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[12月の住宅ローン金利予想]
住宅ローン4ヶ月連続低下に期待 市場金利上昇に注意

このページでは、足元の金利動向から、来月の住宅ローン金利を予想します。
2013年11月19日

長期金利は0.6%台前半まで低下も、反発の兆しあり


■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)



<編集部からのコメント>

上記グラフの通り、住宅ローン金利と関係の深い長期金利=10年もの国債金利は4月から5月にかけて大きく上昇しました。そのキッカケとなったのは日銀による「異次元」の金融緩和策発表です。

金融緩和とは、金融市場に資金を大量に供給して経済を活性化させる政策ですね。金融市場では「金余り」となることから、一般的には金利が低くなる効果があるわけですが、今回は緩和策発表後にむしろ金利が上昇するという「真逆」の動きとなったことから大きなサプライズとなりました。それだけ国債市場が混乱してしまった、ということなのでしょうね。

そうした市場金利・長期金利の動きにリンクするように、住宅ローン金利も5月から7月まで3ヶ月連続で上昇しました。思わぬ金利上昇に慌てた方も多いのではないかと思います。

ただそうした金利の混乱も沈静化しつつあり、7月半ばから長期金利は徐々に低下し始め、8月、9月、10月、そして11月と4ヶ月連続で基本的には下落トレンドを維持しています。足元の金利水準も先月のこの時期の0.655%から、0.635%まで低下しています。住宅ローンを検討されている方にとってはありがたい動きですね!

実際、住宅ローン金利も長期金利の後を追いかけておりまして、8月には金利上昇が一服し、9月、10月、11月と3ヶ月連続の引き下げとなりました。

このように金利は全般的にゆるやかに低下傾向にあるわけですが、少し気になる動きと言えば、上記長期金利のグラフを再度チェックしてもらえればわかるように、足元では少し反発の兆しが見えています。

「反発」といっても長期金利が0.59%だったものが、0.63%になった、というようなレベルですので誤差の範囲内ですし、絶対水準としては引き続き歴史的な低水準にあるのは間違いありませんが、たださらなる上昇傾向が見えるようであれば、8月以降続いていた住宅ローン金利の低下がいよいよストップするかもしれません。

「金利が上昇」するのではなく、「金利低下がストップ」するくらいであれば、実害はなさそうですが、今後、金利低下が加速するとお考えの方はご留意ください。

ちなみにこのように金利が下げ止まった背景は、やはりここ数日の株価上昇ではないかと思います。 日経平均で言うと14,000円前後から15,000円前後まで一気に1,000円近く上昇しましたからね。金利と株価は基本的には連動しますので、金利が反応するのも当然かもしれません。



ポイントとなるのはこうした株価上昇がさらに続くかどうかという点ですが・・・株価の指標的にはかなり「割高」ゾーンに入ってきました。金利と同様に将来の株価を正確に予測することは困難ですが、さすがに今の勢いのままどんどん株価が上昇していくことはなさそうです。

また、先月もご案内したように、日本の金利にそれなりに影響を及ぼすと見られているアメリカの金利上昇も今のところ一服しています。



これは新しくアメリカのFRB議長に就任予定のイエレン氏の発言が金融緩和縮小に慎重と受け止められ、早期の金融緩和縮小懸念が一歩後退しているためですね。

折りしも来年3月までの間に、消費税増税前の駆け込み需要に伴う住宅ローン市場の過熱が噂されています。それが正しいかどうかは分かりませんが、もうしばらく市場金利が落ち着いて推移し、住宅ローン金利も低水準を維持することを期待したいと思います。

今後住宅ローンの借入や借り換えをご検討の方は、このチャンスをぜひ生かしてください。

さてここで、いつものように2000年からの長期金利の推移を振り返るとこのようになっています。



長期金利は上記の通り5月に大きく上昇したとは言え、中長期的に見れば、今が引き続き「歴史的な低水準」にあることがよくわかります。特にここ数ヶ月は上記の通り順調に低下し、史上最低水準に肉薄しています。

一方で。

前回の景気回復局面である2003年〜2006年ごろの金利推移を見てみると、2003年には長期金利が0.5%前後という過去最低水準まで下がったのち、その後1.5%近くまで跳ね上がっていることが分かります。

たかが1.5%ではあるのですが、されど1.5%と言えます。今の長期金利の金利水準からすれば3倍近いですし、仮にそうなれば住宅ローン金利も当然、相応に上昇することになります。

2003年当時、世界経済の見通しが大きく好転したことや、小泉政権への期待、りそな銀行への公的資金注入により金融不安が大幅に後退したことに加え、「VaR」と呼ばれるリスク管理手法に起因する「VaRショック」と名づけられた「国債の投げ売り」が金利上昇を加速させたと言われてますが、そもそも金利のバイオリズムとして、「好景気の前が最も金利が低い」のだとすると、急かすわけではありませんが、中長期的に見れば、これから金利が上昇する可能性というのはそれなりにありそうです。

日本では金利が極めて上がりにくい経済状況にあること自体は変わりませんが、それでも今の「歴史的な低水準」からすれば上昇する余地は十分ありますね。

いずれにしても今後、住宅ローン金利が低下した場合は当然として、仮に住宅ローン金利が多少上昇したとしても今の水準であれば住宅ローンの借入・借り換えの絶好の機会であることに変わりはありません。

焦る必要は全くありませんが、上記のような中長期的な金利上昇の可能性を頭に入れ、多少の金利変動に左右されることなく、ぜひこの好機を上手に活用してもらいたいと思います。

さて前置きが長くなりましたが、2013年12月の住宅ローン金利を占う上で、いつものように、早めに来月の金利を発表しているソニー銀行の住宅ローン金利をチェックしたいと思います。

◆ソニー銀行住宅ローン金利

・変動金利 : 0.899% → 0.899% (変わらず)
・10年固定 : 1.524% → 1.481% (−0.043%低下
・20年固定 : 2.272% → 2.240% (−0.032%低下
・30年固定 : 2.418% → 2.388% (−0.030%低下

やはり、上記のような市場金利の低下を受けて、変動金利を除き、全ての主要な期間の金利が0.03%〜0.04%程度低下していますね!他の銀行も追随することを期待したいと思います。

加えて、いつものように今月の国債の平均金利と、先月のこの時期の国債の平均金利の差をチェックするとこのようになります。

◆11月19日現在の今月の国債の平均金利と、10月19日時点の先月の国債の平均金利

・1年  : 0.08% → 0.09% (+0.01%上昇
・10年 : 0.65% → 0.61% (−0.04%低下
・20年 : 1.53% → 1.51% (−0.02%低下
・30年 : 1.66% → 1.65% (−0.01%低下

確かに全般的には低下していますが・・・低下幅はまちまちですし、1年ものについてはごくわずかですが上昇していますね!やはりしばらく市場金利の動きには注意が必要です。

上記国債の金利はあくまで「月半ばのその月の平均金利」を算出したものですので、これがすなわち来月の住宅ローン金利にそのまま反映されるわけではありませんが、このまま金利が落ち着き、今の金利水準で推移すれば、12月の住宅ローン金利金利低下が期待できそうです。

ただ足元での金利上昇の動きがさらに大きくなるようであればその限りではありません。「住宅ローン金利据え置き」となる可能性も多少は頭の片隅に入れておいたほうがよさそう、ということですね。

ただ仮にそうなったとしても繰り返しになりますが、今が住宅ローンの借入や借換のベストなタイミングであるのは間違いなく、多少の金利変動に左右されることなく、ぜひこの好機を十分に活用していただければと思います。

最後に住宅ローン「変動金利」タイプについて。

これまた毎回ご案内しているように、人気の住宅ローン変動金利タイプのベースとなる「短期金利」については、日銀が完全にコントロールしているために、上がることも下がることもなく引き続き、「超・低金利」を維持しています。

実際、11月19日現在の代表的な短期金利である「無担保コール翌日物」金利は「0.073%」とケタ違いの低金利=ゼロ金利となっています。1ヶ月前の金利は「0.070%」でしたから、ほぼ変わらずということですね。

日銀のこうした短期金利の引き下げ政策=ゼロ金利政策は、日銀自身が明言しているように十分なインフレ=おそらく年2%=となるまで続けられますので、短期金利はまだまだ低金利が続き、それはつまり、住宅ローン変動金利タイプもまだまだ低金利が続くことを意味します。

住宅ローン金利が上昇した、低下した、と言ってもそれはあくまで10年固定や20年固定といった「固定金利タイプ」の話であり、「変動金利タイプ」は基本的にはゼロ金利政策が復活した2008年12月以降の5年近く金利上昇していません。

つまり変動金利タイプをご検討の方は、長期金利の変動に一喜一憂する必要は全くない、ということですね。こちらも参考になさってください。

みなさんが最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。

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