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6月も末日が近づき、一部の金融機関では7月のフラット35/20の金利を発表しております。今月(6月)と比較して7月の金利はこのようになるようです。
・フラット20金利 : 1.21% → 1.12% (−0.09%低下)
・フラット35金利 : 1.27% → 1.18% (−0.09%低下)
来月はどちらも割と大きく低下するということですね!ありがたいことです。
このフラット35/20の金利のベースとなる住宅金融支援機構債の金利は、今月はこのように決まりました。
・0.31% → 0.21% (−0.10%低下)
来月のフラット35/20の金利は今月低下した機構債の金利と歩調を合わせて低下するということですね。
ところで当サイトの7月のフラット35/20の金利予想はこうでした。
・フラット20金利 : 1.21% → 1.12% (−0.09%低下)
・フラット35金利 : 1.27% → 1.17% (−0.10%低下)
>>>[2019年7月のフラット35金利予想] 前月比−0.10% フラット35表面金利1.17%?
珍しくフラット20の方は当たる一方で、フラット35の方は外しましたね・・・残念です。
なお足元の長期金利はこのように推移しています。
2018年7月末に日銀の金融政策の修正があり、これまでイールドカーブコントロールによって「0.1%以下」に押さえられてきた長期金利の「上限」が0.2%に引き上げられました。
その影響もあって2018年9月までジワジワ上昇を続けた長期金利ですが、10月以降は株価下落などの影響を受けて低下基調ですね。
本日は−0.145%ということで1ヶ月前の水準である−0.085%からも低下し、引き続き低金利です。こうした傾向が続くようであれば当面はフラット35/20も低金利が維持されそうです。
ただ一方で世界的な景気拡大が続く限り、中長期的には再び金利上昇局面を迎える可能性があります。その場合、日本の長期金利は新たな上限である0.2%に向けて上昇していくことになります。フラット35/20の金利は長期金利と連動していますので、「長期金利が0.2%に到達する前にフラット35/20を借りてしまおう」という考え方もあるかもしれませんね。
フラット35/20の金利と長期金利が連動していることは、これまでの金利推移を見てみるとよく分かります。
もちろん長期金利が0.2%に上昇したところでその影響は限定的であり、フラット35/20の金利が引き続き歴史的な低水準であるのは間違いありませんが、参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>