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住宅ローン関連ニュース:
住宅に対する満足度は?この30年でどう変わった?
国土交通省調査

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2015年4月21日

SUUMO

国土交通省調べ、住宅及び居住環境に「不満」22.1%




※抜粋

<解説・異論・反論>

住宅選びに関して最も重要なことは何度もご案内しているように、「一生住もうと思える物件に出会えること」ですね。

持ち家と賃貸、どちらが良いのかという話がよく出てきます。結論としては「計算するとほぼ同じ」ということですが、その前提となるのは持ち家の場合少なくとも30年以上住むことです。

逆に言えば途中で住み替えや建て替えを行ったりすると、ほとんどのケースで「持ち家の負け」ということになるのではないかと思います。もちろん経済合理性や「損か得か」という観点だけで住宅選びをする必要はないものの、それくらい「一生住む」ということは大切であるということですね。

ただ一方で「住めば都」という言葉もあり、住んでしまえば概ね気に入るのであれば、購入前の段階で100%満足していなくてもいいという考え方もあるかもしれません。実際のところはどうなのでしょうか?

ちなみに都内のいわゆる「住みたい街」を何か所かハシゴした記者の経験に基づけば、「好きな街はずっと好きだし、気に入らない街はずっと気に入らない」というものでした。少なくとも「最初は違和感があったけれど、住んでいる間に好きになった」という経験はしたことはありません。

加えて言えば、最も満足度が高かった場所は、そうした「住みたい街ランキング」とは縁もゆかりもない場所でした。

あくまでサンプル数=1のデータではありますが、「住みたい街と住んで満足できる街」は違うのかもしれませんし、「住みたい街の基準は人によってかなり異なる」ということなのかもしれませんが、百聞は一見にしかずなわけで、マイホーム取得を一生に一度の買い物とするならやはり事前に賃貸でそのエリアに住んでみるのが一番でしょうね。

その点では「住めば都」ではなく「住んでみないと都はわからない」ということなのかもしれません。

では実際のところ統計的に今住んでいる住宅に対する満足度はどのようになっているのでしょうか?それに関する調査を国土交通省が実施していますね。「平成25年住生活総合調査(速報集計)」ですが、その結果はこのようになっています。



2年前の調査を今頃発表してくるのもどうかと思いますが、それくらい大規模なものということなのかもしれません。それはともかく直近の2013年の結果はこういうことですね。

・満足 : 21.9%
・まぁ満足 : 55.3%
・多少不満 : 18.8%
・非常に不満 : 3.3%

つまり8割近い方が満足されているということで、これからマイホームをかなえようとされている方にはかなり心強い結果だと言えそうです。

加えてすばらしいのは約30年前の昭和58年=1983年と比較すれば満足度が大きく上昇しているのですね!30年前の「不満率」が38.4%だったのに対して、今は22.1%まで下がっているわけですから、「劇的」と言っても差支えないのかもしれません。

そうしたマイホームに対する満足度の向上は住み替え意向にも表れており、リフォームを除けば、「住み替え」「建て替え」ニーズは徐々に低下していっていることが分かります。



ではこのように住宅に対する満足度が上昇している理由はなんでしょうか?住宅価格や平均面積はおそらくそれほど大きな変化はないと思います。

防音・気密性などの住宅性能や、宅配ボックスといった利便性が向上しているのは間違いないとは思いますが、そうした設備の進化が満足度に直結するとはちょっと考えにくいですね。そうした技術革新も普及してしまえば「当たり前のもの」になってしまうからです。

しかも満足度が一貫して上昇しているわけですからね。もっと何か本質的なものがあるはずです。で、その答えがおそらくこれですね。



これは世帯主の年齢別の住み替え・建て替え意向ですが、50代はやや変則的な動きとなっているものの、全体的には年を取ればとるほど住宅に対する満足度が上がっていく=住み替え・建て替え意欲が減少していくことを意味します。

要するに住宅に対する満足度が上昇している背景には「高齢化が進んでいる」ことがあるのではないかと思うのですがいかがでしょう?

残念ながら回答者の平均年齢やアンケートの回収方法についてはすぐに見つかりませんでしたが、仮にアンケートの回収方法も紙ベースの古式ゆかしいものであれば、なおさら年齢的には上にバイアスがかかりそうです。ご注意ください。

ただ一方で高齢になればなるほど、住めば住むほど今の家に満足できるのであればそれはそれでよいことですね!「最期は家で過ごしたい」という願いを聞くことがありますが、家に対する思いというのはどんどん深まっていくものなのかもしれません。

だとすると結論としては「住めば都」に近づくことになりますが、ただそうは言いつつ全体的に見れば2割の方が今の住宅に不満を持っているわけで、いくら縮小傾向にあるとは言っても無視できないボリュームです。

特にマイホームの場合は何千万円というお金を払うわけで、それでも不満というのは間違いなく不幸なことですね。

そうした点を考慮してやはりマイホームは慎重に、本当に満足できるのか、一生住みたいと思えるのか、じっくり家族も交え自問自答しながらお選びいただければと思います。

参考になさってください。

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