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2020年はコロナ禍で株価が大きく下がりましたので、同じように住宅価格も大きく下がることが期待されたわけですが、実際には価格が下がることはありませんでした。ステイホームによって家への関心が高まったことに加えて、消費が瞬間蒸発したことにより家計の貯蓄が増えたこともあるのでしょうね。
そしてその住宅価格上昇の流れは2021年にも続き、恐らく今年=2022年も好調を維持するのでしょうね。
都心部においてはもはや高騰している感がありますが、では実際に住宅価格がどのように推移しているかと言うと、国土交通省が1月に発表した不動産価格指数はこのようになっています。
確かに上昇しているわけですが、中でもマンション価格の上昇率は圧巻ですね・・・2013年から8年間、ずっと上昇しっぱなしで「バブル感」が強く出てきています。
これまで比較的落ち着いてきた「住宅地」や「戸建て住宅」についても徐々に上昇傾向にあるように見えます。マンション価格だけが上昇するというのはあまりにいびつでしたが、いよいよ住宅価格全体が上昇することになりますね。気になるところです。
ただ一方で直近の数値を見るとマンション価格がガクンと低下しているようにも見えます。
これでマンション価格がピークアウトし徐々に下がってくれるのであれば庶民としてはありがたいですが、引き続き需要は強そうですし、世界的にインフレ傾向で物価が上昇していますし、国内では給湯器や電灯と言った設備器具がなかなか手に入らないという話も聞きます。
そう考えると直近の価格下落は「たまたま」で、全体的にはまだまだ上昇していくのでしょうね。
地域別に見るとこうなっています。
「前月比」で見る必要はあまりないかもしれませんが、例えば関東地方を抜き出すとこのようになっています。
・住宅地:−0.2%
・戸建住宅:+0.3%
・マンション:−2.6%
戸建て>住宅地>マンションということで、今回はマンションが足を引っ張ったわけですが、上記の通りたまたまなのでしょうね。
こうした住宅価格の上昇がいつまで続くのか分かりませんが、今すぐ下がる要因は見当たりませんので、マイホーム購入を検討されている方はまだまだ上がるという前提で購入計画を検討いただければと思います。
加えてマンション価格に比べれば戸建ての価格は落ち着いていますので、戸建てを積極的に検討してみるというのも手ですね。
もちろん住宅価格が下がるまでひたすら待ち続けるというのも1つの考え方かと思います。
参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>