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2021年もあとわずかになりました。今年中にコロナ問題が収束し、「正常化」が徐々に進んでいくのかなと期待しておりましたし、実際、秋以降はそうした動きがあったものの、オミクロン型の感染拡大によって半歩後退した感があります。
幸いにしてオミクロン型の毒性はさほど強くなく、重症化リスクも相対的に低そうですので、意外と混乱なく消化していけるのかもしれませんが、いずれにしてもコロナ禍の収束までには紆余曲折がありそうです。
では本題の「2022年の住宅ローン金利予想」ですが、その前にまず、2021年の「金利予想」を振り返ってみるとこういうことでした。
>>>住宅ローン金利予想2021
抜粋すると金利動向としては、「日銀が許容する範囲内で金利がジワジワ上昇していく」「固定金利もフラット35も+0.1%程度上昇する可能性がある」としました。
では答え合わせをしてみると過去2年間の長期金利と、それに連動するフラット35住宅ローン金利はこのように推移しました。
長期金利もフラット35も3〜4月ごろに多少上昇したものの、その後は小動きといった感じで、全体的には「大きな動きなし」ということで終わりました。
その点では、「日銀が許容する範囲内で金利がジワジワ上昇していく」「固定金利もフラット35も+0.1%程度上昇する可能性がある」とした当サイトの予測はやはり外したと言えそうです。コロナのやつめ・・・。
ではここから来年=2022年の金利動向を占っていきたいと思います。ポイントとなるのは
・コロナ禍がいつ収束するのか
・日銀の金融緩和姿勢に変化があるのか
という2点ですが、それぞれ考えてみたいと思います。
まず前者の「コロナ禍がいつ収束するのか」という点ですが、さすがにコロナワクチンも3周目に入り、オミクロンもさほどの毒性がないとすれば、来年には沈静化していくと期待してもいいのではないでしょうか?
とすると世界経済も日本経済も回復していくということになりますので金利は上昇圧力を受けることになります。
実際のところ海外ではインフレが大きく進んでいますからね。利上げの動きが広がっていくものと思います。
ただ金利がどんどん上昇していくということはあり得ません。なぜなら今は日銀がイールドカーブコントロールによって金利を直接的にコントロールしているからです。
そうしたわけで現状のイールドカーブコントロールが維持されている中で、「日銀が許容する範囲内で金利がジワジワ上昇していく」というのがメインシナリオとなってきそうです。
もっと具体的に言えば
・長期金利は最大0.25%程度
・フラット35は最大1.5%程度
まで上昇する可能性がある、と言ったところでしょうか。現状からすればそれぞれ「+0.2%程度上昇する可能性がある」という事ですね。
果たして当たるでしょうか。
ただ当たっても当たらなくても、間違いないのは「金利が仮に上昇したとしても大したことない」ということです。金利が上昇する可能性がある以上、住宅ローンの借り入れ・借り換えは早めの方が良さそうではありますが、とは言いつつ慌てて借りるべき状況でもなさそうです。
冷静にご自分にとってベストなタイミングを探ってもらえればと思います。
なお上記の通り住宅ローン金利について「+0.2%程度上昇する可能性がある」としましたが、これはあくまで「住宅ローン固定金利」の話です。
人気の「住宅ローン変動金利」については長期金利ではなく短期金利に連動しますが、短期金利はずっとマイナス水準を維持したまま上がりも下がりもせず推移しておりますので住宅ローン変動金利もまた今の金利水準を維持する可能性が高いです。
金利上昇の可能性が気になる方は変動金利タイプの利用をご検討ください。
来年=2022年も皆さんが最高の住宅ローンに出会えることを祈っております!参考になさってください。