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[住宅ローン金利予想2019]
2019年の住宅ローン金利は上昇しても下落しても±0.2%

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2018年12月24日

2018年も残すところあと1週間となりました。早いものです。

では昨年もこの時期に書いた「来年の住宅ローン金利予想」について今年も書いていきたいと思います。

まず、昨年の「金利予想」を振り返ってみるとこういうことでした。

>>>住宅ローン金利予想2018

メインシナリオとしては、「2018年の長期金利はずっと0.1%以下の水準を維持し、住宅ローン金利も大きく上がることも大きく下がることもなく、今の水準を維持する」としました。

また金利が大きく変動するケースとしては「金利をコントロールする国債を10年ものから5年ものに変更する」と言った手法によって「長期金利が0.2%上昇することもあり得る」としました。

では答え合わせをしてみると過去1年間の長期金利と、それに連動するフラット35住宅ローン金利はこのように推移しました。



長期金利もフラット35も全体的には低位安定していたことが分かります。

ただ一方で、長期金利もフラット35も秋以降に年初の水準と比較すると+0.1%程度上昇しました。これは2018年7月末に日銀が長期金利の変動幅をこれまでの「−0.1%〜+0.1%」というレンジから、「−0.2%〜+0.2%」というレンジへ拡大させたためですね。

日銀はこれを「金利引き上げ」とは説明していませんが、金融緩和長期化にともなう副作用=金融機関の収益悪化に目配りしたもので、金利上昇を期待したものであるのは間違いないと思います。

その点では2018年の金利動向は上記「長期金利はずっと0.1%以下の水準を維持する」というシナリオと「長期金利が0.2%上昇することもあり得る」というシナリオの中間という感じでしたね・・・当たらずとも遠からずということでしょうか・・・。

スッキリ当たらなかったのは残念ですが、今般、日銀の隠されてきた「金利正常化=金利引き上げに向けての意欲」がハッキリしたことは来年の住宅ローン金利を予測する上で押さえておかないといけない点だと言えます。

実際のところアナリストの今後の誘導目標の予想は12月現在でこのようになっています。



回答者38人のうち6人が、現状0%となっている長期金利の誘導目標が2019年末には「0.1%以上に引き上げられる」と予想していることが分かります。

つまり今年のような「変動幅拡大」ではなく、より直接的な「利上げ」に踏み切るとのことですね。単純計算すればその確率は16%ということになります。個人的にもその可能性は結構あるのではないかと思います。

ただ一方で。

日本や世界を取り巻く金利環境を考えれば、むしろ「金利低下を促す材料が目白押し」という状況です。

まず国内では2019年10月に消費税増税が予定されています。増税前には一定の駆け込み需要があるのでしょうけれど、増税後はその分だけ景気が落ち込むのは間違いありません。

景気が落ち込めば日銀としては金利を上げることはできません。金利が上がると金融機関はともかくとして、借入をしている企業や個人の支払いが苦しくなり、景気悪化とのWパンチになってしまうからです。

また、なぜ日銀が積極的な金融緩和を行っているかと言うとインフレ率が安定的に2%に到達し、「デフレから脱却」するためですが、その足を引っ張りそうなのが原油価格の下落ですね。過去1年でこのように推移しています。



秋以降、急落していることが分かります。75ドルだったものが46ドルですから4割近い下落ですね!こうした原油価格の下落も当然、物価を引き下げるわけですから「デフレ圧力」となります。

仮に物価全体が再びデフレに向かうのであればやはり金利の引き上げは難しいですね。金利の引き上げは基本的にはデフレ要因になるからです。

ちなみになぜこのように原油価格が下落しているかと言えば今後の世界経済の先行きに懸念が広がっているからです。確かに世界の主要な経済圏を俯瞰すれば心配になることが多いです。

・アメリカ : ハイテク景気の終焉、利上げによる景気減速

・ヨーロッパ : イギリスのEUからの離脱に伴う混乱

・中国 : 米中貿易戦争

とすると素直に考えれば2019年の世界経済は2018年と比較すればスローダウンし、結果的に世界の金利も日本の金利も下がることが予想されます。

つまり、2019年の金利動向は「日銀はチャンスがあれば金利を引き上げたいものの、国内では増税が控え、世界では景気のスローダウンが懸念されている中で、むしろ金利は低下する可能性が高い」ということですね。

ただ仮に下がったとしても上記の通り長期金利の「下限」は−0.2%であることを踏まえれば、現状0.04%の水準から下がったとしても「−0.2%程度」であり、住宅ローン金利も同様に下落余地は「−0.2%程度」という理解で良いかと思います。

一方で、上記のような懸念はあるものの実体経済自体は力強く、世界経済は引き続き好調に推移するというシナリオもあり得ます。もしそうなればいよいよ日銀からすれば金利正常化=利上げのチャンスが出てきます。

とは言いつつまずは新たな上限である0.2%を目指すのでしょうし、仮に「変動幅拡大」から「誘導目標の引き上げ」に一歩踏み込んだとしても、上記の通り恐らく今の「0%」から「0.1%」への引き上げとなるのでしょうから、現状の0.04%という水準から考えると、長期金利は上がったとしても「+0.2%程度」ではないかと思います。

とすると住宅ローン金利もまた上昇余地は「+0.2%程度」ということになります。

つまり2019年の住宅ローン金利は「−0.2%程度下がる可能性がある一方で、+0.2%程度上昇する可能性もある」ということですね。

予測になっていないような気もしますが、ポイントとなるのは、上がるにせよ下がるにせよここ数年のような落ち着いた金利展開になることはなさそう、ということですね。もしそうだとすれば住宅ローン利用者からすれば落ち着かない状況ですが、「下がる可能性がある」という点は素直に歓迎したいと思います。



なお住宅ローン金利について「−0.2%程度下がる可能性がある一方で、+0.2%程度上昇する可能性もある」としましたが、これはあくまで「住宅ローン固定金利」の話です。

人気の「住宅ローン変動金利」については長期金利ではなく短期金利に連動しますが、短期金利はずっとマイナス水準を維持したまま上がりも下がりもせず推移しておりますので住宅ローン変動金利もまた今の金利水準を維持する可能性が高いです。

主要な短期金利である「無担保コール」はこのように推移しています。



2018年秋以降、長期金利が上昇しても全く反応していないことが分かります。上記エコノミストの予想を見てみても2019年末に短期金利の政策目標が引き上げられることを予想している人はほとんどいません。

その点では「住宅ローン変動金利については2019年も今の低金利を維持する」と予測して間違いないと思います。金利上昇の可能性が気になる方は変動金利タイプの利用をご検討ください。

2019年も皆さんが最高の住宅ローンに出会えることを祈っております!参考になさってください。

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