１０月も末となり、一部の金融機関では１１月のフラット３５／２０の金利を発表しております。今月（１０月）と比較して１１月の金利はこのようになるようです。

・フラット２０金利　：　１．４０％　→　１．４８％　（＋０．０８％）
・フラット３５金利　：　１．８８％　→　１．９６％　（＋０．０８％）

来月はフラット２０もフラット３５も上がるということですね。

このフラット３５／２０の金利のベースとなる住宅金融支援機構債の金利は、今月はこのように決まりました。

・１．０８％　→　１．１８％　（＋０．１０％）

来月のフラット３５／２０の金利変動は、今月の機構債の金利変動と歩調を合わせたものですね。

ちなみに当サイトの１１月のフラット３５／２０の金利予想はこうでした。

・フラット２０金利　：　１．４０％　→　１．４６％　（＋０．０６％）
・フラット３５金利　：　１．８８％　→　１．９８％　（＋０．１０％）

＞＞＞［2023年11月のフラット３５金利予想］　前月比+0.10%　フラット35金利1.98%？

今回も微妙に外しましたね・・・残念です。

なお過去３年の長期金利はこのように推移しています。



コロナ禍によって金利が下がるかと思いきや上昇したのは意外でした・・・。

加えて２０２０年３月に日銀がイールドカーブコントロールのもとでの長期金利の上限を従来の０．２０％から０．２５％に拡大したこともネガティブサプライズとなりました。

さらには２０２２年１２月、日銀が再び上限を０．２５％から０．５０％に拡大し、２０２３年７月には上限が１．０％に引き上げられました！実質的な利上げですね。

本日も０．８９０％と跳ね上がっています。残念な動きですね・・・。

今後の金利見通しについては、カギを握るのは金融政策の行方です。インフレ率がこのまま高止まりし続けるのであれば、日銀は再び「実質的な利上げ」にトライしそうですね。

住宅ローンの「固定金利」には上昇圧力となりますのでご注意ください。

ちなみにフラット３５／２０の金利と長期金利のこれまでの金利推移はこのようになっています。



参考になさってください。

＜日本住宅ローンプランニング編集部＞