最新の
今、最も人気の住宅ローンをご紹介します。
※当サイトには広告リンクが含まれています。

■トップページ > 住宅関連ニュース > 詳細記事

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

住宅ローン お役立ちコンテンツ

住宅ローン関連ニュース:
住宅ローン金利はいつ上昇する?IMFの最新予想2022年4月版をチェック

このページでは、住宅ローンに関する各種ニュースや情報をご紹介します。
2022年5月27日

住宅ローン利用者にとって最も気になることの1つが「いつ金利が上昇するのか?」という点ですね。長らく低金利が続いていますが、それでもやはり中長期的な「金利上昇リスク」が気になるところです。

実際問題、海外ではインフレ対策のために金融引き締めが鮮明になってきており、金利が上昇傾向になっていますので尚更です。

もちろん未来の金利も未来の住宅ローン金利も正確に予測できる人はいませんが、ただ素人よりは専門家、そして専門家の中でも「超一流」の専門家の予測の方がより信頼できると言えます。

というわけで今回は半年ぶりに更新されたIMFの経済見通しとその元となったデータをチェックしたいと思います。

ちなみにIMFとは「国際通貨基金」のことで、為替相場の安定化を目的として設立された国際連合の専門機関の1つです。要するに金融業界の中ではエリート中のエリートであり、つまりは「超一流」ということですから、その見通しも一定の信頼感があります。

ただIMFが日本の未来の住宅ローン金利を直接予測してくれているわけではありませんので、まず今の住宅ローンの低金利が維持されているメカニズムを説明しておきたいと思います。

折に触れてご案内しているように、住宅ローン金利変動のカギを握るのは日銀の金融緩和です。金融緩和が行われれば金利が低下しますので、住宅ローン金利も低下します。

一方、金融緩和が縮小・終了すれば金利も上昇しますので住宅ローン金利も上昇することになります。

ではいつ、どういう時に日銀が金融緩和を縮小・終了させるかと言えば、その基準は明確で「物価上昇率=インフレ率が2%を安定的に超えた時」ですね。

足元のインフレ率がどうなっているかと言うとこうなっています。



3つの指標があり、中でも総合指数はそれなりに上昇している時期もありますが、これは主に「エネルギー価格の上昇」と「生鮮食品価格の上昇」に伴うもので、どちらも値動きが激しいことから本質的なインフレ率を把握する際には控除するのが通例です。

というわけでその2つを除いた指数=緑のラインをチェックしてみるとまだまだ1%弱という水準ですが、以前と比較すればだいぶ上昇してきました。やはりこれも海外のインフレ傾向の影響ですね。

今後の動きが気になるところです。

ちなみに2014年には一時、物価上昇率が2%を大きく超えていますが、これは消費税の影響です。というのも物価は「税込み」なのですね。実際、増税の影響が消えた1年後にはきっちり下がり0%近辺に戻っています。

こうした物価動向を踏まえれば、住宅ローン金利が本格的に上昇する余地は今のところないことになります。日銀も賃金アップが伴わない中での金融緩和縮小には否定的です。

ではその金利をコントロールしている日銀の物価見通しはと言うと半年前の予測と比較してこうなっています。

・2021年度 : +0.0% → +0.1%
・2022年度 : +0.9% → +1.9%
・2023年度 : +1.0% → +1.1%
・2024年度 : 未掲載 → +1.1%

2022年度は「+1.9%」ということで半年前から大幅にアップしているわけですね!ただ2023年度には+1.1%に後退するという見通しですから、この予測通りとなれば、少なくとも2025年3月までは金融緩和が縮小されることはなさそうです。

ただ、より中立的な専門家の見通しを知ろうと思うと日銀以外の予想を探す必要があるわけですが、そうした時に参考になるのが今回取り上げるIMFのデータです。

では前置きが長くなりましたが、そのIMFのインフレ率見通しはどうなっているかと言うと2021年10月発表の見通しは、前回と比較してこうなっています。

・2020年 : −0.027% → −0.026%
・2021年 : 0.168% → −0.256%
・2022年 : 0.538% → 0.984%
・2023年 : 0.664% → 0.827%
・2024年 : 0.833% → 0.928%
・2025年 : 0.953% → 0.996%
・2026年 : 0.963% → 0.966%
・2027年 : 未掲載 → 0.964%

全体的に引き上げられていますが、結論はと言うと2027年までインフレ率が1%弱にとどまるということでつまり、

・少なくとも2027年まではインフレ率は2%に到達しない
 ↓
・少なくとも2027年までは日銀の金融緩和は続く
 ↓
・少なくとも2027年までは住宅ローン金利は上昇しない

ということでいいと思います。

実際には低金利はもっと続きそうですが・・・。

次回のIMFの見通しに注目したいと思います。

参考になさってください。

<日本住宅ローンプランニング編集部>

今月、最も金利の低い住宅ローンはどこ? 最新の住宅ローン金利比較はこちら

PAGE TOP

住宅ローン お役立ちコンテンツ

トップページ
New! 2024年4月の住宅ローン金利比較・ランキング
New! 2024年4月のフラット35金利比較・ランキング
住宅ローン金利推移と住宅ローン金利動向について
住宅ローンシミュレーション(シュミレーション)について
住宅ローン審査の9大基準 落ちた理由は?対策は?
最新住宅関連ニュース :
住宅ローンの基本 :
地価動向について
住宅ローン減税/住宅ローン控除について

PAGE TOP

住宅ローン お役立ちリンク

引越し業者一括見積もり
トップページ