※当サイトには広告リンクが含まれています。
毎月大体残り3営業日くらいになってくると、各種報道によって翌月の大手銀行の金利が分かってきます。そこでそうした情報をわかりやすくまとめていきたいと思います。
ちなみに、すでに9月の住宅ローン金利の全体的な予測については以下の通りご案内しております。
>>>[2016年9月の住宅ローン金利予想]+0.1%〜0.2%程度上昇 その後は安定・再低下も
残念ながら9月の住宅ローン金利は「+0.1%〜+0.2%程度上がる」可能性が高いと予想しております。
ただし当面はそれ以上上昇することはないと思います。逆に9月の日銀会合の結果次第では再低下する可能性すらありますね。
また9月と言えば「期末」であり、住宅ローンについても一定の需要増加があるとすれば、あえて戦略的に「金利を据え置き」とする銀行も出てくるかもしれません。その点は期待したいところです。
次に9月のフラット35の金利については以下の通り予測しております。
>>>[2016年9月のフラット35金利予想]前月比+0.14% フラット35表面金利1.04%?
こちらもまとめるとこうですね。
・フラット20金利 : 0.83% → 0.95% (+0.12%上昇)
・フラット35金利 : 0.90% → 1.04% (+0.14%上昇)
残念ながら同様に上昇すると予想しております。
では本題に戻って報道内容をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2016年9月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.875% → 0.875% (据え置き)
・10年固定 : 0.500% → 0.600% (+0.10%上昇)
>>>三菱UFJ銀行の最新金利はこちら
やはり予想通り10年固定金利を+0.1%引き上げる、ということですね。
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みではこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2016年9月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.075% → 1.075% (据え置き)
・10年固定 : 0.700% → 0.800% (+0.10%上昇)
次にみずほ銀行の9月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2016年9月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 1.275% → 1.275% (据え置き)
・10年固定 : 1.300% → 1.350% (+0.05%上昇)
変動幅は異なるものの、「金利引き上げ」である点に変わりはありません 。
最後に人気の住信SBIネット銀行の金利は、親銀行である三井住友信託銀行の金利を当てはめるとこのような予想です。
◆住信SBIネット銀行の2016年9月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.497%〜0.568% → 0.497%〜0.568% (据え置き)
・10年固定 : 0.470% → 0.570% (+0.10%上昇)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらも10年固定金利については順当な金利変動だと言えそうです。ただしこちらはあくまで予想ですのでご留意ください。最近は微妙に外しております・・・。
なお住信SBIネット銀行の「借り換え」向けの変動金利はこのようになっています。
◆住信SBIネット銀行の2016年9月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利(借り換え) : 0.497% → 0.497% (据え置き)
こちらは数多ある住宅ローン金利の中でも最低水準ですね!借り換えを検討されている方は要チェックです。
いずれにしても9月の住宅ローン金利は申し上げてきたように、全体的に「+0.1%程度の固定金利引き上げ」ということになりそうです。ご注意ください。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
概ね連動している、ということですね。参考になさってください。
みなさんが来月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>