※当サイトには広告リンクが含まれています。
2月末となりました。主要銀行の3月の住宅ローン金利を速報としてご案内したいと思います。
日銀は3月の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロールによって「−0.2%〜+0.2%」のレンジ内に抑え込んできた長期金利の変動幅を「−0.25%〜+0.25%」に拡大すると発表しました。
下限も広がったものの、上限が上がるということは金利上昇リスクも高まるわけでその後の動きが気になりますが、過去1年の長期金利の動きをチェックするとこのようになっています。
予想に反して一旦は大きく下がった長期金利ですがその後は上昇傾向になっています。
特に足元の金利上昇は急ですね!本日は0.180%まで上昇しています。これは世界的なインフレ傾向や利上げの動きを受けたものですね。
それでもまだ金利水準自体は低いですが、ウクライナ危機で不透明性が増しており注意が必要です。
なお短期金利についても引き続き「マイナス水準」で安定的にコントロールされていますので、住宅ローン金利の中でも「変動金利」については今のところ金利変動を心配する必要はありません。ますます変動金利の人気が広がりそうです。
ちなみに、当サイトでは3月の住宅ローン金利について以下の通り予測しました。
>>>[2022年3月の住宅ローン金利予想] 変動は据置、固定は+0.10%程度上昇
3月の住宅ローン金利は「変動金利タイプは据え置き。固定金利タイプは全体的に+0.10%程度上昇。」としました。
次に3月のフラット35の金利については以下の通り予測しました。
>>>[2022年3月のフラット35金利予想] 前月比+0.08% フラット35金利1.43%?
具体的にはこうですね。
・フラット20金利 : 1.23% → 1.28% (+0.05%)
・フラット35金利 : 1.35% → 1.43% (+0.08%)
では実際にはどうかと言うと、先行して発表した金融機関によれば3月のフラット35/20はこういうことのようです。
・フラット20金利 : 1.23% → 1.31% (+0.08%)
・フラット35金利 : 1.35% → 1.43% (+0.08%)
>>>[速報!2022年3月のフラット35金利] フラット35=1.43%、フラット20=1.31%
今回はフラット20について思いっきり外してしまいましたね・・・反省です。
では本題に戻って3月の住宅ローン金利情報をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2022年3月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.475% → 0.475% (据え置き)
・10年固定 : 0.840% → 0.890% (+0.05%)
・20年固定 : 1.100% → 1.200% (+0.10%)
・30年固定 : 1.600% → 1.650% (+0.05%)
上記の通り長期金利は過去1ヶ月で上がったり下がったりと動きが大きかったですが、三菱UFJ銀行の主要固定金利はいずれも引き上げということですね。
なお上記は表面金利であり保証料(+0.2%)込みでは30年固定金利が上昇しこのようになります。
◆三菱UFJ銀行の2022年3月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.475% → 0.475% (据え置き)
・10年固定 : 0.840% → 0.890% (+0.05%)
・20年固定 : 1.100% → 1.200% (+0.10%)
・30年固定 : 1.800% → 1.850% (+0.05%)
他の大手銀行が追随するのかどうか気になるところですが、みずほ銀行の3月の金利はこうなっています。こちらは最初から保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2022年3月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.825% → 0.825% (据え置き)
・10年固定 : 1.200% → 1.300% (+0.10%)
・20年固定 : 1.650% → 1.800% (+0.15%)
・30年固定 : 1.320% → 1.500% (+0.18%)
こちらも主要固定金利については引き上げということですね。特に30年固定金利は+0.18%と大きく上昇しています。
最後に当サイトで人気の住信SBIネット銀行の金利はこうなります。
◆住信SBIネット銀行の2022年3月の住宅ローン金利(実質・最低金利)
・変動金利 : 0.380%〜0.410% → 0.380%〜0.410% (据え置き)
・10年固定 : 0.680% → 0.730% (+0.05%)
・20年固定 : 1.220% → 1.370% (+0.15%)
・30年固定 : 1.360% → 1.510% (+0.15%)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらも全体的に金利を大きく引き上げですね。
そうしたわけで3月の住宅ローン金利は、今のところ「変動金利タイプは据え置き。固定金利タイプは+0.10%前後引き上げ。」と言うことで、当サイトの予測=「変動金利タイプは据え置き。固定金利タイプは全体的に+0.10%程度上昇。」は割とピッタリ当たったと言えそうです。月初に各銀行の金利をチェックしたいと思います。
なお、すでにこれら3銀行の3月の住宅ローン金利は発表されておりますので確定です。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
局所局所では違和感のある動きもありますが、全体的には長期金利に連動して推移していることが分かります。
しかしこうしてみると、三菱UFJ銀行の10年固定金利は住信SBIネット銀行とほぼ同じですね。人気が出ていそうです。
みなさんが3月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>