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今年の住宅ローン市場の最大のハイライトはやはり「コロナ禍」ですね。影響が顕在化し始めたのは2〜3月ですが、それ以降はやはり住宅ローンの新規貸し出しも減少しているのではないかと思います。
では実際に住宅ローンの貸し出し状況がどうなっていたのかと言うと、そうした「住宅ローン需要」をタイムリーに知ることができるデータが、住宅金融支援機構が3ヶ月に1回発表する「業態別の住宅ローン新規貸出額」調査です。その最新版=2020年4月〜6月期の結果が発表されていますので早速チェックしてみるとこうなっています。
2020年4月〜6月期の結果はこうですね。
・2020年4月〜6月期住宅ローン新規貸出額:6兆1,794億円(前年同期比+0.1%)
前年同期比では−8.1%の減少ということで・・・大幅な減少となっています。やはりコロナ禍の影響でしょうね。
ちなみに主要業態の4月〜6月期の結果はこういうことになります。
・国内銀行 : −8.3%
・信用金庫 : −3.3%
・労働金庫 : −20.8%
・住宅金融支援機構 : +2.0%
全体的に苦戦しているわけですが、今まで好調だった労働金庫が大きく新規貸出を減らしているのが印象的ですね。何があったのでしょうか。
これまでの新規貸出額の推移をグラフ化するとこうなります。
やはり低迷していますね。2020年1月〜3月期が好調だっただけに余計にそう感じます。
フラット35の貸出額と長期金利の推移をチェックしてみるとこうなります。
ただフラット35については堅調ですね。金利がジワジワ上昇したのが多少の追い風となったのでしょうか?
参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>