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[確定!2016年12月の住宅ローン金利動向]
長期金利が上昇する中、あえて利下げの銀行も

このページでは、今月の住宅ローン金利の動向についてご案内します。
2016年12月1日

■1988年からの長期金利の推移




12月となりました。先月の当欄では今年の住宅ローン金利について、「歴史的な1年となるのは間違いなさそう」とご案内しました。

まず1月末のマイナス金利政策発表によって住宅ローン金利は大きく下がり、特に借り換え需要が大爆発しました。

その後も市場金利は低下を続け、 最も長期金利が低下したのは7月です。「Brexit」ショックと「追加緩和」期待がピークを迎え、長期金利は−0.3%近くまで低下しました。合理的に金利水準を説明するのが不可能なレベルでしたね。

また9月に新たな金融緩和の枠組みである、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」が導入されたことも金融政策の大きな転換点になっています。これからは「量」ではなく、直接「金利」にフォーカスして金融緩和を行うというのはチャレンジングな取り組みですね。

加えて驚きだったのはその長期金利の「操作目標」が「0%」に設定された点です。まさかの「実質的な金利上昇容認」ということになりました。

と言うことでサプライズ続きの2016年だったわけですが、おそらく最後となるであろうサプライズが11月に待っていました。何かと言えば言わずと知れたアメリカ大統領選挙におけるトランプ氏の勝利ですね。「まさか」の結果でした・・・。

しかしそれ以上に驚いたのが、アメリカの長期金利の動きです。大統領選挙後、急上昇しています!



これはトランプ氏が大規模な財政出動を約束しているからで、つまりはアメリカの国債の残高がそれだけ増えるわけですから、うまく行っても景気回復による金利上昇、うまく行かなくても財政悪化による金利上昇が待っている、という読みが金利を引き上げているものと思われます。

それにしても急激な上昇となっておりますが・・・。

そして、その影響を受ける形で日本の長期金利も上昇し、ついに2月以来のプラス圏に復活ですね!



要するに今年の住宅ローン金利を取り巻く環境の変化には驚かされっぱなしだったということです。

2016年も残り1ヶ月。今のところ新たなサプライズの予感はありませんが、果たしてどうなるのでしょうか。

もしサプライズがあるとしても、住宅ローン利用者にとって追い風となる変化を期待したいものですね。

さてそのように長期金利が上昇する中で、気になる12月の住宅ローン金利は「上昇」が予想されたわけですが、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行の大手銀行=メガバンクはこのような結果となっています。

・変動金利 : 据え置き
・10年固定金利 : 据え置き〜+0.10%引き上げ
・20年固定金利 : +0.05%引き上げ+0.12%引き上げ
・30年固定金利 : +0.10%引き上げ+0.12%引き上げ

つまり変動金利は「据え置き」、20年・30年は「多少引き上げ」ということで足並みがそろった一方で、人気の10年固定金利については「据え置きか引き上げか」で対応が分かれたということですね。具体的にはこのようになっています。

・三菱UFJ銀行 : 据え置き
・三井住友銀行 : 据え置き
・みずほ銀行 : +0.10%引き上げ
・りそな銀行 : +0.10%引き上げ

その内訳もまた、クッキリ・はっきり2分されているわけですが、ではなぜこのように判断が分かれたかと言うと、これから始まる住宅ローンの需要期に向けて「積極的な金利を提供するかどうか」のスタンスの違いが現れたのではないかと思います。

素直に市場金利の動きに追随すれば「金利引き上げ」と言うことになるのでしょうけれど、三菱UFJ銀行と三井住友銀行は多少踏ん張ってでも住宅ローンを獲得していきたい、という思惑があるのでしょう。

そうした積極姿勢を歓迎したいと思います。もちろん利用するかどうかは金利水準次第ではあるのですが。

なお、気になる今後の金利動向ですが、上記の通りトランプ氏の当選によってかなり不透明となっているのは間違いありませんが、さすがに今の「トランプ相場」は期待が先行しすぎているのだとすると、今後、新政権への期待が落ち着く中で金利もまた再低下する可能性が高そうです。

加えて、日銀がどこかで新たな金融緩和=「政策金利引き下げ」に踏み切れば、金利は大きく低下するのは間違いないでしょうね。

今のところ「早期緩和」の可能性は低そうですが、期待だけはしておきたいと思います。

ちなみに先日の当サイトのコラムでは「12月の住宅ローン金利は+0.05%〜+0.10%程度上昇する」と予想する一方、「需要期到来に伴う積極的なキャンペーン金利でわずかながらも低下する可能性があります」とご案内しました。

今回の「据え置き」の動きが「需要期到来に伴う積極的な金利」とするなら、当たらずとも遠からずといった感じでしょうか。

>>>[12月の住宅ローン金利予想]+0.05%〜0.10%程度上昇も、キャンペーン金利に期待


[2016年12月の住宅ローン金利]

上記ご案内したように、12月の住宅ローン金利は概ね

・変動金利 : 据え置き
・10年固定 : 据え置きか引き上げかで分かれる
・20年、30年固定 : 多少引き上げ

と言った動きになりました。

>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

具体的な金利をチェックしていくと、フラット住宅ローンのメイン商品であるフラット35の金利は11月と比較して+0.07%の引き上げとなっています。

より期間の短いフラット20の金利は+0.10%の引き上げですね。

>>>最新のフラット35の金利はこちら(楽天銀行)

先日のフラット35の金利予測では

・フラット20金利 : +0.07%の引き上げ
・フラット35金利 : +0.07%の引き上げ

と予想しました。今回はフラット35についてはピタリと合いましたが、フラット20については外してしまいました。こちらも「当たらずとも遠からず」というところでしょうか・・・。

>>>[12月のフラット35金利予想]前月比+0.07% フラット35表面金利1.10%?

次に民間の住宅ローンをチェックすると、いつものように当サイトで人気の住信SBIネット銀行と、日本最大のメガバンクである三菱UFJ銀行の、11月と12月の住宅ローン金利の推移はこのようになっています。

住信SBIネット銀行(住宅ローンWEB申込コース)

 ・変動金利  : 0.497% → 0.497% (据え置き
 ・10年固定 : 0.500% → 0.560% (+0.06%
 ・20年固定 : 0.810% → 0.910% (+0.10%
 ・30年固定 : 1.070% → 1.210% (+0.14%

 >>>最新の金利はこちら

三菱UFJ銀行(保証料を加えた実質金利)

 ・変動金利  : 1.075% → 1.075% (据え置き)
 ・10年固定 : 0.800% → 0.800% (据え置き)
 ・20年固定 : 2.800% → 2.850% (+0.05%
 ・30年固定 : 1.250% → 1.360% (+0.11%

 >>>最新の金利はこちら

やはり全体的に「少しずつ引き上げ」と言うことですね。

さて、その住信SBIネット銀行は「ネット専用住宅ローン」の販売に注力しています。これは契約相手が住信SBIネット銀行ではなく、親会社である三井住友信託銀行となるもので、より安心感を感じる方は少なくなさそうです。

引き続きこうした「低金利+安心安全」な住宅ローンを積極的に提供していってほしいものです。

さて当サイトで人気の新生銀行の12月の住宅ローン金利はと言うと以下の通りです。

新生銀行

 ・変動金利  : 0.500% → 0.450% (−0.05%
 ・10年固定 : 0.900% → 0.900% (据え置き)
 ・20年固定 : 1.100% → 1.050% (−0.05%
 ・30年固定 : 1.700% → 1.700% (据え置き)

 >>>最新の金利はこちら

こちらは恒例の「金利引き下げキャンペーン」が実施され、据え置きどころか「金利引き下げ」という状態ですね!こうした積極的な金利キャンペーンが継続されていくことを期待したいと思います。

なお新生銀行は、万が一の時の保障や返済停止機能を組み合わせた「安心パック」を付加するなど、金利競争以外のサービス拡充にも注力しています。住宅ローンの金利や手数料だけでなく、そうした付加価値についても目を向けてみると、また違った住宅ローン選びができるかもしれませんね。ちなみにこのサービスは日経新聞が選定した新商品・新サービスの中で、最優秀賞を受賞したようです。


[2017年1月以降の住宅ローン金利の動向]

今後の住宅ローン金利の動向ですが、上記の通り当面は「トランプ相場」によって金利上昇傾向が続くものと思います。

ただそうした期待がいつまでも続くことはあり得ませんので、早晩、落ち着いてくるのではないでしょうか。

そもそも日銀の「金利操作」が続いている限り、長期金利が0%を大きく上回ることも、大きく下回ることもないとすれば、市場金利も住宅ローン金利も基本的には安定して推移していく、ということでしょうしね。

せめて、各銀行のボーナスシーズンならではの積極的な金利や優遇金利キャンペーンに期待したいと思います。

ちなみに。

今後の「本格的な」金利上昇の可能性を考えると、カギとなるのは物価です。政府や日銀は、物価上昇=インフレの状態にするためにあらゆる金融政策を取っているわけですが、景気回復と相まっていよいよ本当にインフレになってくれば、頼みの綱である「異次元の金融緩和」も縮小に向かいますので、実需と金融政策の両面から金利上昇の機運が高まることになります。

では足元の物価動向はと言うと、これまでの原油安・資源安・円高の影響もあって上昇の勢いが弱まっており、金融緩和を縮小・終了させるにはまだまだ力不足です。

そうでなくても少子化が続く日本で本当にインフレとなるのか疑問を感じなくもありません。最近の物価動向は以下の通りです。



政府や日銀が目指すように日本経済が本格的なインフレ経済に変貌するとしても、時期としてはかなり先のことであるのは間違いなさそうですね。

実際、新たな金融緩和が次々と出てくるのもインフレ誘導政策がうまくいっていない何よりの証拠です。

ここでいつものように長期金利の2000年からの推移を振り返ってみたいと思います。

■長期金利グラフ



このグラフから「金利上昇の教訓」を探ろうとすれば、前回の景気回復が始まった2003年に長期金利は0.435%の最低金利をつけた後、急速に上昇し、1.5%前後にまで実に1%近く上がったことが分かります。

仮に今後、景気回復が順調に進むのであれば、金利についても同じ様に+1.0%程度上昇する可能性がある、ということを示唆しております。

今のところ、慌てたり、焦ったりする必要は全くありませんし、逆に低金利が常態化した日本では「金利が上昇したとしてもその程度」とも言えるわけでむしろ安心しても良いという気すらしますが、とは言いつつ住宅ローン金利が低いのに越したことはありません。

住宅ローンをご検討の方は、そうした将来的な金利上昇リスクを頭の「片隅の片隅」に入れて、相対的に金利が低い間に着実にご検討を進めていただければと思います。

今月=12月も住宅ローン金利は空前の低金利水準にあるのは間違いありませんし、仮に住宅ローン人気に一服感が出てくるとすれば、住宅ローン審査に1ヶ月以上かかるような場合もあるようですので、むしろ「審査を通しておくチャンス」という考え方もあるかもしれません。

民間の住宅ローン金利は、申し込み時点ではなく、契約=借り入れ時点の金利が適用されますからね。「先に審査を通しておいて金利が下がってから借り入れを行う」ということも可能だと思います。検討してみてください。


[今月の住宅ローン金利レンジ]

最後に、今月の具体的な住宅ローン金利のレンジをチェックするとこのようになっています。

■2016年11月の住宅ローン金利状況(実質金利)

 ・変動金利 :0.450%〜2.675%
 ・10年固定:0.500%〜3.750%
 ・20年固定:0.910%〜2.850%

 >>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

やはりこうして見ると、今まで考えられなかったような、極めて魅力的な金利水準ですね!

繰り返しになりますが、長期金利も住宅ローン金利も「史上最低水準」にあるのは間違いありません。多少の金利変動に一喜一憂せず、着実に超低金利のメリットを享受いただければと思います。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

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