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すでに4月の住宅ローン金利の全体的な予測については以下の通りご案内しております。
>>>[2016年4月の住宅ローン金利予想]0.1%〜0.2%程度引き下げ?
しかしその後、フラット35の金利のベースとなる住宅金融支援機構の「機構債」の条件が発表されておりますので、そこから4月のフラット35住宅ローンの金利を予想してみたいと思います。
ちなみにフラット35住宅ローンの金利は概ね以下のような金利の積み上げで決定されているようです。
1.ベース金利=機構債金利
+
2.住宅金融支援機構のフラット35事業運営コスト
+
3.販売金融機関のマージン
残念ながら上記2や3の詳細な内訳は分かりませんが、しかしこれらがほとんど変動しないとすれば、上記1、つまり機構債の条件の変化がそのまま出来上がりのフラット35金利の変化となります。
では具体的に3月発行の機構債の条件はと言うと、前月2月と比較してこのように変化しています。
◆前月と今月の住宅金融支援機構債の発行条件
・0.54% → 0.48% (−0.06%低下)
前月比でマイナス0.06%低下ということですね。
ただこのマイナス幅がそのまま適用されることはなさそうですので多少調整するとこのような下げ幅が予想されます。
・フラット20金利 : −0.04%低下
・フラット35金利 : −0.05%低下
具体的には、フラット35の金利としては最低水準にある楽天銀行をベースにするとこのように変化することになります。
◆楽天銀行のフラット35金利と来月の金利予測
・フラット20金利 : 1.02% → 0.98% (−0.04%低下)
・フラット35金利 : 1.25% → 1.20% (−0.05%低下)
フラット20の金利についてはついに「1%割れ」も視野に入ってくるということですね!
ただしこれはあくまで「表面金利」であり、取扱い手数料や、団体信用保険のコストなどを加味すると「実質金利」は概ねこのようになります。
◆楽天銀行のフラット35金利と来月の金利予測
・フラット20金利 : 1.46% → 1.42% (−0.04%低下)
・フラット35金利 : 1.69% → 1.64% (−0.05%低下)
表面金利からすれば魅力はかなり低下してしまいますが、それでも1.42%〜ということでなかなか魅力的と言えます。
すでに民間の住宅ローン人気は「爆発」している状態ですが、フラット35の人気も引き続き維持されそうですね!
ただし上記金利はあくまで「予測」ですので、実際の金利は来月1日以降に正式発表されてからご確認いただければと思います。
>>>フラット35の最新金利について詳しくはこちら
参考になさってください。
みなさんが来月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>