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[2015年5月の住宅ローン金利動向]
全体的に低下 海外金利動向に多少の懸念

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2015年5月5日

日本経済新聞

「フラット35」金利、1.46%に低下 5月




※抜粋

<編集部からのコメント>

気が付けばあっと言う間に5月ですね!折しもゴールデンウィークの真っただ中というタイミングですが、ユーザーのみなさんは有意義に連休を過ごしておられるでしょうか?

ちなみにこれまで何度もコメントしているように、例年3月末で一旦落ち着く住宅市場もゴールデンウィーク明けから徐々に盛り上がってくるようです。真実はわかりませんが、タイミングとしては増税から1年以上経ち、そろそろ駆け込み需要の反動減がなくなる一方で、2017年の再増税が意識され始めてもおかしくありません。

消費者にとって見ればあまり市場が過熱してもメリットはありませんが、日本経済のことを考えると多少は盛り上がってくれてもいいのかもしれません。ゴールデンウィークが明けた後、住宅市場がどのように推移するのか、盛り上がるのかそうでもないのか注目ですね。

さてその住宅市場の盛り上がりと密接に関連してくるのが住宅ローン金利です。当然のことながら金利が低下すれば追い風となる一方で金利が上昇すれば逆風となります。

では気になる今月=5月の住宅ローン金利動向がどうなっているかと言うと上記記事の通り・・・全期間固定金利の代表的な住宅ローンであるフラット35について、前月より0.08%程度低下したとのことですね。金利引き下げ幅自体はわずかであるものの、3ヶ月ぶりの金利低下ということになります。

逆に言えば、3月・4月と2ヶ月連続で上昇してきた流れが止まったということですね。今月の金利を見てホっとされた方も少なくなさそうです。

なお先日のこちらのコラムでは「5月の住宅ローン金利は、固定金利タイプについては−0.1%程度低下」と予想しましたが、結果は及第点と言えそうです。2週間前の予測なので大きく外す方が難しいわけですが・・・。

>>>[5月の住宅ローン金利予想]長期金利は再低下 住宅ローンも0.1%程度引下げへ

このように今月の住宅ローン金利が少し下がった背景としては、もちろん市場金利が低下したからですが、ここでいつものように実際の長期金利=10年もの金利の推移をチェックするとこうなっています。

■長期金利グラフ(グラフ期間:1年)



昨年10月31日に発表された日銀の追加的な金融緩和策の影響もあり全般的には低下傾向を維持しています。

一方、直近の動きに目をやると気になるのが、1月に0.2%前後の史上最低金利に到達した後に、なぜか大きく反発し、翌2月には0.45%近くまで上昇するという動きをした点ですね。

急な金利上昇に驚かれた方も少なくないかもしれませんが、より不可解だったのはそこまで金利が上昇する理由が見当たらなかった点です。もちろん日米欧の金融緩和姿勢に対する見方が日々変化し市場金利もその影響を受けた、というのはあると思いますが、それだけでこうしたギッタンバッタンとした動きを説明することはできませんね。

要するに、金利上昇理由があまりない中で急上昇したということは、一時的なものであったり、投機的な動きであったり、あるいは「期末」という季節的な要因が影響していた可能性が高く、そうした動きが落ち着けば再低下するのではないかと感じておりましたが、実際4月に入ってから金利は徐々に落ち着きを取り戻しているように見えます。

ちなみに本日の長期金利は0.360%ですが、先月のこの時期は0.375%でしたので、やはり徐々に低下しているようですね。このまま金利が再低下していくことを期待したいと思います。

ここで世界の金利動向をチェックしてみるとアメリカの金利はこのようになっています。



こちらも1月に大きく下がったあと2月に再上昇しており、つまり・・・日本の長期金利とほぼ同じ動きをしているということですね!そう考えると日本の金利上昇も、国内要因ではなく、国際要因から捉えた方がいいのかもしれません。

ちなみにアメリカの金利で気になる点は足元で再び少し上昇傾向が出てきている点ですね。今後それなりに上昇するのであれば日本の金利も相応の影響を受けそうです。

次にドイツの金利はこのようになっています。



こちらはモノサシを当てられるくらいまっすぐ金利低下していますね!1年前の「5分の1」といった水準です。こんなに劇的な金利低下はなかなかないのではないでしょうか。日本と同様、歴史的な金利低下局面であるのは間違いありません。

ただこちらも米国金利と同様、足元ではチョコンと上昇しており、日本の金利への影響が気になるところです。

そうしたわけで、落ち着き始めたと思えた日本の長期金利の変動も実はもう少し続くのかもしれませんが、仮にそうだとしても今の住宅ローン金利が史上最低水準にあることに変わりありません。特にこの5月は前月より低下したわけですから尚更ですね。

住宅ローンをご利用の方やこれから利用しようとされている方は、この空前の好機をしっかりご活用いただければと思います。


[2015年5月の住宅ローン金利]

すでに上記ご案内しているように、5月の住宅ローン金利は4月の金利から「固定金利タイプについては−0.1%程度低下」と言う状態ですね。

>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

具体的な金利をチェックしていくと、まずフラット住宅ローンについては、繰り返しになって恐縮ですが、メイン商品のフラット35の金利が4月と比較して−0.08%低下しています。これにより3ヶ月ぶりの低下ということですね。

より期間の短いフラット20の金利も同様に−0.08%低下となっています。

>>>最新のフラット35の金利はこちら(楽天銀行)

次に民間の住宅ローンをチェックすると、いつものように当サイトで人気の住信SBIネット銀行と、日本最大のメガバンクである三菱UFJ銀行の、4月と5月の住宅ローン金利の推移はこのようになっています。

住信SBIネット銀行(ネット専用住宅ローン)

 ・変動金利  : 0.650% → 0.650% (変わらず)
 ・10年固定 : 0.850% → 0.850% (変わらず)
 ・20年固定 : 1.570% → 1.540% (−0.030%
 ・30年固定 : 1.680% → 1.650% (−0.030%

 >>>最新の金利はこちら

三菱UFJ銀行(保証料を加えた実質金利)

 ・変動金利  : 1.175% → 1.175% (変わらず)
 ・10年固定 : 1.450% → 1.400% (−0.050%
 ・20年固定 : 3.400% → 3.350% (−0.050%
 ・30年固定 : 1.960% → 1.880% (−0.080%

 >>>最新の金利はこちら

やはり全体的に金利は引き下げられていますね。−0.03%〜−0.08%の金利引き下げとなっています。

この2つの実質的な金利水準で見比べればやはり住信SBIネット銀行が金利面で魅力的なわけですが、その住信SBIネット銀行は先月から「ネット専用住宅ローン」に注力しています。これは契約相手が住信SBIネット銀行ではなく、親会社である三井住友信託銀行となるもので、もちろん三井住友信託銀行は日本有数のメガバンクの一角ですから、より安心感を感じる方は少なくなさそうです。

引き続きこうした「低金利+安心・安全」な住宅ローンを維持していってほしいものです。

さて当サイトで人気の新生銀行の5月の住宅ローン金利はと言うと以下の通りです。

新生銀行

 ・変動金利  : 0.880% → 0.880% (変わらず)
 ・10年固定 : 1.380% → 1.300% (−0.080%
 ・20年固定 : 1.580% → 1.500% (−0.080%
 ・30年固定 : 2.250% → 2.200% (−0.050%

 >>>最新の金利はこちら

こちらも上記の住信SBIネット銀行や三菱UFJ銀行と同様に−0.05%〜−0.08%の金利引き下げということですね。魅力的です。

なお、新生銀行は、万が一の時の保障や返済停止機能を組み合わせた「安心パック」を付加するなど、金利競争以外のサービス拡充にも注力しています。住宅ローンの金利や手数料だけでなく、そうした付加価値についても目を向けてみると、また違った住宅ローン選びができるかもしれませんね。ちなみにこちらのサービスは日経新聞が選定した新商品・新サービスの中で、最優秀賞を受賞したようです。


[2015年6月以降の住宅ローン金利の動向]

気になる今後の住宅ローン金利の動向ですが、2月に大きく上昇した長期金利も足元では低下傾向が徐々に鮮明になってきており、こうした傾向が続くようであれば、住宅ローン金利は再び低下しそうですね。

ただ一方で短期的には上記の通りアメリカやヨーロッパの金利上昇の影響が気になるところです。

来月=2015年6月以降の住宅ローン金利は順調に低下する可能性も多少反発する可能性も両方ともありそうです。ご留意ください。

とは言いつつ「異次元の金融緩和」が実施されている間は、多少市場金利が上昇したとしても、絶対水準的には歴史的な低金利を維持し、住宅ローン金利も魅力的な金利水準を維持していくのでしょうね。細かな金利変動に一喜一憂せず、冷静にご検討を進めていただければと思います。

なお、あえて今後の金利上昇の可能性を考えると、カギとなるのは物価です。政府や日銀は、物価上昇=インフレの状態にするためにあらゆる金融政策を取っているわけですが、景気回復と相まっていよいよ本当にインフレになってくれば、頼みの綱である「異次元の金融緩和」も縮小に向かいますので、実需と金融政策の両面から金利上昇の機運が高まることになります。

もちろん足元の物価は上昇の勢いが弱まっているだけでなく、原油安などの影響もあり、金融緩和縮小⇒本格的な金利上昇へ移行させるにはまだまだ力不足です。そもそも少子化が続く日本で本当にインフレとなるのか疑問を感じなくもないですが、とは言いつつ長期的なインフレ=金利上昇の可能性については、多少頭に入れておきたいところです。

仮にそのように日本経済がインフレ経済に変貌するとしても、時期としてはかなり先のことではないかと思いますが。

ここでいつものように長期金利の2000年からの推移を振り返ってみたいと思います。

■長期金利グラフ



前回の景気回復が始まった2003年には、長期金利は0.435%の最低金利をつけた後に急速に上昇し、1.5%前後にまで、実に1%近く上がったことが分かります。

仮に今後、景気回復が順調に進むのであれば、金利についても同じ様に+1.0%程度上昇する可能性がある、ということを示唆しております。

今のところ、慌てたり、焦ったりする必要は全くありませんし、逆に低金利が常態化した日本では「金利が上昇したとしてもその程度」とも言えるわけですが、とは言いつつ、住宅ローン金利が低いのに越したことはありません。

住宅ローンをご検討の方は繰り返しになりますが、そうした将来的な金利上昇リスクを頭の「片隅の片隅」に入れて、相対的に金利が低い間に着実にご検討を進めていただければと思います。

その点では住宅ローン金利が史上最低水準を維持し、先月より金利が低下した今月=4月というのは住宅ローンを検討するのにベストなタイミングと言えそうですね。


[今月の住宅ローン金利レンジ]

最後に、今月の具体的な住宅ローン金利のレンジをチェックするとこのようになっています。

■2015年5月の住宅ローン金利状況(実質金利)

 ・変動金利 :0.57%〜2.675%
 ・10年固定:0.85%〜3.85%
 ・20年固定:1.50%〜3.40%

 >>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

やはりこうして見ると、今までは考えられないような、極めて魅力的な金利水準ですね!

繰り返しになりますが、長期金利も住宅ローン金利も「史上最低水準」にあるのは間違いありません。多少の金利変動に一喜一憂せず、着実に超低金利のメリットを享受いただければと思います。

参考になさってください。

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