがに持ち家だけありますね・・・。80平方メートル以上も約半分で、家族で住むのに十分な広さです。
気になる購入の物件価格は3,000万円〜4,000万円が約4割、4,000万円〜5,000万円が約3割ということで圧倒的にこの価格帯に集中しておりますね。仮に平均が4,000万円で、年収の平均が500万円とすると「年収の8倍」ですか・・・教科書的にはちょっと背伸びした金額ということになるのですかね?
一方の借入額は2000万円〜3000万円が約5割と突出しております。1000万円〜4000万円に広げればほぼ8割となりますね。ざっくり全体の住宅ローンの平均が2,500万円とすると、「年収の5倍」ということになります。やや高めかもしれませんが、しかし常識的な範囲だと思います。
とすると、頭金はざっくり購入価格:4,000万円−住宅ローン:2,500万円=1,500万円ということになりますが、そんなに頭金ってためられるものなんですかね!?実際に頭金に関する設問では1,500万円以上はわずか1割で、500万円未満が全体の6割、200万円未満でも4割と、実態としては残念ながら多くの方は十分な頭金を用意していないことがわかります。
どこか計算間違いをしているようです・・・平均像は
・購入価格:3,300万円=頭金:300万円+住宅ローン:3,000万円
というような感じですかねぇ。これだと平均年収が500万円とすると、物件は「年収の6.6倍」、住宅ローンは「年収の6倍」ということになります。いずれもちょっと高いですね。特に住宅ローンが年収の6倍というのは専門家から言わせれば「無理しすぎ」と怒られそうであります・・・。
ただ一方で毎月の返済額は月5万〜10万円が約8割と結構健全であります。これなら賃貸とそれほど変わらない金額と言えそうですね。全般的に「適切」なのか「無理している」のかちょっと分からなくなってきましたが(苦笑)、少なくとも毎月の返済額は無理のないレベルに設定されていそうです。この点はぜひ参考になさってください。
最後にもっとも気になるのは購入者の満足度ですが「81.2点」ということで、満足度は結構高そうですね!やはりマイホームは生活の満足度を高めてくれるのですね。これは勇気付けられる数字と言えそうです。
ちなみにこの数字は年収によって劇的に増減するというものでもなさそうです。どの年収クラスも概ね満足度は80点前後で、こちらの年収400万〜600万円の方々の満足度は、年収600万〜800万の方々の満足度より若干高くなっています。住めば都、ということもあるのかもしれませんが、物件の値段やグレードにそれほど強くこだわる必要はないのかもしれません。これも参考になりますね!