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2015年1月22日

日本銀行

主要銀行貸出動向アンケート調査<2015/1月>




※抜粋

<編集部からのコメント>

結局2014年の住宅市場は、消費税増税後、一度も本格的な回復をしないまま終了しました。要するに「駆け込み需要の反動」ということになりますが、しかしこれは合理的に考えると少しおかしな現象ではあります。

と言うのも政府は増税対策として、住宅ローン減税の拡充とすまい給付金を用意して「消費税5%の時より8%の方が減税効果が大きい」という状況を創り出したからですね。

そう考えるとそもそも駆け込み需要が起きてしまったこと自体が道理に合わないわけですが、しかし現実は現実です。決まるのが遅すぎてうまく周知できなかったのか、仕組みが複雑すぎて理解が浸透しなかったのか、住宅販売の現場で意図的にそういった情報が伏せられたのか、あるいはそのすべてが原因なのかわかりませんが、今後も消費税増税が予定されているわけで、同じ失敗を繰り返さないようにしていただきたいと思います。

いずれにしてもそのように住宅販売が低迷する中で、住宅ローン利用者の方々にとって気になるのが住宅ローンの方はどうなっているのか、そして各銀行の住宅ローンに対する取り組み姿勢がどうなっているのか、ということかもしれません。

そうしたわけで発表ホヤホヤの日銀の主要銀行貸出動向アンケート調査結果をご案内したいと思います。回答期間は「2014年12月9日〜2015年1月13日」ということですので中身も新鮮ですが、住宅ローンと消費者ローンの資金需要は足元でこのように変化しているということですね。



住宅ローンの指数ですが、3ヶ月前の前回が2で今回は4。つまり順調に増加しているということですね。実際グラフの上からも2014年4月〜6月期の急激な落ち込みから順調に回復してきていることが分かります。

ちなみにこの指数の中身ですが、具体的にはこういうことですね。

・前回から増加 : 1金融機関
・前回からやや増加 : 4金融機関
・前回から横ばい : 44金融機関
・前回から減少 : 1金融機関

つまりは前回から貸し出しが「4%増えた」といった話ではなく、あくまで回答した金融機関の数で計測しているおおざっぱなものではありますが、とは言いつつもちろんそれでも市場動向から大きく乖離するものではありませんので、やはり住宅ローン市場全体でも概ね同じような傾向なのではないかと思います。

そうだとすると疑問に思うのは、「なぜ住宅市場では不調が続いているのに、住宅ローン市場は回復基調なのか」という点です。これはおそらく計測方法のトリックで、住宅市場は「前年比」で好不調が計られるのに対して、この調査は「前回=3ヶ月前比」で計られているからではないかと思います。

言い換えれば、一見回復基調に見える住宅ローン市場も「前年比」で見ればまだまだ低迷している可能性があるということです。何と言っても昨年の4月〜6月期にドスンと落ちていますからね。 そこから回復してきているとしても指数的にはその回復幅はわずかであり、本格回復に至っていないのかも・・・しれません。

とは言いつつそれでも3ヶ月単位で回復してきているのであれば、裏返せば住宅市場も同じような歩調となっている可能性が高いですね。マイホーム購入者にとって住宅市場が盛り上がっている方がいいのか、逆に低迷している方がいいのか意見が分かれるところかもしれませんが、一応、回復していくことを期待しておきたいと思います。

ただ住宅ローン利用者にとって気になるのはそうした住宅ローン市場全体の動きよりも、各金融機関の「貸し出し姿勢」の方ではないかと思います。と言うのもよく指摘されているように住宅ローン金利の低下にともない、各金融機関の採算は「ギリギリ」とされておりまして、そろそろ「一抜け」してくる金融機関が出てくるとしても驚きません。

そんなわけでその貸し出し姿勢についてはこのような調査結果となっています。



住宅ローンについては「個人向け」の項目に入ってくるわけですが、前回の14から今回は19。つまり指数的には「ますます積極的になっている」ということですね!これは住宅ローン利用者にとってみれば、素直に喜んでいいのではないかと思います。

こちらもその内訳をチェックしてみるとこういうことになります。

・前回から積極化 : 6金融機関
・前回からやや積極化 : 7金融機関
・前回からほぼ不変 : 37金融機関
・前回からやや慎重化 : 0金融機関
・前回から慎重化 : 0金融機関

住宅ローン競争が激化していると言われて久しいですが、それでもまだこの3ヶ月で6つの金融機関がより積極化させ、7つの金融機関がやや積極化させているというのも驚きです。

しかしもっと印象的なのは、慎重になっている金融機関がゼロということですね!つまり今のところ上記のような「一抜け」してくる金融機関が出てくる状況というのは杞憂と言えます。

とすると・・・市場金利の低下だけでなく、金融機関の利ざやの削減競争という点からも、今の住宅ローン金利の低下は「行くところまで行く勢い」ということなのですかね。

各金融機関の立場からすればとても厳しい状況ということでしょうけれど、住宅ローン利用者からすれば・・・申し訳ないですが絶好の借り入れ・借り換えのチャンスということですね!おそらく貸し出しを積極化させるということは、金利だけでなく審査条件などをもっと柔軟に対応してくれる金融機関も出てくるでしょうし。

こうした住宅ローン利用者への追い風がもう少し続くことを期待したいと思います。参考になさってください。


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