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9月も末日が近づき、一部の金融機関では10月のフラット35/20の金利を発表しております。今月(9月)と比較して10月の金利はこのようになるようです。
・フラット20金利 : 1.05% → 1.06% (+0.01%上昇)
・フラット35金利 : 1.11% → 1.11% (変わらず)
来月はフラット20についてわずかに上昇するということです。引き続き低金利ではありますが残念な動きです。
このフラット35/20の金利のベースとなる住宅金融支援機構債の金利は、今月はこのように決まりました。
・0.15% → 0.15% (変わらず)
来月のフラット35/20の金利は、今月の機構債の金利と概ね歩調を合わせるということですね。
ところで当サイトの10月のフラット35/20の金利予想はこうでした。
・フラット20金利 : 1.05% → 1.05% (変わらず)
・フラット35金利 : 1.11% → 1.11% (変わらず)
>>>[2019年10月のフラット35金利予想] 前月と変わらず フラット35金利1.11%?
フラット20の予測については外してしまいましたね・・・残念です。
なお足元の長期金利はこのように推移しています。
2018年7月末に日銀の金融政策の修正があり、これまでイールドカーブコントロールによって「0.1%以下」に押さえられてきた長期金利の「上限」が0.2%に引き上げられました。
その影響もあって2018年9月までジワジワ上昇を続けた長期金利ですが、2018年10月以降は株価下落や世界的な金利低下などの影響を受けて低下基調ですね。
本日は−0.240%ということで先週のこの時期の−0.290%よりはやや上昇したものの、こちらも引き続き超・低金利です!こうした傾向が続くようであれば当面はフラット35/20も低金利が維持されそうです。
米中貿易戦争や中国経済の減速が懸念されていますが、そうは言いつつ世界的な景気拡大が続く限り、今すぐではないにせよ、中長期的には再び金利上昇局面を迎える可能性があります。その場合、日本の長期金利は新たな上限である0.2%に向けて上昇していくことになります。
フラット35/20の金利は長期金利と連動していますので、「長期金利が0.2%に到達する前にフラット35/20を借りてしまおう」という考え方もあるかもしれませんね。
フラット35/20の金利と長期金利が連動していることは、これまでの金利推移を見てみるとよく分かります。
もちろん長期金利が0.2%に上昇したところでその影響は限定的であり、フラット35/20の金利が引き続き歴史的な低水準であるのは間違いありませんが、参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>