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4月も末日が近づき、一部の金融機関では5月のフラット35/20の金利を発表しております。今月(4月)と比較して5月の金利はこのようになるようです。
・フラット20金利 : 1.21% → 1.23% (+0.02%上昇)
・フラット35金利 : 1.27% → 1.29% (+0.02%上昇)
来月はどちらも久しぶりに上昇するということですね・・・残念です。
このフラット35/20の金利のベースとなる住宅金融支援機構債の金利は、今月はこのように決まりました。
・0.31% → 0.33% (+0.02%上昇)
来月のフラット35/20の金利は今月上昇した機構債の金利と歩調を合わせて、わずかに上昇するということですね。
ところで当サイトの5月のフラット35/20の金利予想はこうでした。
・フラット20金利 : 1.21% → 1.24% (+0.03%上昇)
・フラット35金利 : 1.27% → 1.29% (+0.02%上昇)
>>>[2019年5月のフラット35金利予想] 前月比+0.02% フラット35表面金利1.29%?
フラット35は当たった一方で、フラット20は外しました。ひねりすぎましたかね・・・。
なお足元の長期金利はこのように推移しています。
2018年7月末に日銀の金融政策の修正があり、これまでイールドカーブコントロールによって「0.1%以下」に押さえられてきた長期金利の「上限」が0.2%に引き上げられました。
その影響もあって2018年9月までジワジワ上昇を続けた長期金利ですが、10月以降は株価下落などの影響を受けて低下基調ですね。
本日は−0.035%ということで1ヶ月前の水準である−0.095%からは上昇しているものの、引き続き低金利です。こうした傾向が続くようであれば当面はフラット35/20も低金利が維持されそうです。
ただ一方で今の緩やかな景気拡大が続く限り、いつか再び金利上昇局面を迎える可能性があります。その場合、日本の長期金利は新たな上限である0.2%に向けて上昇していくことになります。フラット35/20の金利は長期金利と連動していますので、「長期金利が0.2%に到達する前にフラット35/20を借りてしまおう」という考え方もあるかもしれませんね。
フラット35/20の金利と長期金利が連動していることは、これまでの金利推移を見てみるとよく分かります。
もちろん長期金利が0.2%に上昇したところでその影響は限定的であり、フラット35/20の金利が引き続き歴史的な低水準であるのは間違いありませんが、参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>