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6月も末日となりました。主要銀行の7月の住宅ローン金利を速報としてご案内したいと思います。
日銀は2021年年3月の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロールによって「−0.2%〜+0.2%」のレンジ内に抑え込んできた長期金利の変動幅を「−0.25%〜+0.25%」に拡大しました。
さらに2022年12月に変動幅を再拡大し「−0.5%〜+0.5%」としました。
加えて2023年7月には上限が「+1.0%」に引き上げられ、ついに2024年3月にはイールドカーブコントロールそのものが終了しました!
こっそりジワジワ、実質的な「利上げ」が行われてきたわけですが、過去5年の長期金利の動きをチェックするとこのようになっています。
昨年11月に一旦ピークアウトした長期金利ですが、足元では1.050%まで上昇しています。円安基調がなかなか修正されず、日銀の追加利上げ期待が高まっている影響なのでしょう。
ただアメリカの金利が低下傾向になっていることもあり、先月のこの時期と比べれば少し低下しています。
ちなみに、当サイトでは7月の住宅ローン金利について以下の通り予測しました。
>>>[2024年7月の住宅ローン金利予想] 変動はほとんど変わらず、固定は上げ下げ小動き
7月の住宅ローン金利の予想は「変動金利タイプはほとんど変わらず。固定金利タイプは上げ下げ小動き。」としました。
次に7月のフラット35の金利については以下の通り予測しました。
>>>[2024年7月のフラット35金利予想] 前月比-0.02% フラット35金利1.83%?
具体的にはこうですね。
・フラット20金利 : 1.46% → 1.44% (−0.02%)
・フラット35金利 : 1.85% → 1.83% (−0.02%)
では実際にはどうかと言うと、先行して発表した金融機関によれば7月のフラット35/20はこういうことのようです。
・フラット20金利 : 1.46% → 1.45% (−0.01%)
・フラット35金利 : 1.85% → 1.84% (−0.01%)
>>>[速報!2024年7月のフラット35金利] フラット35=1.84%、フラット20=1.45%
残念ながら微妙に外しました。
では本題に戻って7月の住宅ローン金利情報をまとめていくと、まず大手銀行のプライスリーダーである三菱UFJ銀行の金利はこういうことになります。
◆三菱UFJ銀行の2024年7月の住宅ローン金利(表面金利)
・変動金利 : 0.425% → 0.425% (据え置き)
・10年固定 : 1.280% → 1.330% (+0.05%)
・20年固定 : 2.090% → 2.120% (+0.03%)
・30年固定 : 1.920% → 1.950% (+0.03%)
上記の通り長期金利は過去1ヶ月でわずかに低下しましたが、三菱UFJ銀行の主要な金利は逆にわずかに引き上げということですね。
他の大手銀行が追随するのかどうか気になるところですが、みずほ銀行の7月の金利はこうなっています。こちらは保証料(+0.2%)込みの実質金利でいきましょう。
◆みずほ銀行の2024年7月の住宅ローン金利(実質金利)
・変動金利 : 0.825% → 0.825% (据え置き)
・10年固定 : 2.000% → 1.900% (−0.10%)
・20年固定 : 2.650% → 2.500% (−0.15%)
・30年固定 : 2.280% → 2.180% (−0.10%)
こちらは逆にハッキリ引き下げです。
最後に当サイトで人気の住信SBIネット銀行の金利はこうなります。
◆住信SBIネット銀行の2024年7月の住宅ローン金利(実質・最低金利)
・変動金利 : 0.298%〜0.320% → 0.298%〜0.320% (据え置き)
・10年固定 : 1.413% → 1.333% (−0.08%)
・20年固定 : 1.803% → 1.723% (−0.08%)
・30年固定 : 1.843% → 1.763% (−0.08%)
>>>住信SBIネット銀行の最新金利はこちら
こちらもみずほ銀行ほどではないにせよ金利引き下げですね!
そうしたわけで7月の住宅ローン金利は、今のところ「変動金利タイプは据え置き、固定金利タイプは上げ下げまちまち」と言うことで、当サイトの予測=「変動金利タイプはほとんど変わらず。固定金利タイプは上げ下げ小動き。」は合っているような合っていないような・・・月初に各銀行の金利をチェックしたいと思います。
なお、すでにこれら3銀行の7月の住宅ローン金利は発表されておりますので確定です。
ではここで2015年1月からの長期金利と上記銀行の10年固定金利の変遷を振り返るとこのようになります。
局所局所では違和感のある動きもありますが、全体的には長期金利に連動して推移していることが分かります。
みなさんが7月も最高の住宅ローンに出逢えることを祈っております。
<日本住宅ローンプランニング編集部>