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[確定!2018年1月の住宅ローン金利動向]
概ね据え置きも、変動金利引き下げの動きあり!

このページでは、今月の住宅ローン金利の動向についてご案内します。
2018年1月1日

■1988年からの長期金利の推移




1月となりました。新年あけましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて1月と言えば前月からの冬のボーナスの余波が続いていることに加えて、3月末にかけての需要期に向けて、例年住宅市場も住宅ローン市場も盛り上がってくるタイミングですね。

景気は良好な一方で、市場金利は落ち着いて推移しており、また、「消費税増税」はまだ先ですので追い風が少し不足している気もしますが、それなりに活気づくことを期待したいと思います。

というわけで本題に入っていきたいと思いますが、まずはいつものように現在の金利環境をチェックしていきたいと思います。

最近の住宅ローン金利を振り返ると、2016年1月末に発表された「マイナス金利政策」の影響で、2016年春以降大きく低下しました。ただ2016年秋以降は一転してジワジワ上昇してきていますね。そのキッカケは2016年7月末に発表された「追加金融緩和」が期待外れに終わったことです。同時に検討が発表された「金融緩和の総括」に対する懸念もあったのかもしれません。

さらに2016年11月のアメリカ大統領選挙においてトランプ氏が勝利したことでアメリカの金利が上昇しました。アメリカの長期金利の過去3年の動きをチェックしてみるとこうなっています。



昨年末に急上昇していますね。世界の金融市場はつながっていますので、日本の金利にも相応の金利上昇圧力になったというわけです。

ただ一方で、そのアメリカの長期金利上昇も2017年3月くらいをピークに「頭打ち」となっていることが分かります。歓迎すべきことですね。

では日本の長期金利はどうなっているかと言うと、やはりこちらも「頭打ち」状態ですね。2017年は極端に金利が安定していたことがよく分かります。



細かく見ても1ヶ月前は「0.035%」で今日は「0.045%」ですから、わずかに上昇しているものの「ほぼ変わらず」ということです。やっぱり安定していますね。

いずれにしても金利が低位安定しているのであれば、住宅ローン利用者としては安心できるわけですが、その背景にあるのは日銀の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」、別名「イールドカーブコントロール」です。

これは「日銀が直接的に市場金利をコントロールしていく」金融政策ですが、この枠組みの元で現状の長期金利の操作目標は「0%」に設定されています。今のところその「0%」は具体的に「−0.1%〜0.1%の間」と考えられています。

実際、長期金利の動向を見てみると、2016年9月のこの「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」発表以降、その「−0.1%〜0.1%の間」に収まっていることが分かります。



2017年2月3日には長期金利は一時「0.15%」まで上昇し、節目である0.1%を超えましたが、日銀がすかさず「無制限の指値オペ」を実施したことですぐに0.1%以下の水準まで低下しました。また2017年7月7日にも一時「0.10%」を超えましたが、これまた指値オペで金利が低下しています。本日の長期金利の値=「0.045%」も、やはり「−0.1%〜0.1%」の範囲内ですね。

この日銀の「金利コントロール力」が確かなものであるのなら、新たな金利上昇要因が現れたとしても長期金利は+0.1%を超えることはなく、住宅ローン金利も大きく上昇しない、ということになります。

他方で「長期金利は−0.1%を下回ることもない」ということでもありますから良いことばかりではありませんが、しかし住宅ローン金利はすでにこれ以上下がるのは困難なレベルまで下がっていますからね。その点では「金利上昇リスクがない」ことの方がありがたいと言えそうです。

そのような金利環境を理解した上で、具体的に三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行の大手銀行=メガバンクの1月の住宅ローン金利をチェックするとこのような結果となっています。

・変動金利 : 据え置き
・10年固定金利 : 据え置き
・20年固定金利 : 据え置き
・30年固定金利 : +0.02%+0.04%上昇

長期金利は1ヶ月前と比較して「+0.010%」上昇していますが、上記の通り30年固定金利を除き、全体的に「据え置き」ということですね。住宅ローン金利はすでに十分すぎるほど低いことを踏まえれば、「据え置き」でも借り入れ・借り換えを検討されている方にとっては引き続き良い機会となりそうです。

ちなみに先日の当サイトのコラムでは「1月の住宅ローン金利は概ね据え置きも、長期金利に合わせて金利を引き上げる銀行も、需要期に向けて金利を引き下げる銀行もどちらも出てきそう」と予想しました。上記の通り「概ね据え置き」という点や一部の「金利引き上げ」の動きは当たっていましたが、「需要期に向けて金利を引き下げる」動きという点はどうだったのでしょうか?

この疑問は後でもう一度チェックしてみたいと思います。

>>>[1月の住宅ローン金利予想] 概ね据え置きも、金利引き上げ・引き下げ両方あり?


[2018年1月の住宅ローン金利]

上記ご案内したように、メガバンクの1月の住宅ローン金利は

・変動金利 : 据え置き
・10年固定 : 据え置き
・20年年固定 : 据え置き
・30年年固定 : わずかに引き上げ

と言った動きになりました。

>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

具体的な金利をチェックしていくと、フラット35・20の金利は別のコラムにて既にご案内しておりますがこうなりました。

・フラット20金利 : 1.27% → 1.30% (+0.03%上昇
・フラット35金利 : 1.34% → 1.36% (+0.02%上昇

>>>最新のフラット35の金利はこちら(楽天銀行)

先日のフラット35・20の金利予測では

・フラット20金利 : 1.27% → 1.27% (変わらず)
・フラット35金利 : 1.34% → 1.36% (+0.02%上昇

と予想しました。フラット35は当たりましたが、フラット20は思いっきり外してしまいました・・・反省しております・・・。

>>>[1月のフラット35金利予想] 前月比+0.02% フラット35表面金利1.36%?

次に民間の住宅ローンをチェックすると、いつものように当サイトで人気の住信SBIネット銀行と、日本最大のメガバンクである三菱UFJ銀行の、先月と今月の住宅ローン金利の推移はこのようになっています。

住信SBIネット銀行(住宅ローンWEB申込コース)

・変動金利  : 0.439%〜0.477% → 0.439%〜0.457% (−0.02%低下
・10年固定 : 0.720% → 0.720% (据え置き)
・20年固定 : 1.100% → 1.100% (据え置き)
・30年固定 : 1.240% → 1.240% (据え置き)

>>>最新の金利はこちら

三菱UFJ銀行保証料を加えた実質金利)

・変動金利  : 0.975% → 0.975% (据え置き)
・10年固定 : 0.950% → 0.950% (据え置き)
・20年固定 : 2.950% → 2.950% (据え置き)
・30年固定 : 1.520% → 1.560% (+0.02%上昇

>>>最新の金利はこちら

申し上げたように全体的には金利は「据え置き」となっているわけですが、注目はやはり住信SBIネット銀行が変動金利を引き下げてきた点ですね!前月は「借り換え」向け金利を引き下げ、今月は「新規借り入れ」向け金利を引き下げてきたということです。積極的です。

ただでさえ低い金利がさらに低くなったわけですから歓迎したいと思います。

ここで今月の当サイトの予測に話を戻すと「概ね据え置きも、長期金利に合わせて金利を引き上げる銀行も、需要期に向けて金利を引き下げる銀行もどちらも出てきそう」と予想しました。

上記の通り「概ね据え置き」という点や一部の「金利引き上げ」の動きは当たっていましたが、住信SBIネット銀行の金利引き下げなどを見ると「需要期に向けて金利を引き下げる」動きという点でも「当たっていた」と言えそうです。手前味噌で恐縮ですが・・・。

さてこちらも当サイトで人気の新生銀行の1月の住宅ローン金利はと言うと以下の通りです。

新生銀行

・変動金利  : 0.600% → 0.600% (据え置き)
・10年固定 : 1.000% → 1.000% (据え置き)
・20年固定 : 1.450% → 1.450% (据え置き)
・30年固定 : 1.900% → 1.700% (−0.20%低下

30年固定金利については結構引き下げてきた感があります。これも「需要期に向けて金利を引き下げる」動きと言えそうです。

加えて「新しく住宅を購入される方向け」のキャンペーンが提供されており、それを利用すれば金利はこのようになります。

新生銀行

・変動金利  : 0.600% → 0.550% (−0.05%低下
・10年固定 : 1.000% → 0.950% (−0.05%低下
・20年固定 : 1.450% → 1.400% (−0.05%低下
・30年固定 : 1.700% → 1.650% (−0.05%低下

>>>最新の金利はこちら

なお新生銀行は、万が一の時の保障や返済停止機能を組み合わせた「安心パック」を付加するなど、金利競争以外のサービス拡充にも注力しています。住宅ローンの金利や手数料だけでなく、そうした付加価値についても目を向けてみると、また違った住宅ローン選びができるかもしれませんね。ちなみにこのサービスは日経新聞が選定した新商品・新サービスの中で、最優秀賞を受賞したようです。

また、10年以上経過すると徐々に金利が下がっていき、最大で50%ダウン=半分となる金利タイプ「ステップダウン型金利」の発売を開始しています。ユニークですね!

長期固定金利の住宅ローンの利用を考えている方は参考にしてみてください。

[2018年2月以降の住宅ローン金利の動向]

気になる今後の住宅ローン金利の動向ですが、上記の通り当面は日銀の「金利操作」によって長期金利は概ね「−0.1%〜0.1%」の範囲内で推移するものと思われ、金利環境からすれば今後の住宅ローン金利は大きく上昇することも大きく低下することもなく、「細かな金利変動にとどまる」と考えられます。

実際のところ、足元の長期金利は極めて安定的に推移していますからね。来月=2月の住宅ローンは基本的には今月と同じく「概ね据え置き」ということになりそうです。

ちなみに。

今後の「本格的な」金利上昇の可能性を考えると、カギとなるのは物価です。政府や日銀は、物価上昇=インフレの状態にするためにあらゆる金融政策を取っているわけですが、景気回復と相まっていよいよ本当にインフレになってくれば、頼みの綱である「異次元の金融緩和」も縮小に向かいますので、実需と金融政策の両面から金利上昇の機運が高まることになります。

では足元の物価動向はと言うと、多少上昇しているものの金融緩和を縮小・終了させるにはまだまだ力不足です。

そうでなくても少子化が続く日本で本当にインフレとなるのか疑問を感じなくもありません。最近の物価動向は以下の通りです。



政府や日銀が目指すように日本経済が本格的なインフレ経済に変貌するとしても、時期としてはかなり先のことであるのは間違いなさそうですね。

ここでいつものように長期金利の2000年からの推移を振り返ってみたいと思います。

■長期金利グラフ



このグラフから「金利上昇の教訓」を探ろうとすれば、前回の景気回復が始まった2003年に長期金利は0.435%の最低金利をつけた後、急速に上昇し、1.5%前後にまで実に1%近く上がったことが分かります。

仮に今後、景気回復が順調に進むのであれば、金利についても同じ様に+1.0%程度上昇する可能性がある、ということを示唆しております。

今のところ、慌てたり、焦ったりする必要は全くありませんし、逆に低金利が常態化した日本では「金利が上昇したとしてもその程度」とも言えるわけでむしろ安心しても良いという気すらしますが、とは言いつつ住宅ローン金利が低いのに越したことはありません。

住宅ローンをご検討の方は、そうした将来的な金利上昇リスクを頭の「片隅の片隅」に入れて、相対的に金利が低い間に着実にご検討を進めていただければと思います。今月=1月はネット銀行の一部で変動金利が引き下げとなったわけですから尚更です。


[今月の住宅ローン金利レンジ]

最後に、今月の具体的な住宅ローン金利のレンジをチェックするとこのようになっています。

■2018年1月の住宅ローン金利状況(実質金利)

・変動金利 :0.439%〜2.675%
・10年固定:0.620%〜3.800%
・20年固定:1.110%〜2.950%

>>>今月の住宅ローン金利比較はこちら

やはりこうして見ると、今まで考えられなかったような、極めて魅力的な金利水準ですね!

長期金利も住宅ローン金利も「史上最低水準」であるのは間違いありません。多少の金利変動に一喜一憂せず、着実に超低金利のメリットを享受いただければと思います。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

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