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[2014年9月の住宅ローン金利動向]
住宅ローン金利はさらに低下 過去最低を更新中!

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2014年9月2日

サンケイBiz

大手銀、住宅ローン金利を一斉引き下げ 利ざやゼロ…逆ざやも




※抜粋

<編集部からのコメント>

9月となりました。例年であれば温暖化が進む中、残暑が厳しくてもおかしくない季節ですが、先月の半ば以降ずっと涼しい気候が続いていますね。猛暑から冷夏へとめまぐるしく変化したような気がします。

要は天候不順なわけですが、雨が多く、人的被害も発生した西日本は当然として、東日本でも農家の方は大変でしょうね・・・。一般市民としては冷夏・暖冬、大歓迎なわけですけれども。

そして天気と同じくスッキリしないのが住宅市場であり、住宅ローン市場と言えます。マンション市場については業者が人手不足や販売懸念から供給を絞っておりますし、戸建て市場も駆け込み需要の反動減が続いているのか、着工件数はなかなか上向かないですね。中古住宅市場も価格の低下傾向が徐々に現れてきています。

つまりはなかなか盛り上がってこないわけですが、住宅市場と裏表の関係にある住宅ローン市場もまた、同様に低迷していることになります。来年秋の10%への消費税増税が決まれば大きく風向きが変わるのでしょうけれど、当面はこうした落ち着いた状況が続くのかもしれませんね。

銀行も含めた住宅市場関係者にとっては大変かもしれませんが、一方で住宅ローン利用者にとっては「周りがどう」というのはあまり関係がなく、むしろこうした「買い手市場」という状況は条件面で好都合な部分も多そうですね。

上記記事でも指摘されているように「各行の利益率は劇的に低下している」ということですが、それはつまり住宅ローンの「お得度」が劇的に上昇していることを意味します。「借り手優位」な状況がもう少し続くことを期待したいと思います。

さて前置きが長くなりましたが、9月の住宅ローン金利動向は、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行といった大手銀行が主力金利の1つである10年固定金利を全面的に引き下げてきました。8月も引き下げましたので、2ヶ月連続ということですね!これにより過去最低金利がさらに更新されたことになります。

先日のこちらのコラムでは「住宅ローンは更に低下」と予想しましたが、結果は予想通りですね。2週間前に書いたコラムですので大きく外す方が難しいわけですが・・・。

>>>[9月の住宅ローン金利予想]長期金利は0.4%台突入 住宅ローンは更に低下

ここでいつものように住宅ローン金利と関係の深い、最近の長期金利=10年もの金利の推移をチェックするとこうなっています。

■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)



長期金利は先月、長らく強力な抵抗線となってきた0.6%を大きく割り込み、0.5%台前半まで低下したわけですが、今月はと言うと・・・0.4%台まで低下していますね!実際、足元の長期金利は0.490%であり、先月のこの時期の0.525%から順調に下落しています。

このまま行けば秋が深まるころには0.3%台も夢ではありませんね。

もちろん歴史的に見ても最低水準なわけですが、これはやはりそもそもの異次元緩和による金利引き下げ圧力に加え、世界的にも金利が低下してきている影響が大きそうです。

そんなわけでアメリカの金利をチェックしてみると・・・結構、急激に低下していますね!順調に景気が回復しつつあり、金融緩和終了のシグナルがさかんに発信されているアメリカの金利が低下傾向にあるのは違和感を感じなくもないですが・・・。



そして、より劇的に低下しているのがヨーロッパの金利ですね。そもそもの金融緩和拡大姿勢に加えて、最近の景気後退傾向、ポルトガルの銀行の経営危機、さらにはウクライナ問題に伴うロシアとの関係悪化などが影を落とし、ドイツの金利はこうなっています。



年始には1.9%前後あった金利が今や0.9%前後ですからね。短期間で半分以下まで下がったことになります。ドラマチックな展開です・・・。

ある意味、「世界的な債券バブル」と言えるのかもしれませんが、こうやって眺めると日本の金利が低下するのも当然と感じます。当面、日本の市場金利も住宅ローン金利もさらに低下する可能性があると考えておいて良さそうですね。

住宅ローンをご利用の方や、これから利用しようとされている方はこの 「超・低金利」という空前の追い風をしっかりご活用いただければと思います。


[2014年9月の住宅ローン金利]

すでにご案内しているように、9月の住宅ローン金利は8月の金利から「全面的にさらに低下」という動きになっています。つまりはこれまでの過去最低水準を2ヶ月連続で更新したわけですね。

>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

具体的な金利をチェックしていくと、フラット住宅ローンについては、メインのフラット35の金利は8月と比較して−0.03%低下、そしてそれより期間の短いフラット20の金利も−0.03%低下となっています。今月の住宅ローン金利を象徴する動向ですね。こちらも盛んに報道されているように、2ヶ月連続で過去最低金利を更新した、ということです。

>>>最新のフラット35の金利はこちら(楽天銀行)

次に民間の住宅ローンをチェックすると、いつものように当サイトで人気の住信SBIネット銀行と、日本最大のメガバンクである三菱UFJ銀行の、8月と9月の住宅ローン金利の推移はこのようになっています。

住信SBIネット銀行(Mr.住宅ローン)

 ・変動金利  : 0.650% → 0.650% (変わらず)
 ・10年固定 : 1.170% → 1.170% (変わらず)
 ・20年固定 : 1.760% → 1.740% (−0.02%
 ・30年固定 : 1.870% → 1.860% (−0.01%

 >>>最新の金利はこちら

三菱UFJ銀行(保証料を加えた実質金利)

 ・変動金利  : 1.275% → 1.275% (変わらず)
 ・10年固定 : 1.500% → 1.400% (−0.10%
 ・20年固定 : 3.500% → 3.450% (−0.05%
 ・30年固定 : 2.150% → 2.100% (−0.05%

 >>>最新の金利はこちら

変動金利を除き、ほとんど全ての金利が低下していますね!うれしい動きです。

さてこの2つの実質的な金利水準で見比べれば、やはり前者の住信SBIネット銀行が金利面で魅力的なわけですが、その住信SBIネット銀行は新商品である「Mr.住宅ローン」に注力しています。住宅ローン金利が低いだけでなく、従来の全疾病保障無料にプラスして、何と傷害補償や地震補償も無料で付加されます!

そうした「大盤振る舞い」のサービス内容でありながら、固定金利だけでなく変動金利も0.650%と極めて低水準に設定しているのですね。

こうした変動金利タイプのベースとなっているのは、「1日もの金利」などの超・短期の市場金利ですが、すでにゼロ金利となっている短期金利がさらに低下しているわけはありませんので、完全に「戦略的な金利引き下げ」ではないかと思います。つまり自社の利益を削って金利を引き下げた、ということですね。

そうした甲斐があってか先日のニュースでは住宅ローン取扱額が1兆8千億円を超えたとのことです。審査などで手間隙かかる住宅ローンで取扱額が短期間で2兆円近いというのはネット銀行としては驚異的です。引き続きがんばってほしいものですね。

さて当サイトで一番人気の新生銀行の9月の住宅ローン金利はと言うと以下の通りです。

新生銀行

 ・変動金利  : 0.880% → 0.880% (変わらず)
 ・10年固定 : 1.500% → 1.450% (−0.05%
 ・20年固定 : 2.000% → 1.950% (−0.05%
 ・30年固定 : 2.500% → 2.450% (−0.05%

 >>>最新の金利はこちら

こちらも固定金利を全面的に引き下げなかなか積極的ですが、加えて、条件を満たせば金利が0.2%引きとなるキャンペーンを実施中です。それを加味すれば実質金利はこのようになります。

 ・変動金利  : 0.880% → 0.680% (−0.20%
 ・7年固定 : 1.300% → 1.100% (−0.20%
 ・20年固定 : 1.950% → 1.750% (−0.20%

新生銀行の住宅ローンは、ただでさえ保証料が無料など、実質コストが低いわけですが、このキャンペーンによってさらに実質金利が低下する、ということですね。この機会にこちらの住宅ローンも比較・検討されてはいかがでしょうか。

 >>>新生銀行の金利優遇キャンペーン詳細はこちらから

なお、新生銀行は、万が一の時の保障や返済停止機能を組み合わせた「安心パック」を付加するなど、金利競争以外のサービス拡充にも注力しています。住宅ローンの金利や手数料だけでなく、そうした付加価値についても目を向けてみると、また違った住宅ローン選びができるかもしれませんね。


[2014年10月以降の住宅ローン金利の動向]

気になる今後の住宅ローン金利の動向ですが、上記の通り、長期金利はさらに低下していることに加え、世界的にも金利は急激な低下傾向にあり、当面は住宅ローン金利も超・低金利を維持し、さらに下がるのは間違いなさそうです。

ただし。

もう少し長い目で見れば、アメリカの金融緩和縮小→終了→利上げに伴う円安による日本株上昇アメリカ金利の上昇が起こる可能性が高いですね。つまり一定の金利上昇パワーが予想されている、ということです。

一方で。

足元では後退したとは言え、消費税増税後の景気低下を避けるため、日銀がさらなる追加金融緩和を実施する可能性は引き続きあり、金利低下パワーは現実的にも潜在的にも強力です。

つまり、そうした金利上昇パワーと金利低下パワーが強力だった2013年と同様に、今のところ低位安定している2014年の金利も、またどこかのタイミングで上がったり下がったりを繰り返す可能性がある、ということです。そう言い続けてもう9月ではありますが・・・。

では気になるその金利上限はどういったレベルか、ということですが、長期金利で言うと、1つの目安が昨年5月末の最高値である0.90%前後という水準です。

今の長期金利の金利水準からすれば+0.4%前後ということで、びっくりするほどの金利上昇かといわれればそうではありません。実際、長期金利がピークをつけた昨年の5月や6月の住宅ローン金利がとても高かったかと言われると決してそんなことはありませんでしたしね。

やはり、「異次元の金融緩和」が実施されている間は、多少、市場金利が上昇したとしても、絶対水準的には歴史的な低水準を維持し、住宅ローン金利も魅力的な金利水準を維持していくのは間違いないと思います。多少の金利変動に一喜一憂せず、冷静にご検討いただければと思います。

もちろん、足元では上記の通り、市場金利も住宅ローン金利もさらなる低下傾向にあるわけですから、なおさら慌てる必要がないわけですが。

ちなみに。

もっと長期的な金利上昇の可能性を考えると、カギとなるのは物価です。政府や日銀は、物価上昇=インフレの状態にするためにあらゆる金融政策を取っているわけですが、景気回復と相まっていよいよ本当にインフレになってくれば、頼みの綱である「異次元の金融緩和」も縮小に向かいますので、実需と金融政策の両面から金利上昇の機運が高まることになります。

とは言え足元の物価は円安や増税といった「外圧」でかなりゲタを履いており、「実力」を考えれば本格的な金利上昇にはまだまだ力不足です。加えて、少子化が続く日本で本当にインフレとなるのか疑問を感じなくもないですが、長期的なインフレ=金利上昇の可能性については頭に入れておきたいところです。

市場関係者のインフレ期待はますます後退しているようですが・・・。

ここでいつものように長期金利の2000年からの推移を振り返ってみたいと思います。

■長期金利グラフ(グラフ期間:10年)



前回の景気回復が始まった2003年には、長期金利は0.435%の最低金利をつけた後に急速に上昇し、1.5%前後にまで、実に1%近く上がったことが分かります。

仮に今後、景気回復が順調に進むのであれば、金利についても同じ様に+1.0%程度上昇する可能性がある、ということを示唆しております。

今のところ、慌てたり、焦ったりする必要は全くありませんし、逆に低金利が常態化した日本では「金利が上昇したとしてもその程度」とも言えるわけですが、とは言いつつ、住宅ローン金利が低いのに越したことはありません。

住宅ローンをご検討の方は繰り返しになりますが、そうした将来的な金利上昇リスクを頭の「片隅の片隅」に入れて、相対的に金利が低い間に着実にご検討を進めていただければと思います。

その点では住宅ローン金利が全般的に過去最低水準を更新した今月=9月というのは、これまでと同様にやはり住宅ローンを検討するのにベストなタイミングが続いていると言えそうですね。


[今月の住宅ローン金利レンジ]

最後に、今月の具体的な住宅ローン金利のレンジをチェックするとこのようになっています。

■2014年8月の住宅ローン金利状況(実質金利)

 ・変動金利 :0.57%〜2.675%
 ・10年固定:1.17%〜3.80%
 ・20年固定:1.75%〜3.50%

 >>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

やはりこうして見ると、今までは考えられないような、極めて魅力的な金利水準ですね!

繰り返しになりますが、長期金利も住宅ローン金利も「史上最低水準」にあるのは間違いありません。多少の金利変動に一喜一憂せず、着実に超低金利のメリットを享受いただければと思います。

参考になさってください。

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

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