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メガバンク客は固定金利好き!?
デタラメな住宅ローン調査のルーツとは

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。今回取り上げるニュースはこちら。
2016年1月28日

住宅金融支援機構

民間住宅ローン利用者の実態調査




※抜粋

<編集部からの異論・反論・意見>

大変失礼ながら申し上げますと、住宅金融支援機構からまたいい加減な調査結果が発表されています。年に3回発表されている「民間住宅ローン利用者の実態調査」ですが、住宅ローンの金利タイプ別利用状況についてこうなっています。



この調査は残念ながら最も有名ですので、違和感を感じない方も少なくないかもしれませんが、一般的に6割前後あると思われる変動金利のシェアが4割程度に抑えられている一方で、一般的に1割前後と思われる全期間固定金利が3割に水増しされており、要するにあからさまな「全期間固定金利優位」という形に歪曲されているわけです。

そうした背景には残念ながら住宅金融支援機構がフラット35住宅ローンの総販売元であり、フラット35人気を喧伝したいという動機があると考えるのが自然ではないかと思います。

では一体、どうやったらこのようなデタラメな結果になるかと言えば、「諸悪の根源」はこれですね。



住宅金融支援機構自身がハイライトしているように、「都銀・信託銀行」の項目でこのようなシェアになっているということです。

・変動金利 : 38%
・当初固定金利 : 25%
・全期間固定金利 : 37%

もちろん都銀・信託銀行=メガバンクの顧客の6割超の方が固定金利を選び、さらにその過半数の方が全期間固定金利を選んでいるという話など見たことも聞いたこともありません。実際、メガバンクの住宅ローンページを見ていただいても分かるようにプッシュされているのは変動金利と10年固定金利のみで、全期間固定金利は一切出てきません。なぜなら人気がないからですね。

いや、それは思い込みなのでは?と思われる方に証拠をご案内すると、同じく住宅金融支援機構が金融機関から収集して公表したデータでは金利タイプはこのようになっています。



これを見れば分かるように都銀・信託=メガバンクの2014年3月期の貸出シェアはこのようになっています。

・変動金利 : 70.3%
・当初固定金利 :  27.6%
・全期間固定金利 : 2.1%

全期間固定金利のシェアは何とわずか2.1%ということですね・・・悲惨です。数字を操作したくなる気持ちも分からなくもありませんが、上記の

・変動金利 : 38%
・当初固定金利 : 25%
・全期間固定金利 : 37%

という調査結果がいかにデタラメなものかよくお分かりいただけたと思います。そもそもメガバンクこそ「もっとも変動金利利用客が多い」わけですからね。

ちなみに「住宅金融支援機構の調査結果を住宅金融支援機構の調査結果で否定するのか」という指摘もあるかもしれません。つまり両方ともデタラメな数値である可能性があるからですね。

しかし当方は住宅金融支援機構の調査には「信頼できるもの」と「全く信頼できないもの」の2種類があると思っており、要するに後者の「金融機関向けに調査したもの」は信頼できる一方で、前者の「一般市民にインターネット調査したもの」は全く信頼できないと切り分けております。おそらく後者には毎回相当数のサクラが仕込まれているのではないでしょうか。

あるいはそこまで露骨ではなくても毎回1,000人程度の調査ですので、述べ200人くらいの機構職員をはじめとする熱烈なフラット35ファンが参加し「組織票」を形成するだけで、こうした調査結果は簡単に操作できます。回答結果の「裏取り」は困難ですからね。

と、ここまではいつものダメ出しですが、今回はせっかくなのでもう少し深堀してこの「調査偽装」のルーツをチェックしてみたいと思います。恐らく一番古い調査結果はこれでしょうか? 7年前の2009年12月のものですね。



この時点ではまだメガバンクの金利シェアは変動金利が圧倒的となっており、実態に即しています。ではどこで風向きが変わったかと言うと・・・どうやら2012年から2013年にかけて、ということのようです。

まず2012年12月発表のものはこれ。



この時点でもまだメガバンクの変動金利のシェアは6割を超えており、他の地方銀行や第2地方銀行と比べても違和感はありません。「もっとも変動金利利用客が多い」状態を維持しています。

次に2013年3月発表のものはこれ。



ここでついにメガバンクの変動金利のシェアが大きく減少したのですね!さらに2013年8月発表のものはこうなっています。



ついに変動金利のシェアは「メガバンクだけ」4割前後まで低下しているわけですね。その違和感は地方銀行や第2地方銀行が6割前後を維持しているのを見ても明らかです。

その結果、当時の金利タイプシェアはこのように発表されていました。



つまり変動金利のシェアがどんどん下がり、全期間固定金利のシェアがどんどん上昇する「イメージ」が世間に刷り込まれていったわけですね。思い起こせば、記者のこの調査に対する違和感もこのころがピークだったような気がしますが、その背景には故意かどうかはともかくこのような「操作」があったのですねぇ。

こうしたシェアがデタラメであることは、繰り返しになりますが住宅金融支援機構の金融機関向け調査でハッキリしています。再掲しますがこの時期(2014年3月期)のメガバンクの金利シェアはこういうことですね。

・変動金利 : 70.3%
・当初固定金利 :  27.6%
・全期間固定金利 : 2.1%

また、同じく金融機関全体の金利シェアは前年比でこうなっています。

・変動金利 : 68.4% → 58.2%
・当初固定金利 :  27.7% → 36.2%
・全期間固定金利 : 3.9% → 5.6%

確かに固定金利全体からすれば前年よりシェアを伸ばしていますが、伸びているのは当初固定金利ばかりであって全期間固定金利はわずか5.6%という惨状です。

少なくとも上記「金利タイプ別利用状況」の、「3分の1が全期間固定金利」という結果は虚構であったことは間違いありません。

いつまでこうしたプロパガンダを続けるのですかねぇ。

この3月には2015年3月期の金融機関からの聞き取り調査が発表されるかと思いますので、改めてその後の動きについてもチェックしてみたいと思います。

参考になさってください。



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