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マイナス金利で住宅ローンは増えた?
2016年第4四半期の銀行貸出動向とフラット35実績

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2017年1月23日

マイナス金利政策発動以降、住宅ローン金利は大きく低下してきたわけですが、ただ読者の皆さんもよくご存知の通り、昨年後半からやや風向きが変わりつつあります。最近の長期金利の推移をチェックするとこうなっております。



確かに2016年後半から長期金利は上昇に転じ、足元ではプラス水準まで回復してきています。追加緩和期待が後退したことや、新たな金融緩和の枠組みが始まったこと、またトランプ氏当選の影響などが要因ではないかと思いますが、気になる傾向ですね。

ただその新たな金融緩和の枠組みによって長期金利は「0%」前後にコントロールされることになりましたので、今の水準から大きく上昇することはないとは思いますが、それでも住宅ローンに逆風が吹いているのは間違いありません。

と言うよりここまでの「追い風」が強すぎたわけですが・・・。

いずれにしてもこのような金利環境においては住宅ローンの申込も相応にスローダウンしておかしくないわけですが、先日の日経新聞の記事では住宅ローンの申込件数はこのように推移しているようです。



確かに足元では主要8行の住宅ローン申込件数は減少してきているようです。それでもまだ2016年1月のマイナス金利発動前の水準を維持している点を踏まえれば、「マイナス金利政策効果が薄れてきた」という表現の方が正しいのかもしれませんが。

そうしたわけで今回は住宅ローンの申し込み状況についてですが、ここからはいつも定点観測している2つのデータ=3か月に1度発表される日銀の「主要銀行貸出動向アンケート調査」と住宅金融支援機構の「フラット35の申請結果」の最新の数値をチェックしてみたいと思います。

ちなみに前回の記事はこちらです。

>>>マイナス金利で住宅ローンは増えた?2016年第3四半期の銀行貸出動向とフラット35実績

まず前者の日銀の「主要銀行貸出動向アンケート調査」ですが、調査期間が2016年12月9日〜2017年1月12日となっており、2016年第4四半期=10月〜12月がおおむねカバーされております。

では気になる個人の資金需要=ローン需要を見てみるとこのようになっています。



「個人向け」の欄を見てみると指数は前回10月の「10」から「8」へやはり低下しています。

ただ一方でその内訳をみると「減少」と答えた金融機関は1つもなく、90%の金融機関は「横ばい」、そして残り10%の金融機関が「増加」と回答しているわけですから、全体としては前期より増加したのは間違いなさそうです。

つまりはスローダウンしつつも個人客の資金需要は堅調だった、ということですね。であれば上記日経新聞の記事と矛盾はしません。

次にその個人の資金需要を「住宅ローン」と「消費者ローン」に分けてみるとこうなります。



ただこうして分けてみると、住宅ローン需要のスローダウンがより鮮明となります。指数も前回の「12」から「7」へより大きく下がっておりますし、回答金融機関の内訳を見ても、こちらは「やや減少」と答えた金融機関が1つあります。それでもまだ1つではあるのですが・・・。

ではそうした退潮を前に、気になる今後の資金需要の見通しとしてはこのようになっています。



当然下がっているかと思いきや・・・個人向けの資金需要の見通しは前回の「4」から据え置きとなっています。

3月に向けて住宅ローン需要が増加する「季節性」が根拠なのか、住宅ローン需要が減少しても消費者ローンが増加するということなのか、はたまた落ち着きつつある市場金利の動向を踏まえたものなのかは分かりませんが、後者だとすればなかなか示唆に富みますね。

なお銀行の貸し出しスタンスはどのように変化し、今後どのように変化するかと言えばこういう回答結果になっております。

<過去3ヶ月>



<今後3ヶ月>



個人向けの指数を見てみると、過去3ヶ月は「13」から「10」とやや低下しているのが気になりますが、今後3ヶ月は「11」を据え置いています。

またどちらも「慎重化」させた金融機関はありませんので、その点では安心してよさそうです。

では最後にフラット35の申請・貸出実績をチェックしてみたいと思います。

まず前回、2016年7−9月期の申請・実績戸数は前年同期と比較するとこのようになっています。

・フラット35申請戸数 : 28,482戸→39,744戸
・フラット35実績戸数 : 20,690戸→32,997戸

大幅に伸びたわけですが、次に今回の2016年10−12月期はこうですね。

・フラット35申請戸数 : 27,171戸→33,003戸
・フラット35実績戸数 : 21,505戸→26,875戸

確かに伸びているものの・・・2016年7−9月期と比較すればこちらもやはりスローダウンしているようです。金利上昇の影響ははっきりと表れているというわけですね。

逆に言えば、上昇がひと段落しつつあるように見える長期金利が下落に転じれば再び住宅ローン需要は素直に増加するのでしょうか?気になるところですが、次回の調査結果を待ちたいと思います。

なお前回もご案内したように、もし本当に住宅ローン人気がスローダウンしているのだとすれば、それは「住宅ローンの審査を通しておく良いチャンス」と言う点ですね。

一度審査を通しておけば実際に借りるまでに数ヶ月待ってくれる、という話も聞きますし、人気銀行については「審査が遅い!」という口コミを良く見かけますので尚更です。

数ヶ月以内に住宅ローンの借り入れや借り換えを検討されている方は住宅ローン金利が下がる前に早め早めに動いてみてはいかがでしょうか。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

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