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今が得! 住宅ローンの借換えタイミングをメールで知らせるサービス開始
借り換えがお得になるとメールで通知
住宅ローン金利はときどきによって変動する。手数料など諸費用を負担しても借り換えた方が得、という時期もあるが、常に金利の動向をウォッチしてタイミングを計るのは難しい。
SBIモーゲージは24日、そんな需要に対応する新しいサービスを開始した。住宅ローンの借り換え時期をメールで通知してくれるというものだ。
返済額を大きく減らせる可能性も
昨今の住宅ローンはまた超低金利状態に突入している。フラット35などの固定金利型住宅ローンに借り換えることで、返済総額を大きく減らすことも可能だが、一般の人にはその時期を見極めるのが難しい。
SBIモーゲージが開始した新サービス「SBI住宅ローン【レートウォッチャー】」は、あらかじめ登録された情報と毎月の金利をもとに、総返済額の軽減額を計算。希望以上のメリットが出た場合に、メールで知らせてくれる。
申し込みはインターネット上から簡単に行える。
<編集部からのコメント>
住宅ローンの新規借入の場合は、概ね物件の引渡し時期が決まっておりますので、手続きをどんどん進めていく必要がありますが、一方でついつい先延ばし・先延ばしになるのが住宅ローンの借り換えですね。
明日にも金利が上がる、と言った明確なキッカケがあれば別ですが、ご存知のように金利は長年低いままですので、特段焦る必要がない。
さらに物件購入の場合と違って、借り換えの場合は不動産屋さんも手伝ってくれませんので、全部自分でやらないといけません。この事務手続きの煩雑さがネックになって、躊躇している人も多いかもしれませんね。
要するに住宅ローンの借り換えは往々にしてキッカケ不足・やる気不足により放置されることが多い、ということだと思います。
そんな方々にキッカケを提供するサービスをSBIモーゲージが開発したということですね。その名も「レートウォッチャー」です。名前の通り住宅ローンの金利をウォッチし、今の住宅ローンから借り替えた場合の金利削減メリットが希望額に達した場合にメールでお知らせしてくれるサービス、ということのようですね。
たとえば希望する金利削減メリットを100万円としておけば、それを満たすくらい金利が下がった場合にお知らせしてくれるわけで、「いよいよ、100万円のメリットが出るタイミングになったので借り換えるか!」というようなキッカケ・動機作りを期待しているわけですね。なかなか面白いサービスだと思います!
ただ問題は、これ以上金利が下がることがあるか、という点ですね。仮に現状の金利削減メリットが50万円として、「いよいよ100万円になったらやろう!」と思ったとしても、そこまで金利が下がるタイミングは永遠に来ないかもしれません。
何度もご案内しておりますが、こちらは住宅ローン金利と関係の深い長期金利の推移ですがここ10年でほぼ最低水準になっていることが分かります。
もちろん、更に金利が低下する可能性は0ではありませんが、仮に下がったとしてもそれほど大きく下がることはないと思います。もうすでに十分、金利は低いですからね。金利は0%以下にはなりません。
さらに、そうやって金利低下を待ち続けている間にも住宅ローン返済が続き、元本は徐々に減っていきますから、それに伴い、借り換えメリットもまた減っていくことになりますね。
そういった点も踏まえればやはり、金利削減メリットが今以上に大きく膨らむ可能性は大きくないと言えそうです。あわてて借り換えする必要はありませんが、一方、じっくり待てば今より好条件が出てくる、ということも・・・あまりなさそうですね。
やはり借り換えについては、どこかでエイヤっと決断するしかないのではないでしょうか。
金利が上がったり下がったりを繰り返している場合は、こういった「レートウォッチャー」のサービスは悪くないですが、今のように低金利が恒常化している現状では、残念ながらあまり活用できる局面はないのかもしれませんね。
>>>SBIモーゲージ/フラット35の詳細はこちらから