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住宅ローンを利用するにあたり、疾病保障をつけるかどうか検討される方は多いと思います。
自分が健康のまま住宅ローンを完済できれば一番良いのは当然ですが、万が一、自分が死んでしまった場合にも団体信用生命保険=団信がありますので、住宅ローンがチャラになって家族に自宅が残り「不幸中の幸い」と言えますね。
ただそうなってくると残された心配は、その「中間」の「生きてはいるけれど働けない状態」です。
そうした「働けなくなってしまった時」に頼りになるのが「疾病保障」ですね。文字通り「病気になった時の保障」ということです。
この頼りになりそうな「疾病保障」ですが、問題はコストが高いという点ですね。大体「+0.2%〜+0.3%金利上乗せ」というパターンが多い気がします。0.01%でも低い金利を探して住宅ローンを組んだのに、いきなり0.3%金利アップというのは余りに乱暴です。
結局、利用を躊躇される方が多いのではないかと思います。
そうした疾病保障の追加コストが気になる方にオススメなのが、「疾病保障を無料にしている住宅ローン」ですね。中でもこれまで有名だったのが住信SBIネット銀行や新生銀行だったのではないかと思いますが、ここに来て当サイトで人気のauじぶん銀行も疾病保障を無料にしてきました!すばらしい。
ますます住宅ローンの人気がこうした「疾病保障無料」の銀行に集中しそうですね。
ではこの疾病保障が無料となる3銀行の住宅ローンの保障の中身をチェックするとこうなります。
・auじぶん銀行:がん50%保障+全疾病保障
・住信SBIネット銀行:全疾病保障
・新生銀行:介護保障
これらの中では、がん保障がついている分、auじぶん銀行が一歩リードというところでしょうか。早期発見であればガンは結構治りますからね。ガンと診断されただけで住宅ローンが半分に減るのは魅力的ですね。
なお新生銀行の場合は原因に関わらず介護状態になった場合に保障されるもので、内容としては他の2行の疾病保障と大きく変わるものではないと思います。
では今度は疾病保障の中身をチェックしてみたいと思います。
・auじぶん銀行:入院が継続180日以上となった場合、住宅ローン残高がゼロに
・住信SBIネット銀行:就業不能状態となった場合、毎月の返済がゼロに → 就業不能状態が1年続いた場合、住宅ローン残高がゼロに
・新生銀行:要介護3以上または保険会社所定の要介護状態が180日以上となった場合、住宅ローン残高がゼロに
これらの中では就業不能状態になった段階で毎月の返済がゼロになる住信SBIネット銀行の疾病保障が良さそうです。
ただし上記の通り、auじぶん銀行にはがん50%保障がついていますのでそれも含めて比較していただければと思います。
ちなみに有料の疾病保障はどんな内容かと言うと、金利が+0.3%上乗せになる三菱UFJ銀行の場合、こうなっています。
・三菱UFJ銀行:がんと診断されるか、脳卒中・急性心筋梗塞で入院したら、住宅ローン残高がゼロに
さすがに有料だけあって、がんと診断されれば住宅ローン残高がゼロになるほか、脳卒中・急性心筋梗塞で入院しただけでも住宅ローン残高がゼロになるということで確かに手厚いですね!
要するに、上記無料の疾病保障は「本当に困った場合だけに限られる」ということなのでしょう。三菱UFJ銀行の疾病保障の場合はその後で再び復職できる可能性も高そうですので、「保障内容がやや過剰」と思えば無料の疾病保障を選べばよいと思います。
そもそも無料で疾病保障を提供してくれている銀行は限られていますし、上記3銀行は実質金利も低いわけで至れり尽くせりですね!
これからは「金利が低い住宅ローン」ではなく、「金利が低いだけでなく疾病保障が無料の住宅ローン」を選ぶ時代になってきたのかもしれませんね。
今般、auじぶん銀行が住宅ローンに疾病保障を無料でつけたことは、これから住宅ローンを借りようとされている方にも、すでに住宅ローンを借りている方にも、疾病保障について再考するよいキッカケとなりそうです。
参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>