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気になる同年代の貯蓄残高・住宅ローン残高はいくら?総務省家計調査2019年版

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2019年5月23日

これから住宅ローンを借りようとされている方にとっても、すでに住宅ローンを借りている方にとっても、同世代の方がどれくらい住宅ローンを借りているかというのは気になるところですね。

それを知ることのできるデータが、昨年のこの時期にもご案内した総務省が発表する「家計調査報告」です。その最新データである2018年平均結果が速報されていますので早速チェックしたいと思います。

まず「持ち家率」は2人以上の世帯でこうなっています。

・平均 : 83.4% → 84.9% → 85.9% → 84.7%
・30歳未満 : 27.5% → 30.0% → 32.1% → 30.6%
・30〜39歳 : 58.4% → 59.9% → 62.3% → 64.3%
・40〜49歳 : 77.2% → 76.6% → 79.4% → 78.0%
・50〜59歳 : 85.2% → 86.8% → 87.4% → 86.2%
・60〜69歳 : 91.6% → 93.3% → 93.3% → 91.1%
・70歳以上 : 93.0% → 94.8% → 94.8% → 93.3%

この中では70歳以上の「93.3%」という数値がかなり印象的ですね。やはり「持ち家信仰」は強固です。

一方、ここ数年での変化を見てみると、特に30代の持ち家率が明確に上昇していることが分かります。住宅価格は上昇傾向にありますので、そうした逆風の中、持ち家率が上昇している理由はやはり・・・住宅ローンの金利低下が後押ししているということなのでしょうね。

もしかすると住宅ローンの審査基準が若年層に優しくなっているのかもしれませんが。

個人的には「あえて賃貸」という合理的な考え方も嫌いではありませんが、安心感を求めての「持ち家」という選択ももちろん理解できます。

では次に年代別の住宅ローン≒負債保有世帯の割合ですが、2人以上の世帯ではこのようになっています。

・平均 : 38.1% → 37.3% → 37.5% → 39.0%
・40歳未満 : 52.6% → 57.7% → 59.3% → 61.5%
・40〜49歳 : 64.6% → 62.8% → 64.8% → 65.4%
・50〜59歳 : 54.6% → 52.9% → 53.2% → 53.5%
・60〜69歳 : 27.1% → 27.1% → 26.3% → 26.8%
・70歳以上 : 12.4% → 11.2% → 11.4% → 12.5%

全体としては4割程度ですが、住宅ローン適齢期である40歳代では7割弱となっており、30代〜50代の過半の世帯で住宅ローンのお世話になっていることが分かります。持ち家と同じく住宅ローンも平均的なライフステージに完全に組み込まれているわけですね。

年代別の負債保有率データを個別に見てみると、今回は全体的にも上昇傾向でしたが、中でもはっきり上昇しているのはやはり「40歳未満」ですね。このペースで負債保有率が上昇すれば、数年後には40代を超えそうです。

若い人がマイホームを持てるようになっていることは悪いことではありませんが、ただ無理のない返済になっていないかどうかは気になるところです。それを把握するためにも「負債を保有している2人以上の世帯」で具体的な負債残高をチェックしてみるとこうなっています。こちらも過去の数値と比較してみます。

・平均 : 1,310万円 → 1,357万円 → 1,379万円 → 1,430万円
・40歳未満 : 1,796万円 → 1,898万円 → 1,893万円 → 2,029万円
・40〜49歳 : 1,653万円 → 1,669万円 → 1,629万円 → 1,689万円
・50〜59歳 : 1,181万円 → 1,116万円 → 1,159万円 → 1,277万円
・60歳以上 : 708万円 → 810万円 → 885万円 → 794万円

全体的に上昇していますが、特に「40歳未満」は前年の1,893万円からはねあがり、2,029万円と2,000万円を超えています!やはり気になりますね・・・。

もちろんその分、年収も一緒に伸びていればいいのですが、年収から見た負債倍率は前年と比較してこのようになっています。

・平均 : 740万円/1.9倍 → 746万円/1.9倍
・40歳未満 : 621万円/3.0倍 → 646万円/3.1倍
・40〜49歳 : 786万円/2.1倍 → 785万円/2.2倍
・50〜59歳 : 899万円/1.3倍 → 920万円/1.4倍
・60歳以上 : 625万円/1.4倍 → 596万円/1.3倍

「40歳未満」が一番高いですが、「無理のない住宅ローン残高」は年収の3〜4倍だったかと思いますので、前年から上昇したものの「3.1倍」という水準は今のところまだ問題はなさそうです。

ただもちろん、5倍の人や1倍の人がいての平均3倍かと思いますので、やはり4倍を超える方は今後の返済計画をよく見直していただければと思います。40代になれば子供の教育費などが一気に増えますからね・・・。

もちろん、無理な借り入れが禁物であることはどの年代にも言えることですが。

最後に、同じく「負債を保有している2人以上の世帯」の貯蓄額をチェックしてみるとこうなっています。

・平均 : 1,128万円 → 1,111万円 → 1,142万円 → 1,119万円
・40歳未満 : 528万円 → 543万円 → 533万円 → 585万円
・40〜49歳 : 860万円 → 912万円 → 924万円 → 880万円
・50〜59歳 : 1,324万円 → 1,346万円 → 1,414万円 → 1,428万円
・60歳以上 : 1,654万円 → 1,551万円 → 1,628万円 → 1,530万円

全体的には前年と比較して増えたり減ったりかなり波がありますが、金額自体はいずれも高水準ですね!貯蓄の平均額は、一部のお金持ちの数字が全体を押し上げるため、実態よりも高くなりがちですが、それでもこの金額は参考になりそうです。

例えば今回注目してきた「40歳未満」の方だと平均値を見れば、確かに住宅ローンなどの負債は2,029万円と高水準ではあるけれど、貯蓄が585万円あるので、返済リスクは相応に軽減されているということですね。

年代別の数字をグラフにするとこうなります。



やはり負債の残高に比して貯蓄残高はかなり高めの印象を受けますね!

繰り返しになりますがこれらは平均値であるため、かなり実感より高いとは思いますが、とはいえ貯蓄については参考にする値が高くても問題ないと思います。

これらの数値から「借りすぎかな?」と思われた方は、もしものためにぜひ貯蓄を増やしていっていただければと思います。

一定額以上の貯蓄は積極的に住宅ローンの繰り上げ返済に回した方がいいとは思いますが・・・。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

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