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コロナ禍でリモートワークに適した戸建て人気が高まっているという話ですが、実際のところどうなのでしょうか?
金額的には高騰が続くマンションとは対照的に戸建て価格は落ち着いて推移しているので、通勤時間等が許容範囲であれば悪くない選択だと思いますが。
そうしたわけで分譲戸建ての具体的な金額の推移をチェックしてみると、リクルート社が先日発表した「首都圏新築分譲一戸建て契約者動向調査」によれば、首都圏新築分譲一戸建ての購入価格の平均はこうなっています。
過去5年を抜き出すとこうですね。
・2016年:4,124万円
・2017年:4,140万円
・2018年:4,297万円
・2019年:3,902万円
・2020年:3,825万円
何と直近2年はむしろ低下傾向なんですね!なるほど、マンション購入予定者の方に見せたくなる数字です。
ちなみに過去5年の専有面積の平均はこう推移しています。
・2016年:98.1平方メートル
・2017年:97.9平方メートル
・2018年:97.6平方メートル
・2019年:97.6平方メートル
・2020年:99.0平方メートル
記者の戸建てイメージからするとややコンパクトではありますが、それでもマンションの1.5倍近い数字となっています。
また過去5年で大きな変化はありません。とすると単価的にも戸建て価格は安定的に推移してきたことが分かります。
とすると恐らく住宅ローンの借入額も安定的に推移しているのではないかと思いますが、こうなっています。
過去5年で見るとこうですね。
・2016年:3,666万円
・2017年:3,736万円
・2018年:3,895万円
・2019年:3,675万円
・2020年:3,662万円
やはりものすごく安定しています。素晴らしい。
残りは自己資金ということになりますが、自己資金についてはこのような調査結果となっています。
過去5年を抜き出すとこうなります。
・2016年:660万円
・2017年:634万円
・2018年:614万円
・2019年:514万円
・2020年:468万円
こちらはなぜか順調に減っており、やや気になるところです。2020年で見れば物件価格が3,825万円なのに対して468万円ということですから1割以上あるものの減っているのはいただけないですね。
それはともかく目安として戸建て購入にあたっては「500万円の貯金」を目標とするのが良さそうです。
ぜひ参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>