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住宅ローン関連ニュース:
住宅ローン金利競争、終わりの始まり!?

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2013年10月10日

日本経済新聞

銀行リテール、住宅ローン消耗戦 流通・ネット系が攻勢




※抜粋

<編集部からのコメント>

住宅ローンの金利競争激化については、ここ数年ずっと指摘されていることですね。

当サイトでも何度か取り上げたことがありますが、最近の記事はこちらです。

>>>結局のところ、今の住宅ローン金利は赤字?黒字?

上記記事内でご紹介している金利グラフがこちらですね。



これは住宅ローンの変動金利タイプの金利推移について解説したグラフとなりますが、住宅ローン変動金利は主に市場金利の一種である「無担保コールレート・翌日物」がベースとなっていると言われています。

で、この「無担保コールレート・翌日物」が今までどういった推移をしてきたかと言うと、89年ごろのバブル崩壊以降、下がりに下がり、95年時点ですでに1%を大きく下回った水準となっていることが分かります。

そして一向に回復しない、というよりますます深刻化する経済状態に歩調を合わせるように、ついに90年代終盤には0%近辺へと下落したのですね。いわゆる「ゼロ金利政策」の発動です。

その後、2000年前後や2006年前後に一旦上昇する兆しはあったものの、基本的には0%近くに張り付いて推移しています。つまり長く見れば20年近く、短く見ても15年近くはこうした短期金利の「超・低金利」状態が続いていることになります。

ということは、こうした金利をベースとする住宅ローン変動金利も理屈の上では、20年前や15年前に大きく下がったきり、ずっとその状態を維持しているはずですね。

しかし。

みなさん、よくご存知のように住宅ローン金利は刻一刻と低下してきておりまして、住宅ローン変動金利タイプも例外ではなく、ここ数年で大きく低下してきました。

それを示すのが上記グラフで言うと青いラインですね。これは優遇金利適用後の変動金利で、実質的な借入金利はこちらがより実態に即しているわけですが、2009年ごろから段階的に下がってきていることが分かります。

ベースとなる金利が下がらないのに(ゼロ金利なのでこれ以上下がりようがないわけですが)、優遇金利が下がり続けているということは・・・もちろんこれは各銀行が自社の利ざやを削って、低金利を捻出しているためですね。

確かに数年前まではメガバンクの変動金利は1.675%とかそういったレベルでしたから、表面上は半分近く低下したということになります。

今までが暴利だったという噂もないではありませんが・・・。

ただ当然のことながら、住宅ローン事業にはそれなりの経費がかかるわけですし、一定割合で住宅ローンを返せない人も出てきます。それらのコストは住宅ローンの利ざやでカバーしないといけないわけで、素人目で見てもこうした住宅ローンの金利競争は限界が近づきつつあるのが理解できます。

上記記事でも、大手銀行首脳の嘆息として、「どこかで金利の引き下げはやめなければ」と自問自答していると紹介されておりまして、まぁ、そういうことなのだろう、と思います。

ただし住宅ローン利用者からすれば、首脳氏には申し訳ないですが、こうした状況というのは大歓迎でありまして、そもそもの市場金利の低下に加えて、住宅ローンの利ざやが縮小している現状はWでおいしいという意味で、「絶好の借り時」であるのは間違いありません。

いつまで続くか分からないこのチャンスをみなさん、上手に活用してください・・・と、いつもはここで〆るわけですが。

この10月の住宅ローン金利については非常に気になる動きがあります。

>>>2013年10月の住宅ローン金利は2ヶ月連続の下落 さらなる低下に期待

上記記事の中でもご紹介しましたが、各銀行が住宅ローン金利を全般的に引き下げる中で、日本最大のメガバンクである三菱UFJ銀行が、むしろ金利を引き上げてきたのですね!

住宅ローン金利と関係の深い長期金利は7月以降、概ね低下傾向にありまして、金利据え置きならまだしも、ここで引き上げる理由は見当たりません。実際、他の銀行は住宅ローン金利を引き下げているわけですからね。



ちなみに同じく住宅ローン金利を引き上げてきた数少ない銀行がソニー銀行でしたが、こちらはその後、11月以降の金利優遇幅の拡大を発表しておりまして、その伏線だったことが判明しました。

つまり、「事前に定価を引き上げておいて、割引率を増やし、お得感を演出する」というバーゲンシーズンのアパレル業界の戦術と同じですね。この戦術をどう捉えるかは皆様のご判断にお任せします・・・。

となると、三菱UFJ銀行も来月以降、優遇幅を広げる作戦に出る可能性はゼロではありませんが、恐らくそれはないとすると、この金利引き上げの動きはとーっても気になりますね。

もしかすると、ついに三菱UFJ銀行が住宅ローンの金利競争から降りたかもしれない、ということかもしれません。

あくまで1ヶ月の住宅ローン金利設定の違いだけから夢想した、「うがった見方」に過ぎませんが、そうやって考えると、今月、三菱UFJ銀行が従来無料だった平日昼間のコンビニATM手数料の「有料化」に踏み切ったことと妙に符合して「いやな予感」がしますね。

つまり、個人部門の戦略を、従来のシェア重視から利益重視へと舵を切りつつあるのかもしれない、ということです。

11月の住宅ローン金利が発表されれば、それが杞憂かどうかはっきりしてくるとは思いますが、これから三菱UFJ銀行の住宅ローンを利用しようとされる方はご留意ください。

しかし記者としてはとーっても気になるこの動きですが、今のところこの動きに懸念を示している記事やコラムは見当たりませんね。みなさん、あまり気にしていないのでしょうか?

参考になさってください。

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