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毎月大体残り3営業日くらいになってくると、各種報道によって翌月の大手銀行の金利が分かってきます。そこでそうした情報をわかりやすくまとめていきたいと思います。
ちなみに、すでに8月の住宅ローン金利の全体的な予測については以下の通りご案内しております。
>>>[2016年8月の住宅ローン金利予想]超長期金利の低下に注目!ただし9月は上昇も
簡単に言えば、8月の住宅ローン金利は「−0.1%〜−0.2%程度下がる」可能性が高いと予想します。特に20年固定・30年固定金利がどれだけ下がるか見ものですね!
ただし今月末の日銀会合の結果次第では、8月はともかくとして9月の住宅ローン金利は多少とも上昇する可能性があります。ご注意ください。
次に8月のフラット35の金利については以下の通り予測しております。
>>>[2016年8月のフラット35金利予想]前月比-0.04% 表面金利0.89%?
こちらもまとめるとこうですね。
・フラット20金利 : 0.85% → 0.82% (−0.03%低下)
・フラット35金利 : 0.93% → 0.89% (−0.04%低下)
8月も順当に低下、ということになりそうです。
では本題に戻って報道内容をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2016年8月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.875% → 0.875% (据え置き)
・10年固定 : 0.550% → 0.500% (−0.05%低下)
>>>三菱UFJ銀行の最新金利はこちら
上記の通り長期金利は低下しているわけで、こちらも順当に金利を引き下げてきたということですね。
増税は延期となりましたが 、「引き続き銀行の貸し出し姿勢は積極的」と言えそうです。
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みではこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2016年8月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.075% → 1.075% (据え置き)
・10年固定 : 0.750% → 0.700% (−0.05%低下)
次にみずほ銀行の8月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2016年8月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.275% → 1.275% (据え置き)
・10年固定 : 1.400% → 1.300% (−0.10%低下)
プライスリーダーである三菱UFJ銀行との金利差がかなり開いてしまったみずほ銀行ですが、こちらも積極的な金利引き下げによってその差は少し縮まるということです。
最後に人気の住信SBIネット銀行の金利は、親銀行である三井住友信託銀行の金利を当てはめるとこのような予想です。
◆住信SBIネット銀行の2016年8月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.497%〜0.568% → 0.497%〜0.568% (据え置き)
・10年固定 : 0.510% → 0.460% (−0.05%低下)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらも10年固定金利については順当な金利変動だと言えそうです。ただしこちらはあくまで予想ですのでご留意ください。最近は微妙に外しております・・・。
なお住信SBIネット銀行の「借り換え」向けの変動金利はこのようになっています。
◆住信SBIネット銀行の2016年8月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利(借り換え) : 0.497% → 0.497% (据え置き)
こちらは数多ある住宅ローン金利の中でも最低水準ですね!借り換えを検討されている方は要チェックです。
こうやって各銀行の来月の金利をながめてみると市場金利が低下していることはありますが、全般的に引き続き積極的であることがわかります。8月の住宅ローン市場も賑わいそうです。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
全体的には長期金利の動きに追随しているということですね。参考になさってください。
みなさんが来月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>