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3月も末日が近づき、一部の金融機関では4月のフラット35/20の金利を発表しております。今月(3月)と比較して4月の金利はこのようになるようです。
・フラット20金利 : 1.22% → 1.21% (−0.01%低下)
・フラット35金利 : 1.27% → 1.27% (変わらず)
来月は、フラット20については5ヶ月連続低下する一方で、フラット35については「変わらず」ということでやや意外な結果となりました。
このフラット35/20の金利のベースとなる住宅金融支援機構債の金利は、今月はこのように決まりました。
・0.32% → 0.31% (−0.01%低下)
来月のフラット20の金利は今月低下した機構債の金利と歩調を合わせた一方で、フラット35は異なる動きをしたわけですね。
ところで当サイトの4月のフラット35/20の金利予想はこうでした。
・フラット20金利 : 1.22% → 1.21% (−0.01%低下)
・フラット35金利 : 1.27% → 1.26% (−0.01%低下)
>>>[2019年4月のフラット35金利予想] 前月比−0.01% フラット35表面金利1.26%?
珍しく「フラット20は当たったけれどフラット35は外れ」という結果になりました・・・残念です。
なお足元の長期金利はこのように推移しています。
2018年7月末に日銀の金融政策の修正があり、これまでイールドカーブコントロールによって「0.1%以下」に押さえられてきた長期金利の「上限」が0.2%に引き上げられました。
その影響もあって2018年9月までジワジワ上昇を続けた長期金利ですが、10月以降は株価下落などの影響を受けて低下基調ですね。本日は−0.095%と、1ヶ月前の水準である−0.025%を大きく下回って推移しています。
こうした傾向が続くようであれば4月はともかく5月以降のフラット35/20の金利は期待できそうですが果たしてどうなるでしょうか。
アメリカの中央銀行であるFRBが「年内の利上げ停止」や「資産圧縮終了」を宣言し、金融市場がその次の「利下げ」を織り込み始めたのか世界で金利は低下傾向ですね。もう一段の金利低下が期待できそうです。
ただ一方で今の緩やかな景気拡大が続く限り、いつか再び金利上昇局面を迎える可能性があります。その場合、日本の長期金利は新たな上限である0.2%に向けて上昇していくことになります。フラット35/20の金利は長期金利と連動していますので、「長期金利が0.2%に到達する前にフラット35/20を借りてしまおう」という考え方もあるかもしれませんね。
フラット35/20の金利と長期金利が連動していることは、これまでの金利推移を見てみるとよく分かります。
もちろん長期金利が0.2%に上昇したところでその影響は限定的であり、フラット35/20の金利が引き続き歴史的な低水準であるのは間違いありませんが、参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>