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<編集部からのコメント>
いよいよゴールデンウィークですね。不動産市場は3月に大きく盛り上がった後、4月は小休止、そして5月のゴールデンウィークから再度盛り上がり始める、という話を聞いたことがありますが、それは正しいのでしょうか?
ただ、平日は忙しく余裕がない人も、連休に家でのんびりして、やっと住まいのことについてゆっくり考えられるようになる、ということはあるかもしれませんし、あるいは休みの暇つぶしにモデルルームに行って、そこでビビビと来る、ということもあるかもしれません。いずれにせよ、マイホーム選びは良い物件との出会いが全てですから、興味がある方はまずはゆっくり情報収集されてはいかがでしょうか。
記者自身のことを振り返ると、やはり年末年始やゴールデンウィーク、夏休みなどに、家で過ごす時間が長くなるのに比例して、引越ししたい!という気持ちが強まったような気がします。一体、どんな家に住んでいたのだ、という話ですが・・・。
さて、これから住宅取得を検討されている方にとって気になるのが金利動向ですが、住宅ローン金利と関係の深い「長期金利」=10年もの国債金利の最近の動きをチェックするとこうなっております。
■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)
お見事に下がっておりますね・・・。0.95%をも下回る0.92%まで下がっておりまして、この1年間では最も金利が低くなっています。景気も徐々に回復し、企業の業績も大きく復調してきている中で、この金利低下は違和感がありますが、理由を探るとすると、1つ目は日銀の更なる金融緩和期待があることでしょうね。
金利の理屈としては、金融を緩和しお金をジャブジャブにすれば金利が下がる、ということになっておりまして、市場は日銀の「次の手」を既に織り込んでいると言えるのかもしれません。
2つ目は消費税増税への流れを受けて、財政再建への期待が膨らみ、国債への買い安心感が更に広がりつつあるのかもしれませんね。もちろん5%→10%に引き上げたところで、国の赤字は全く解決しないのですが・・・。
いずれにせよ、長期金利が下がっているのは住宅ローンユーザーにとっては良い動きでありまして、来月の金利も当然低下が期待できる状況になっております。
そんなわけで来月の住宅ローン金利を予想するとこんな感じでしょうか。
・変動金利 : 変わらず
・10年固定 : 少し低下
・20年固定 : 少し低下
・30年固定 : 少し低下
・フラット35 : 少し低下
ここでいつものように、早めに5月の金利を発表しているソニー銀行の住宅ローン金利を、4月と5月で比較するとこういうことですね。
◆ソニー銀行住宅ローン金利
・変動金利 : 0.872% → 0.872% (変わらず)
・10年固定 : 1.886% → 1.768% (下がる)
・20年固定 : 2.560% → 2.418% (下がる)
・30年固定 : 2.677% → 2.534% (下がる)
予想どおり、長期金利の低下を受けて、やはり10年〜30年の金利は少し下がっておりますね。ソニー銀行はフラット35は取り扱っていませんが、フラット35の金利も5月は下がるものと思います。
そして気が早いですが、こうした金利の下落が続けば6月は更に下がるかもしれない、ということですね。多くの方は変動金利タイプ狙いだとは思いますが、長期固定金利タイプ狙いの方は、長期金利の動向をしっかりチェックしてみてください。