最新の
今、最も人気の住宅ローンをご紹介します。
※当サイトには広告リンクが含まれています。

■トップページ > 住宅関連ニュース > 詳細記事

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

住宅ローン お役立ちコンテンツ

住宅ローン関連ニュース:
アメリカ中間選挙の結果は「ねじれ」 日本の住宅ローン金利への影響は?

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2018年11月8日

今年最大の政治イベントと言ってもよいアメリカの中間選挙が終わりました。結果を見れば、上院は共和党が過半数を握る一方、下院は民主党が過半数となり、「下院の過半数を失った」という点では共和党であるトランプ大統領の「敗北」と言えます。

しかしトランプ大統領は「完全勝利」とのことでどういうロジックでそんなことになるのか興味深いわけですが、彼の会見要旨を引用するとこういうことのようです。

・共和党は下院で議席が大幅に減るという事前予想を大きく上回り、上院の過半数を広げることで歴史に抵抗した。

・私が支持した候補者はものすごい成功を収めた。先週、選挙運動した候補者11人のうち、9人が勝利した。一方、私と距離を置いた候補者は非常に情けない結果になった。正直に言ってほぼ完全勝利だと考えている。

・下院の候補者は多すぎるので、すべての候補者に選挙集会を開けなかった。だが上院の候補者については集会を開き、そして彼らは勝った。私は上院に集中し、すばらしい成功をなし遂げた。

つまりは「共和党は予想に反して下院で善戦したし、直接応援した候補者11人中9人が当選したし、自分が集中した上院は勝利したから」というロジックなわけですね。

善戦しようと負けは負けな気がしますし、「下院も頑張ればよかったのでは?」「上院の勝利が全てあなたの功績ではないだろう」とツッコミたくなる気もしますが、支持者にとってはこうした力強い発言は心地よく響くものと思います。

金融市場にとっても心地よく響いた・・・ということはないのでしょうけれど、中間選挙の結果を受けて主な指標はこのように反応しています。

・米株価:上昇

・米ドル:上昇

・米金利:上昇

つまりは「トリプル高」ということですね。そしてトリプル高で思い出すのは2年前の米大統領選挙でトランプ氏が勝利した時の金融市場の動きです。

要するにマーケットはトランプ氏が勝利しても敗北しても上昇で応じるということで無節操にも楽観的に過ぎる気もしますが、

・前回:トランプ大統領と共和党への期待

・今回:下院民主党がトランプ大統領の暴走を止めてくれるという期待と、共和党が大敗しなかったことによる安堵

があるのかもしれませんね。

ただ単に「不透明感」が払しょくされたことによる自律的な上昇なのかもしれませんが・・・。

いずれにしても気になる米金利については当面、株価上昇を受けての上昇圧力を受けることになりそうです。

ちなみに中長期的に見ても米長期金利の上昇傾向は明らかですね。



これは主に「米国経済の好調」とそれに伴う「アメリカの中央銀行であるFRBの利上げ」によるところが大きいわけですが、「ねじれ議会」となっても米国経済はスローダウンせず、FRBの利上げ方針も変化はないでしょうから、その点でも米金利は上昇を続けるというのがメインシナリオになってきます。

とすると世界の金融市場はつながっていますので「日本の長期金利も上昇する」と考えるのが自然ですね。

しかしこれは半分正しくて半分間違っていると言えます。

半分正しいと言うのは「日本の長期金利に上昇圧力が加わる」という点です。一方、半分間違っていると言うのは「日本の長期金利はイールドカーブコントロールによって上限が決められているのでそれ以上は上昇しない」という点ですね。

日本の長期金利の推移をチェックするとこのようになっています。



アメリカと同じタイミングで上昇を始めた日本の長期金利ですが、2017年に頭打ちとなり、そこからずっと同じ水準を維持してきたことが分かります。これは日銀のイールドカーブコントロールでの長期金利の上限が「0.1%」だったからですね。

グラフを見ると見事に0.1%で上昇が止まってきたことが分かります。

他方、足元ではその上限であった0.1%を超えて上昇していますが、これは7月末に日銀が長期金利の上限を0.2%に引き上げたためですね!

つまりアメリカの金利動向も踏まえれば今後、日本の長期金利は0.2%に向かって上昇していく可能性が高いということです。

本日の長期金利は0.125%ですから、後、0.075%の上昇余地があるというわけですね。

「0.75%」ではなく「0.075%」ですから実際には大した影響はありませんし、上昇したとしてもそれくらいという事でむしろ安心してもいいのかもしれませんが、アメリカの金利上昇傾向が日本の金利にも影響してくるという点も含め頭の片隅に入れておいていただければと思います。

もちろん長期金利が後0.075%上昇するのであれば住宅ローン金利の中でも「固定期間選択型金利」「全期間固定金利」についてはダイレクトに金利上昇していくことになりますのでご注意ください。

なおいつもご案内しているように残る「変動金利」については、長期金利ではなく短期金利に連動していることに加え、その短期金利はイールドカーブコントロールによって−0.1%となるよう誘導されていますので今のところ上昇する余地はありません。

これから住宅ローンを借りようとされている方で金利上昇リスクが気になる方は変動金利タイプの利用を検討してみてください。

変動金利タイプに金利変動リスクがないというのも何とも奇妙な状態ではありますが、それもこれも日銀の異次元緩和とイールドカーブコントロールの影響ですね。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

PAGE TOP

住宅ローン お役立ちコンテンツ

トップページ
New! 2024年4月の住宅ローン金利比較・ランキング
New! 2024年4月のフラット35金利比較・ランキング
住宅ローン金利推移と住宅ローン金利動向について
住宅ローンシミュレーション(シュミレーション)について
住宅ローン審査の9大基準 落ちた理由は?対策は?
最新住宅関連ニュース :
住宅ローンの基本 :
地価動向について
住宅ローン減税/住宅ローン控除について

PAGE TOP

住宅ローン お役立ちリンク

引越し業者一括見積もり
トップページ